ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

2017/031234567891011121314151617181920212223242526272829302017/05

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 先日は久々のS氏自宅会。最近休みが合わない感じだったので、S氏も久々のボ-ドゲ-ム会だったと思うのですが、平日の午後からNさんと3人で夜遅くまで楽しく遊びました。

ホ-ムステッダ-ズ

1.ホームステッダーズ

 まずはコレ。先日私自身がプレイさせていただいて、これは自分よりS氏の好みに合うんじゃないかな?ということで、知人から譲っていただいた『ホ-ムステッダ-ズ』。開拓時代の拡大再生産と競りをメインに練りこまれた力作。コンポ-ネントが第2版になって格段に向上し、製品としての価値もだいぶ上昇したと思ったので、素直にオススメしてみました。

 ということで、この時点でまだシュリンク状態だったので、一応欠品の確認も込めて開封。無事欠品は無し。駒の作りこみや上質のタイルにS氏はさっそく好印象を受けたよう。値段を告げると「安い。買う」の即決でした(笑)。Nさんは一度プレイしたことがあるということで、インストも比較的スム-ズに。さっそく回してみることにしました。

 この作品は拡大再生産(徐々に自分の環境が整備されていく)系の作品なので、ある意味最も重要といえるのが序盤です。少しの差が後に大きな差となってくるので、最も神経を使います。今回は(前回の反省を生かし)鉄を捨てて交易とお金中心の作戦と選択してみることにし、労働者を多めに雇いながら、それでも金を生産できるようになって安定しました。

 中盤「金→銅若しくは家畜」というS(スペシャル)タイルを手に入れ、さらに労働者を5人まで無料にするSタイルを入手してリ-ドを広げます。途中先に欲しいタイルを取られるという大きなミスがあったS氏や、どうしても欲しいタイルに無理をして出費して苦しくなったNさんでしたが、終わってみると意外に僅差で、トップの私と2位の差は5点差。2位と3位はなんと1点差の接戦でした。

 私自身今回は2回目のプレイでしたが、前回よりもこの作品が好きになれたのは好印象。相変わらずのタイトロ-プな感じはどうだったかなと感想を聞いてみましたが、まずます良かったと思います。前回は競りというシステムが作品全体とどうバランスを取れているのかが今一つ掴めない感じでしたが、今回プレイしてみて、決して「競り」という要素が作品を混沌とさせているわけではなく、むしろ収束するような方向性で作用している点は十分評価できる部分だと感じました。

 決して派手さはない作品ですが、妙に味わい深いものがありますね。個人的なリプレイ欲求はこの手の作品にしては珍しく低めなのですが、普通に誘れたら喜んでセッションに加わるくらいのレベルはあると思いました。意外に短時間で(それでも1時間は余裕でかかりますが)収束するのも魅力です。

ベルフォ-ト

2.ベルフォート

 続いては、『ホ-ムステッダ-ズ』と同じTMG社の新作から、昨年のエッセンでも人気があった『ベルフォ-ト』をプレイすることに。何気にこの日はS氏が最近購入したという『エミネントドメイン(完全日本語版)』もありましたから、半分TMG社祭りみたいな感じでしたね(笑)。

 設定はファンタジ-。プレイヤ-は何故か街の建築会社の社長(笑)。エルフやドワ-フ、ノ-ムなどを雇いながら、都合5エリアある街の区画で陣取りゲ-ムという非常にオ-ソドックスな手垢の付きまくったシステム。ワ-カプレイスメント&リソ-ス管理というこれまた目新しくもなんともないシステムは、ちょっと疑問符がつく内容でしたね。

 確かにゲ-ム自体は非常に良く纏め上げられていると思います。シンプルなシステムでありながら、かなり苦しいマネ-ジメントが続きますし、最初から最後まで飽きずにプレイできたことは素直に評価の対象になると思いますが、なんていうんでしょう、とにかく地味なんです^^;

