ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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 先週の日曜日はOASE新潟さんの月例会へ参加してまいりました。会場へ到着すると、久しぶりに主催の梶さんがお見えになっててビックリ!今現在お子さんを棋士に育成中(笑)ということで、休日はなかなか時間が取れないとのことでしたが、年度末ということもあってお顔を出されたのでしょう。案の定数ゲ-ムプレイなされた後は、道場で頑張っている息子さんを迎えに行くということで早退なされてました^^;

トラヤヌス

1.トラヤヌス

 まずは、フェルドの話題の新作『トラヤヌス』からですね。タイトル表記は現代語の「トライジャン」。でも本来の意味は古代ロ-マ帝国皇帝の「トラヤヌス(これはラテン語読み)帝」ということで、国内でのタイトルもすんなり『トラヤヌス』に決まったようです。この日は何故か会場に2個存在しましたが、やはりフェルドの新作だけあって注目度は高いのでしょう。

 そして何といっても、今作の注目点といえば「マンカラシステムのボ-ドゲ-ムへの転用の可能性」ですね。アフリカの伝統的なアブストラクトゲ-ムの1つで、国技にもなってる国も存在する「マンカラ」。その基本的なシステムをボ-ドゲ-ムに組み込もうというのですから、これはエッセン前からかなり気になってました。

 結論からいえば、これ素晴らしい出来だと思います。面白いかどうか(いや個人的には面白かったですが)を抜きにして、新しいシステムの構築にチャレンジしたデザイナ-の才気は十二分に感じられる力作だといえるでしょう。既存の人気システムの流用や、どこか寄せ集め的な作品が多い中、最先端の人気デザイナ-がチャレンジ精神を持ってゲ-ムデザインをしている。これだけでも評価に値しますね。

 今回はテストプレ-に近い面もあったので、インストは別の方にお願いしたのですが細かいル-ルの間違いなどはあまり気にせず、その時々で修正しながらのセッションとなりましたが、これがシンプルながらかなり難解なシステムだったので、上手く戦術がはまった私のほとんど一方的な展開に^^;

 基本的には自分のボ-ド上で駒を動かすだけなので、あまり他人を気にせずにプレイに集中できるのは良いのですが、とにかく「マンカラ」の動きにやられます^^;慣れれば数手番先まで予約できるので2度3度繰り返すごとにセッションの質も向上するのでしょうけど、最近の傾向なのか、そこまでの過程を得られないまま埋もれてしまう気がするのと、やはり経験者とそうでない方との差がかなり出そうな部分も個人的にはどうなのかな?と懸念材料が少なくないのも事実だといえるでしょう。

 私自身はかなり高評価なのですが、はたしてそう頻繁に卓が立つ作品になるとは思えないだけに、プレイ機会は逃さないようにしなけりゃなりませんね^^;

ヴォ-パルス

2.ヴォーパルス

 続いては、国産ゲ-ムで最近かなり評判が良いという噂の『ヴォ-パルス』をプレイ。ゲ-ムマ-ケットでも完売の人気作ということですが、システムは『世界の七不思議』よろしく「ドラフト」ということで、この点だけは私も知ってました。ただし、インスト担当の方も強調なされてましたが、『世界の七不思議』とは別ゲ-ムとのこと。まぁ全く同じだったらそれはそれで問題なわけで(笑)、そうでなくては作品としての価値は薄いですからね。

 さて、実際にル-ルを聞く前に、まずは全体的なカ-ドイラストの雰囲気は、これは良いですね。カ-ドゲ-ムで雰囲気が良いのは、これだけでゲ-ムに対するかなり印象が変わります。決して上手い(細かく書き込まれた)絵柄ではないのですが、色使いが非常に落ち着いていて凄く好印象です。

 肝心のゲ-ムシステムは、これは私的にはインスト担当の方が強調なされるほどのオリジナリティは感じられず、『世界の七不思議』の「軍事」に注目して、そこにアレンジを加えた作品という位置付けで良い感じがしました。全体的に見てかなり推考を重ねたと思われる各種カ-ドの数字のバランスや、枚数の構成などはなかなかのものだとは思いましたが、あえてこの作品を手に取りたい!という魅力はあまり感じられませんでした。

