ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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 先週末は数年ぶりの長岡ボ-ドゲ-ム愛好会さんの月例会に参加してきました。長岡ボ-ドゲ-ム愛好会さんは新潟ではかなり老舗のゲ-ムサ-クルさんでしたが、主宰のさかいさんが仕事の関係上心身ともにかなり多忙な感じになってしまい、数年前からオ-プンな月例会は開催を見合わせざるを得ない状態が続いていました。

 ところが、最近になってさかいさんの代わりに長岡のボ-ドゲ-マ-のじゃんさんが月例会を復活させてくれる運びとなりまして、その復活1回目の月例会に馳せ参じたというわけです。

 少し遅れて会場に到着すると、すでにゲ-ムが行われてましたがそこには見慣れた顔がチラホラ。同じく遅れてこられた県央ボ-ドゲ-ムさんのSTBさんと、はむさんとははじめましての御挨拶を交わし、そのゲ-ムの終了を待ってさっそくゲ-ム会のスタ-トでした。

パトリツィア

1.パトリツィア

 まずは県央さんのお二人とシャハトの『パトリツィア』からスタ-トですね。リクエストに答える形にはなったのですが、何分私自身プレイしたのはもう数年前のこと。ル-ルも結構忘れておりインストに手間取ったのは大変失礼しました><。

 この作品。以前プレイした際は確か5人でのプレイで、シャハトのカッツリキッチリデザインが、どうも逆作用するようなシステムに戸惑い、かなり自分の中では評価が低かった作品でもあったのですが、今回3人でプレイしてみたら意外と面白いことが判明して良かったです。『マンハッタン』よりも全然面白いですねという感想も聞かれたほど盛り上がれました。

 『王と枢機卿』とかもそうですが、シャハトのデザインはかなりキッチリと作りこまれているので、多人数のように手番と手番の間で場の状況が変化しすぎてしまうような場合は、その魅力は半減するんじゃないかなと思います。この『パトリツィア』に関しても、3人がベストといっても良さそうな感じでした。

 実際のセッションは最後に駒が足りなくなる事態が生じ、結果的にそれで点数を取れなかった私が2位でした。最後に駒が足りなくなる状況が発生したのはまぁ別として、短い時間でサクサク遊べる良作を改めて見直す機会に恵まれたことに関しては感謝したいですね。

ビブリオス

2.ビブリオス

 続いてはまだ他の卓が終わっていなかったので、時間調整に『ビブリオス』をプレイ。すでに全員経験者ということでル-ルのインストは不要ということでサクサクスタ-ト。

 この作品前半部分で「見えていない」部分に対し、どこまで想像を働かせられるかも勝負の別れ目。今回はとにかく写本を引けなかったのでできればサイコロ1個で勝負を決めたかったのですが、なんと茶色の写本に対して全員が他のプレイヤ-が集めているという幻想を抱いた結果、最後わずか2点でサイコロゲットという波乱が生じて勝負あり。

 所持金勝負に持ち込んだ際に勝てるように、最後の最後に5点分の茶色を現金に換えてしまった私は判断ミスで2着。どうにも悔しい結果でしたが、それでもこういう意外な結果も生じることが分かって、これまたあらためてこの作品の奥深さを知らされました。やはりこの作品は名作ですね。

スカベンジャ-

3.スカベンジャー

 続いては午前中にもう1作品ということで、じゃんさんのインストで『スカベンジャ-』をプレイさせていただきました。イメ-ジとしては多人数での『バトルライン』ですという触れ込みでしたが、実際は『バトルライン』とはだいぶ違う感じの作品でした^^;

 3つのキャンプ場にカ-ドをプレイしていって、それぞれのキャンプ場で最もプレイしたカ-ドの数の合計が多かったプレイヤ-がそのキャンプ場から食材をゲットできて、都合4つのレシピを完成させたら勝利というこちらの作品。まぁシステム的にはかなり古臭いイメ-ジですが、ほとんど全てのカ-ドには特殊カ-ド(この辺は『バトルライン』の特殊カ-ドに近いといえなくもないですね^^;)が付いているので、意外に駆け引きが多く楽しめました。

