ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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 クリスマスウィ-クエンドとなった先週の日曜日。午前中にプライベ-トの用事が入るも、午後は空いていたので、2ヶ月ぶりに新潟県央ボ-ドゲ-ム会さんの月例会へ参加してきました。会場に到着すると既に午前中組が熱戦を繰り広げておられたのでしばし見学。昼食休憩をはさんで午後1のセッションから参加させていただきました。

マンハッタン

1.マンハッタン

 まずは『マンハッタン』から。もう一方の卓は、午前中に人数の関係でル-ルインストの段階でペンディング中だったという『ランカスタ-』でしたから、せっかくインストしたということでそちらはそのままのメンバ-が卓につき、こちらは残っていたメンバ-2人と相談して、こちらの作品をチョイスしてみました。

 久々にプレイするのに、ル-ルは全然忘れないくらいシンプルなこちらの作品。しかしそれでいながら年間ドイツゲ-ム賞に輝いたその実力は20年近くたった今も色褪せません。後に『プエルトリコ』を世に放つザイファルトの初期の名作ですから、何気に良い作品をチョイスしたと思います。

 この作品の唯一の問題点といえるのが、手番順の有利不利です。基本フリ-置きの陣取りなので、後手番有利なのと、時計回りにスタ-トプレイヤ-が移動するので、最終局面で先手番ですとかなり不利な状況が生まれます。また、特定のプレイヤ-がリ-ドした場合は、残りのプレイヤ-である程度そのプレイヤ-を潰していかないと逆転が難しいのも人によってはバランスが悪いと考える方もいらっしゃるかもしれません。

 ということで、私以外の方はいずれも初プレイだということでしたから、この辺はインストの段階で軽く説明しました。「手番順によってそのラウンドに使用するビルの高さを調整するのは良い作戦です」くらいは説明したかと思います。

 さて、実際のセッションは何気にカ-ドが偏る感じ^^;他のプレイヤ-を妨害したくても思うようにいかない局面が続きます。いち早く世界一高いビルの独占に成功したプレイヤ-が序盤から大きくリ-ド。とりあえずこれでタ-ゲットはロックオンです(笑)。

 終盤世界一高いビルを奪回したり、もう一人のプレイヤ-と協力してトップを執拗にマ-クしながら猛追を図りますが、どうも僅かに届かない感じ。これは上手く逃げ切られましたねと感心していたら、最終ラウンドに何故か私以外の両名で猛烈な叩き合いが始まって雲行きが怪しくなってきます。

 結局セッション後に悔んでおられたように、その時点で2位の私を叩くべきところ、最下位プレイヤ-と叩き合ったのがやはり直接的な敗因につながってしまい、なんと私が1点差で大逆転勝利を収めてしまいました。

 ということで、劇的なクライマックスに盛り上がったわけですが、私自身、自分が逆転で勝利したことよりも、なんとも悔しい結果になってしまった方に「いやぁこの作品面白いですね~!」と喜んでもらえたことの方が嬉しかったです。こういう良いセッションができたときは、この趣味を続けていて良かったと心から思います。

トランスヨ-ロッパ

2.トランスヨーロッパ

 続いては『マンハッタン』のセッション中に数名会場にいらっしゃったので、この時点でまだ『ランカスタ-』は時間がかかりそうということでしたから、残った5人で時間調整に『トランスヨ-ロッパ』をプレイすることに。何気に(姉妹品の『トランスアメリカ』を含めて)初プレイという方が多かったのと、あくまでも時間調整が目的ということで、拡張ル-ルは採用しないことに。しかし、これはあとでよくよく考えてみたら微妙な選択だったかもしれませんね><

 こちらの『トランスヨ-ロッパ』は、もともとの『トランスアメリカ』に比べて、山岳や河川の2重線路が多く、また各色の目的地カ-ドも位置が広範囲に分かれているのが特徴で、多人数プレイですとかなり目的地の引きゲ-に近い感じになるのですが、2重路線が多いからこそ拡張ル-ルが生きる面もあったかなぁ~と少し後悔しました。