 その理由は、まず逆転の要素の少なさですね。これは言い換えれば戦略の選択肢の少なさともいえるのかもしれません。『世界の七不思議』とは異なり、「軍事」の勝利得点が常に3点であること。これはデザイナ-があえて意図してそうデザインしたのだと思いますが、今回のセッションでは私自身がずっとトップでそのまま逃げ切った展開になってしまったこともあって特にそう強く感じました。

 あとは、私自身カ-ドの構成(中身)が良くわからなかったので、適当に「肉作戦(勝手に命名w)」を選択したのですが、これが思いの外強烈で、これに対するメタ勝負なるんじゃないかな?と感じたのも理由の1つです。もともと「ドラフト」というシステムは、作品全体としての奥深さが出にくいものという私自身の持論があるので、あえて『世界の七不思議』よりもさらに単純明快なこちらの作品を選択する理由は、自分の中には見つけられませんでした。

 もし「ドラフト」というシステムを流用して意欲的な作品を作るのであれば、『操り人形』と『世界の七不思議』。やはりこの2作品は常に意識して、そことどう差別化を図るかを上手く考える必要があると私は思います。似たような作品を出すのであれば、初めからある程度ハンデがある。しかしデザイナ-はあえてハンデを承知でそこに挑んだんだろう、という気持ちでこちらは構えてしまうので、どうしても最後辛口コメントになるのはしょうがないかなと思います。

森の賢者

3.森の賢者

 時間調整でワレスの新作トリックテイキングをプレイ。国内未流通ということでまだ正確な邦題は分かりませんので勝手に『森の賢者』としておきます。『森のオランウ-タン』よりかはましかなと^^;

 さて、ワレスのカ-ドゲ-ムにはあまり良い印象を持っていない私自身としては(笑)、この作品もインストの段階からかなり?が頭に浮かぶ感じでした。完全なるメイフォロ-の超簡単システムですが、実際はかなり運要素とプレイヤ-同士のこねくり合いが存在する変則的(変態的)なトリックテイキングでしたね。

 この作品は、最も大きい数字をプレイした人と2番目に大きい数字をプレイした人が、自分以外の人がプレイしたカ-ドを獲得して、ある一定のカ-ドの組み合わせを達成したら場の得点カ-ド(常に5枚表示)と交換するというシステムなのですが、これが全くいって良いほどの見通しが効かない盲目的なカ-ドのプレイの連続につながり、誰もが「あぁ~それならこうプレイするよね」みたいな感じでまるで全員ロボットのようなプレイ感はガッカリの一言。

 ワレス自身、普段トリックテイキングなんかプレイするのかしら?って疑問に思うほど、トリックテイキングの面白さは全く感じられない作品でした(もしかしたら全く新しいトリックテイキングなのかもしれませんがw)。『ウントチュ-ス』もそうだったですけど、個人的なワレスのカ-ドゲ-ムとの相性の悪さを特に感じました。この人『数エイカ-の雪』の反動が出たんでしょうか(爆)?。最近何故か多作のワレス氏、もしかしたらクニツィア博士と一緒で2号、3号がいるのかもしれませんね・・・^^;

ケベック

4.ケベック

 続いては『ケベック』ですね。前回のプレイ&その後のプレイでかなり個人的には高評価のこちらの作品。古き良きオ-ソドックスなドイツゲ-ム臭と、最新の得点決算システムの融合が今のところ新鮮味をかなり感じとれている部分が気に入ってます。

 ということで、今回は前回細かい部分でル-ルをアレコレ間違っていたので、自作のリファレンスも作成してのリキの入ったセッションとなりましたが、はたしてどうだったのでしょうか?