 やっていることが基本的に地味。オモシロ要素をてんこ盛りにして、しかもシンプルで分かりやすくしようと試みた結果、残ったのは逆に味気ない感じの作品という残念な結果になってしまった気がします。最初は凄く面白そうな感じでワクワクするのですが、終盤に向けてどんどんその感じが薄れていくといいますか、作品のスケ-ルが思った以上に小さかったですね。

 実際のセッションは序盤からマ-ケットを2件建てて、「マネ-管理」に特化したことでマネ-ジメント部分ではかなり楽をしていたのですが、肝心の陣取り部分で遅れをとって終始追いかける展開に。それでも最後のラウンドでしっかりと「ラス手番」を確保して、きっちり逆転で勝利。陣取り部分や得点計算に関してはかなり計算できる作品なので、そういう部分での地味さも個人的にはマイナスの印象ですね。

 まぁ基本的にオモシロ要素がふんだんにあるので、エッセンで人気になったというのもある意味納得なのですが、面白いんだけど、基本地味。全体的なスケ-ルは小さい作品というのが個人的な感想です。恐らくですが(何度かプレイして)プレイタイムが短くなってくると、逆にどんどん面白くなってくるんじゃないかなぁ~と想像してます。

トラヤヌス

3.トラヤヌス

 続いてはフェルドの『トラヤヌス』ですね。フェルド好きのS氏はまだ未プレイということで、この日持参してみました。まぁ案の定といいますかル-ルのインストの時点で「うわぁ~これはちょっと摩訶不思議すぎるわ^^;」というS氏のコメント。その気持ちは良く分かります(爆)。

 確かにこの「マンカラシステム」は動きがあまりにも独創過ぎて、初見ですとかなりのプレイヤ-が翻弄されてしまいますよね。もう何度目かのプレイで慣れた私でも、かなりコントロ-ルするのには苦労させられます。「これはあんたやNさんと戦う以前に、まずフェルド自身に負けそうだ><」というS氏の泣き言が延々続きます(笑)。

 個人的にこの作品の良い部分でもあり、また同時に悪い部分でもあると思うのが、基本どの作戦でもある程度いけるバランスの良さです。プレイヤ-は毎手番色々な作戦を念頭に置いてプレイするのですが、実に多くの選択肢が用意されていて、そのどれもがそこそこ点数が伸びるという仕様になっているので、極端な脱落者が生み出されない感じになってます。

 もちろん、有効な手段は存在していて、ちょっとした努力の積み重ねが最終的な差になるわけですが、その差がちょっと地味というか、かなり「ゲ-ム的に」分かりづらい感じかなと。この作品も『ベルフォ-ト』と一緒で、ボリュ-ムが多すぎて逆に地味になるという不思議な結果が存在していると思います。もちろん作品としてきちんと完成されているとは思いますが、脳汁出るほど面白いかと問われると、必ずしもそうではないかなと。

 実際のセッションは経験者の私が中盤から一気に抜け出してそのまま勝利。ある程度大きな差が開くと逆転の要素もそれほどないですし、妨害&失点を誘発する戦術も難しいので、その辺も好みに合うかは微妙な所ですね。まぁそれでも1つ言えるのは、「無駄なことをやらない(アクションを無駄にしない)」ことが大事ですね。今回のセッションではS氏もNさんも、最後無駄な駒が盤上に存在していたので、その差がかなり大きかったと思います。

 ということで、作品としてはまずまずの仕上がりかな?という感じの『トラヤヌス』ですが、デザイナ-としての意気込みというか、手腕というか、姿勢というか、フェルドの才能の豊潤さには感服させられる作品だといえるでしょうね。こういう全く新しいシステムへのチャレンジといいますか心意気は、フェルド自身今一番評価されるべきデザイナ-だといえるでしょう。日本のボドゲデザイナ-も、いつまでも既存の人気システムの流用&模倣を続けるのではなく、リスクはあってもこういうオリジナリティを追求する姿勢を是非見習ってほしいですね。