 この作品。最初にプレイするときは、たぶんいずれのプレイヤ-もコツを掴もうとする以前に、どうしても線路の接続を優先してしまいがちですが、慣れてくると「自分が引かなくても(繋がなくても)、相手が繋いでくれる」という感覚や、「将来つながった場合に相手が有利になるか、自分が有利になるかの取捨選択」が思考に入ってきますので、それなりにゲ-マ-でも楽しめるようにはなります(あくまでも「それなりに」ではありますが^^;)。

 結局今回はカ-ドの引きは最悪でしたが、繋いでくれたタイミング、線路が伸びた方向がスゴク良い感じに私に有利に働いたので、結局3戦中2回も一番にあがることができた私が勝利。ちょうど『ランカスタ-』の方も決着がつきそうでしたので、良い感じで時間調整になったようでした(笑)。

メキシカ

3.メキシカ

 続いては再度卓分けをして、こちらは4人で往年の「怖い顔シリ-ズ3部作」から『メキシカ』をプレイすることに。年間ドイツゲ-ム賞(サイコロマ-クとのダブルクラウン込み)に輝いた『ティカル』。重厚かつ魅力的なシステムでフリ-クを魅了した『ジャワ』。そしてこの『メキシカ』と、いずれも当時としては最新の「アクションポイントシステム」を搭載した素晴らしいこの3部作は、今なお遊びつがれる名作中の名作ですね。

 ちなみに私自身の好みからいえば、『ジャワ』→『ティカル』→『メキシカ』の順なので、あくまでも『メキシカ』に関しては3番手の作品なのですが、前述のとおり3番手云々よりもこのシリ-ズ全体のレベルが非常に高いので、当然『メキシカ』に関しては誘われたらまず間違いなくプレイする作品といえます。

 また、少しパズルチックな面が強い一方で、シリ-ズ全体を通じてみれば一番システムがシンプルではないかと思われるこちらの作品は、場合によっては一番面白いと評価する人もいるくらい(私の友人もその一人)なので、今回久々のセッションの機会が到来したことはとても興奮しました。

 さて、実際にプレイしてみると「あ~この感じこの感じ」とプレイ感覚を思い出しながらの手番進行は本当に楽しいですね。「アクションポイントシステム」は少しダウンタイムが長くなる傾向があるのですが、この作品に関してはかなり見通しが効くので、ダウンタイムの最中にも色々と作戦を練れる点と、かなり他のプレイヤ-を牽制する動きが多いので、他人のプレイを見ていても飽きないのが素晴らしいですね(笑)。

 終盤。私の後ろに駒を置いて私自身を身動き取れないようにした方がおられたので、仕方なくその領域を大量得点のチャンスがあるエリアにして逆転を狙うことにしたのですが、これが大きな勝負の分かれ目で、その時点で私以外の誰がそのエリアに参入してくるかで勝負が決まる展開となりました。

 ここであるプレイヤ-が、私自身をトップとみるか、他のプレイヤ-をトップとみるかの選択となり、私自身の助言(「もし私を叩きたいのでしたら、(私自身のTOPが確定している)その巨大エリアに参入するよりも、他の高得点エリアで私を2位以下に落とした方が得点効率は上ですね」)に乗っかってしまい、結局その巨大エリアにはその時点で私とトップ争いをしていたプレイヤ-に入られ、どうもここで逆転を許したようです。

 最後は再逆転へ向けて色々と思考するも、貯めこんだ追加アクションチップを全部消費しても、どうにも1アクション足りません><結局その1手の差で再逆転できず(あと1手あったらちょうど1点差で逆転でした)、最後の最後で届きませんでした。

 しかしながら、久々の『メキシカ』でここまでの熱戦ができたのは、非常に満足度の高いセッションでしたね。『ティカル』&『ジャワ』に関しても、これは久々に棚から引っ張り出したい衝動に駆られました。結構悩ましい陣取りで頭脳を酷使したので他の方たちはだいぶお疲れのようでしたが、私はすぐにでも再戦したいくらいでしたよ(笑)^^