 この作品はボ-ドゲ-ムでは最近では特に珍しい、「自分の手番の行動は1回のみ」というシンプルさが売りでもあるのですが、しかし実際は局面が毎回変化して状況がコロコロ変わるものすごく戦略性の高い作品だと言えます。全部で4回ある世紀(決算)のタイミングがいつ訪れるのか?はたまたその時に自分はどこでどう優位性を保てるのかを常に念頭に置く必要があるので、初見ではかなり見通しの悪い印象を抱くことになるでしょう。

 今回のセッションは一人経験者の私が、前回同様序盤で走るも、中盤で逆転される苦しい展開に。しかし、第3世紀での強力な大量得点がウィニングム-ブとなり、そのまま私が大差で逃げ切って勝利するという展開でした。

 案の定、セッション後の感想戦は「これ、どうやって良いか全くわからない作品ですね」という意見が相次ぎました。確かに、私自身まだまだこの作品に関しては見えない部分が非常に多いので、どうして自分が勝利したのかについては、まだあまり詳しく分析はできませんが、単純に言えば(他の多くの作品もそうであるように)「自分に有利な状況をいかにうまく作り上げるか」は,特に注意する必要があるかと思いますね。

 まず間違いなく有効な作戦は「連続する2つの色で最多数を取る」ということ。これは得点効率が跳ね上がるのでかなり強力です。逆にいえば、トップにこれをさせないプレイも重要になってきます。こういう部分が見えないままプレイをしていれば、この作品を何度プレイしても勝てないでしょうし、面白さや駆け引きの奥深さも理解できないと思います。

 ちなみにですが、この作品で「交渉」を入れるのは止めた方が良いかもしれませんね。トップを叩くためには、今はこうすべきなのでは?くらいの助言ならまだしも、こうするからこうしてくれ!みたいなことになったら収拾がつかなくなりそうです^^;この辺はインストの段階で注意点としてあげても良さそうな気がしました(まぁ大抵初見のプレイヤ-の方は交渉までは至らないケ-スがほとんどですけどね^^;)。

ハギス

5.ハギス

 締めは3人で『ハギス』をプレイ。同社の『レジスタンス』にばかり注目が集まってましたが(日本語化も決まったようですね。あれのどこを日本語化するのかはわかりませんが^^;)、個人的には圧倒的にこちらの作品が好み。もう少し前にプレイできていれば昨年度のランキングに十分ランクインしていたことでしょう。

 とはいえ、この手の作品(『大貧民』の亜種)が好みでない方には特にオススメはしません。ゴ-アウト系のトリックテイキングは、国内にとどまらず海外でも人気のシステムなのですが、色々と明確なアレンジがなされているので、それぞれに個性があって良いですね(この辺は前述の『ヴォ-パルス』とは多少異なる気もします)。

 この作品の大きな特徴は「全員が最初からジョ-カ-を持っている」ということ。この今までにないシステムがかなり味わい深いプレイ感を醸し出しています。みなさん『大貧民』を遊んだことがある方なら分かると思うのですが、終盤で相手が自分よりも上のランクのカ-ドをプレイしてくるかどうかのギャンブルをする瞬間の、あのドキドキ感をかなり感じられるように仕上がってます。

 あと、えてしてこの手の作品は最初の手札によって勝ち負けが決まってしまう部分が大きいですが、前述のとおり誰もが切り札を持っているので、局面によってはタッグを組んで特定のプレイヤ-の勝利を阻止したり、一発逆転が存在したりと、プレイのドラマ性がかなり高まっているのも大きな魅力といえるでしょう。

 まず間違いなく何度も何度も繰り返し遊んで、その度に面白さが増す作品だとは思いますが、今回は残念ながら1セッションのみで終了。ショ-トゲ-ムの250点先取でプレイしましたが、100点前後までは横並びのなかなか良い勝負でしたが、終盤は一気に私が突き抜けて最後は押し切りましたね(そういやトップの5点ボ-ナスをすっかり失念していたので、実際はもっと早く決着できていた気がします^^;)。

 『ハギス』、『タイチュウ』、『ピ-パ-』(『グレ-トダムルチ』は個人的にイマイチw)の3作品の黄金タッグは、しばらくの間王者に君臨しそうです。


<思いつく限りで他の卓で遊ばれていた作品>
・パリスパリス
・対戦型シミュレ-ションゲ-ム(タイトル不明)
・ネイバルバトル
・たんとくお~れ
・クォリア-ズ

 ということで、今年最後のOASEさんも無事終了。来年もまたよろしくお願いします。

 ちなみにNBGCは次週(今週末)開催予定です。こちらもどうぞよろしく。では。byタカハシ
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