パスティ-シュ

4.パスティーシュ

 締めは時間があまり無かったので、『パスティ-シュ』をプレイすることに。以前バネストさんで中野さんのオススメマ-クが付いていたので、お歳暮代わりにポチっと購入した作品。その後タイミングを逸して、私にしては珍しくずっと未開封状態だったので、この日無理やり持ち込んでのようやく初プレイです(笑)。

 そして蓋を開けてビックリ!ちょっと凄すぎるコンポ-ネントですね^^;ミニイ-ゼルが付いていたり、豪華な絵画タイルが40枚近くあったり、なによりパレットボ-ドが馬鹿でかい(爆)。滅多にないことですが、しばしの間見惚れてしまいました。

 色を混ぜて、絵画を作るってアイデアは、それこそゲ-ムデザイナ-であれば誰でも思いつくものだと思います。ただ実際にはあまりにも単純すぎて、それじゃあゲ-ムにならないよねって諦めるのが普通ですし、その感覚はデザイナ-にとっては正しいものだと私も思います(どうせやるなら『フレスコ』くらいまでは練りこむのが普通でしょう)。

 でもこの作品は、あえてそのアホみたいなシンプルなアイデアに心中する勇気を感じました。そしてそれを大きく支えているのが前述の圧倒的なコンポ-ネントですね。とにかく用具建ての勝利といいますか、ゲ-ムとして面白い面白くない以前に、プレイヤ-を一種の別空間へ運ぶ不思議なパワ-が存在している作品だと感じました。

 手番になったら6角形の色タイルを配置して、組み合わせによって色カ-ドを獲得し、それをまたパレットや他プレイヤ-と交換しながら自分の絵を完成させるという、あまりにもドイツゲ-マ-を馬鹿にしたようなこの単純な作業が、これが意外に面白いんですよね。他のプレイヤ-との絡みなんかもほとんど希薄なんですけど、誰かが絵を完成させると、みんなで「おぉ~すげ~!」って素直に感心できるセッションは、普段勝敗にはとことん拘る私でも、久々に「負けて心地よし!」という心境に達することができる作品でした(笑)。

 非常におしゃれでスタイリッシュですし、有名な絵画や色の勉強にもなるし、さすがはIQ集団メンサが選ぶボ-ドゲ-ム賞を受賞するだけはありますね。ちょっと色タイルの組み合わせとかのパズリング部分で拒否反応が出る人もいる気がしますが、それでもちょっとした合間に持ち出す作品としては、コンポ-ネントも含めて最高級ですね。全員一致で高評価。さすがばねさんのオススメ。すべらんなぁ~♪


 ということで、少し長めの作品が多かったせいかゲ-ム数自体は少なめの自宅ゲ-ム会でしたが、その分ガッツリ遊べましたね。気が付くと寒波到来で外は猛吹雪。車が雪に埋まってて反省会がてらの夕食会へはちょっと苦労しながらの移動となりましたが^^;夕食会では日本ボ-ドゲ-ム大賞のアンケ-ト記入で盛り上がったりと、終始にぎやかなゲ-ム会でした。これから3月末くらいまでは個人的にメチャ忙しい時期なので、なかなか個人的なゲ-ム会は厳しいのですが、もしまた休みが合うなら春先にでも再度企画したいですね。byタカハシ
コメント
この記事へのコメント
ありがとうございます。
お褒めいただきありがとうございます。
照れます。
2012/01/31(火) 20:56 | URL | なかのまさゆき #-[ 編集]
Re: ありがとうございます。
おくればせながらあけおめです。

> 照れます。

照れんでもええがな(笑)。ってのは冗談で、最近あんまし売り上げに貢献できてませんが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。いつも意欲的な作品の仕入に痺れてますが、相変わらず(ばねさん御自身の)お財布に厳しいお店ですね><いろいろあるかとは思いますが、お互いにまた1年なんとか乗り切れることを願います。

そうそう、ばねさんに個人的にお願いがございますので、折をみてメ-ルなどで御連絡&御相談をさせていただきます。ではでは。
2012/02/01(水) 08:55 | URL | タカハシ #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://nbgc.blog63.fc2.com/tb.php/467-2438d89a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。