ホ-ムステッダ-ズ

4.ホームステッダーズ

 締めは最近周りで面白いと評判だった『ホ-ムステッダ-ズ』をようやく初プレイさせていただくことに。第2版が発売されたことで、最悪ともいえるコンポ-ネントが改善されたらしく、何故か同一会場内に存在していた初版の中身を確認させていただいたのですが、確かにこの初版は酷いですね・・・ボードが歪んでる^^;シュリンク状態の未開封品としてコレクタ-アイテムとして評価するならまだしも、そうでないなら第2版の方がかなり価値は高そうです(初版の牛の駒には目が書かれているのはチャ-ミングですけどね^^;)。

 さて、今回は私ともう一方が初プレイ。もうお二人は何度目かのプレイということで、最初にタイル一覧表を配られたのですが、さすがに小1時間ほど時間をいただけるのであれば色々考えますが、初プレイでそこまで研究するのもあれなので、基本ル-ルを聞いた後はとりあえず大まかな勝利得点ラインを教えていただいてゲ-ムスタ-ト。

 オ-ソドックスな拡大再生産と、いわゆる「ところてん式の競り」がメインのこちらの作品。確かに巷で評判になるほどの練りこまれたシステムは、初プレイでも様々な戦略性が感じられる素晴らしい仕様でしたが、単純に手放しでこの作品を評価できるかに関しては、私は少し疑問を感じました。

 というのも、まず手番数が少ないので、拡大再生産特有の序盤から失敗が許されない綱渡り感が強烈なのと、途中で路線を変更するのがかなり難しいシステムデザインは、プレイヤ-の選択幅をかなり狭めているようで、これはこれで1つのプレイ感なのだろうとは認識しましたが、好みは分かれるだろうなぁと感じました。

 あと、ところどころに強力なタイルがあるので、それらのタイルをキ-としながら、下手したらゴ-ルから逆算してまである程度の計画性を練る必要性に迫られる感じは、まず何度も繰り返し遊ぶことを前提としていて、経験者と初心者の同卓でのセッションをちょっと困難にし過ぎている感がありました。

 しかし、この強制的なリプレイを受け入れることができるメンバ-に恵まれて、また全員が同時に熟練度を高められる環境下にあれば、これはかなり面白い作品になるのではないでしょうか(思えば『レ-スフォ-ザギャラクシ-』なんかもこのタイプですね)?まず1回しか作品をプレイしないような方には、恐らく面白さの半分も伝わらない作品だと思います。

 実際のセッションは、経験者の方に序盤から中盤に環境を整備されてしまい、その時点でほぼ逆転不可能が確定して、それ以降は傍観者確定な感じでした。しかもそれ以降は私自身そのトッププレイヤ-以外の方にはちょっかいを出さないプレ-を最後まで貫きましたが、何故か逆に他のプレイヤ-に叩かれて良いとこなしでジ・エンド。かなりこの作品に慣れ親しんでこないと(このシステムでは)この辺のマルチ感は出せないのかなぁ~と思った時点で、既にある「ところてん式競り」をメインとした『アメン・ラ-』や、何故か最近新版再販が決まった『エボ』には、もしかしたら及ばない作品なのかなとも。

 とにかく、綿密な計画性による拡大再生産のサバイバルレ-ス。一見「競り」というインタラクション性を生かしているように見えますが、一度差が付くとかなり一方的になるので、その辺を踏まえたプレイヤ-の熟練度を問われるシステムは、フリ-クであるならばまず間違いなく挑戦すべき作品といえますが、一般向けとしてはかなり難しい位置づけといえるでしょうね。まずは「何度も同じ面子で繰り返し遊ぶこと」。これが必須条件ですね。


 ということで、ゲ-ム会自体はまだ続くようでしたがここで私はおいとますることに。恐らくはこのゲ-ム会でのセッションが今年のゲ-ム納めになるんじゃないかなと。今のところ年末年始でボ-ドゲ-ム会を開く予定はないので、次は来年早々にあるOASEさんの月例会かな?今年も1年お疲れ様でした。皆さん良いお年をお迎えくださいね。byタカハシ
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