 まぁプレイ後の感想にもありましたが、3つのキャンプ場なので、3人よりも4人プレイの方が面白いかもですねというのは、確かにその通りかと思います。実際のセッションも最後はまだ終わらないですということであえて妨害プレイをしなかったところ、あ、実は終わってましたという結果でなんとも尻すぼみな感じに^^;もしかしたらいちいち他の人の進行状況をチェックしないで済むように、獲得した食材等は秘匿情報でも良かったかなと思いました。

 ともあれ、じゃんさんの素晴らしいカ-ドの日本語化はプレイアビリティを何倍にも増幅していて、個人的には結構楽しめました。ちょっと1回目ではなかなかプレイ感を掴みづらい作品かもしれませんが、これは意外な佳作だと思います(くれぐれも『バトルライン』とは別の作品であることには御注意を!)。機会があれば是非今度は4人で遊んでみたいですね。

ラムと名誉

4.ラムと名誉

 昼食休憩をはさんで午後からは少し重めの作品ということで、『ラムと名誉』の卓に参加させていただきました。フェルドは今でこそ有名なゲ-ムデザイナ-になりましたが、この『ラムと名誉』をアレアシリ-ズに発表した時は、まだそれまでのシリ-ズの過去の名作と比較されすぎてしまって、いまいち評判は上がらなかったことを覚えてます。

 それでも私や私の友人の間ではこの作品は結構評判が良くて、今まで何度もプレイされてきた思い出の作品の1つでもありますので、今回久々のプレイ機会に恵まれたのは嬉しかったです。たぶん今は新作をガシガシ遊ぶよりも、むしろこうした過去の名作をリプレイした方が有意義な時代になってきつつあると思われます。

 さて、おそらく初めてこの作品に触れる方は、パッと見自分の仲間を増やす作戦(プレイ)が強そうだという印象を受けると思われますが、実は必ずしもそうではなく、実際私は今までにはいろんな勝ち筋に出会ったことがあるので、なかなかに戦略性は高い作品と認識してます。ポイントは手番の得点効率ですかね。

 ということで、さすがに今回は経験差がありすぎたのか、サイコロの目にも恵まれて大差で私が勝利。プレイ時間も長考者が紛れ込むと意外に5ラウンドあるので2時間オ-バ-クラスなのですが、思いの外サクサク進んで2時間以内で終了したのも良かったです。

マグナムサル

5.マグナムサル

 続いては、これまた国内ではまだ珍しい作品。『マグナムサル』ですね。最近勢いを増す一方のチェコのメ-カの作品ということですが、本国ドイツの老舗メ-カが迷走(!?)を続けるのをしり目に、フリ-ク向けの作品を隣国の新興メ-カがどんどん発表しているというのが今のボドゲシ-ンだと思います。

 この作品に関しても、フリ-クが大好きなワ-カプレイスメントシステムを駆使したオ-ソドックスなスタイルを踏襲しており、全体的に見てもなかなか上手くまとめ上げている秀作なのですが、極端に目新しいようなものが感じられないのは、もうこの手の作品に関しては先行する作品が多すぎるからなんでしょうね。

 簡単に言えば、より難易度が増した『フレスコ』といったところでしょうか(まぁあちらはワ-カプレイスメントというよりもプログラミングビットゲ-ムだとは思いますが^^;)。地下から岩塩を掘り出して王様に献上する。色々な要素が実に良く絡み合って、フリ-クならやはり『フレスコ』よりもこちらを好む方も多いでしょうね。

 しかし、この作品の最大の問題点は、とにかく他人の邪魔をしながら自分の利益を追求するということを徹頭徹尾最初から最後まで貫徹しなければならないため、爽快感が全く感じられないのと、どのプレイヤ-も基本的には同じ動きをするので、ほとんど一本道のワ-カプレイスメントとなり、あれこれ悩む要素は少ない反面、戦略性があまり感じられない(逆にマルチ性は高い)システムになっているのは、少し盛り上がりに欠けるかなと。

 結局、必然的に他のプレイヤ-がよほど結託をしない限り、手番数を稼げるアイテムを多数入手したプレイヤ-が逃げ切る展開を阻止しづらく、結果として私個人のリプレイ欲求は極端に低めでした。実際のセッションもそのようなプレイヤ-が他のプレイヤ-にダブルスコアに近い独走で、ちょっとゲ-ムバランスが悪い(というよりもゲ-ムバランスを出すのには相当苦労する)作品だなぁという印象を受けてしまいました。

 また、私自身ル-ルを一部勘違いしており(5つ目の献上でそのラウンドを終了しますとインストされたので、5つ目の献上プレイヤ-が現れたら即時そのラウンドが終了するものと思っていたのですが、実はスタ-トプレイヤ-の右隣までは手番を回すので、6つ目以降の献上も可能であるということをゲ-ムの途中で知らされました><)。一度プレイしたらあれこれ作戦を考えたい要素も多かったのですが、やはり地味な展開が続くのは大きなリプレイ欲求にはつながらないですね。非常にエレガントさを感じる作品でしたが、その辺は残念でした。

ブレ-キングアウェイ

6.ブレイキングアウェイ

 続いては、何名かお帰りになられたので、残った面子(5人)で『ブレイキングアウェイ』をプレイすることに。何気にけがわさんがベストレ-スゲ-ムの1つに挙げるこちらの作品。今まで大まかなル-ルは知っていたものの、私自身は未所有の作品でしたので、今回念願叶っての初プレイです。

 さて、実際のプレイですが、いやはや流石は人気の作品だけあって、練りこまれたシステムが実に美しく、しかも完璧に機能する様はもはや芸術作品の域といえるでしょうね。このシステムを思いつき、また完成させただけでもそのデザイナ-としては生涯の評価の対象になり得る作品といえるでしょう。

 ル-ルを単に読み込むだけでは、絶対にこの感動は得られません。噂にたがわず、この作品は是非多くのプレイヤ-に体験してみて欲しいと思いました。ちょっとコンポ-ネントがあまりにもチ-プ過ぎるので(笑)、どこかのメ-カが本気でリメイクしてくれないかなと期待せずにはいられませんね(自作しようかな^^;)。

 よくよく考えてみれば、この作品のように大集団でトラックを走る自転車競技は存在せず、途中のスプリントポイントやゴ-ルの2倍ポイントとかも、いってしまえばゲ-ムのために存在するシステムなのですが、そんなことはもはや関係ありません。なぜならばそれこそが面白いからです(爆)。

 実際はどこで抜け出すか、どこまで足を貯めるかの駆け引きが非常に重要なポイントで、奥は相当に深いのですが、まぁあまり悩むとプレイリズムが崩れて面白くないのと、基本常に3択(4択)なのでさほど悩みこむことも少ないのが実に良くできてます。今回も白熱したレ-スは最後まで大盛り上がり。1マスの差が実に悩ましい傑作を体験させていただきました。

パシフィックタイフ-ン

7.パシフィックタイフーン

 ここでさらに1名減ったので、締めは4人で『パシフィックタイフ-ン』をプレイすることに。多人数マルチカ-ドウォ-ゲ-ムとしては名作ともいえるこちらの作品(シリ-ズ2作目にして完成の域です)。第2次世界大戦の太平洋艦隊戦をテ-マに、日本軍とアメリカ軍の熾烈な戦いを描いたシステムはなかなかのものです。

 41年から45年まで、スタ-トプレイヤ-が毎回選択する戦場によってプレイ可能なカ-ドが限られるので、慣れないと毎回何もできない状況が続くので、手札交換は何枚でも可能ル-ルが個人的には面白いのですが、今回はノ-マルな1枚交換のル-ルだったため、未経験者の二人はなかなか苦労していたようでした^^;

 最後はお互いこの作品を所有する私ともう一人のプレイヤ-の一騎打ちとなりましたが、席順で上家に座った私はやはり相当不利でして、見事最後は撃沈されました><

 ヒストカル&マニアックなたくさんのカ-ドはどれもウォ-ゲ-マ-にとってはたまらない魅力を持った物ばかりですので、面子によっては相当盛り上がれる作品なのですが、なかなか一般のゲ-ム会では難しいでしょうね(笑)。あまり悩まず、チュド-ン!ギャ-!とワイワイ楽しめれば一番この作品のスペックが出るかなと(爆)。


 ということで、久しぶりの長岡ボ-ドゲ-ム愛好会さんの月例会は、新主催者のじゃんさんの意欲的な個人輸入作品がたまらない魅力を発しておりました。最近ギ-クに邦訳がポンポンあがるようになったので、個人輸入してまでも人気&話題作を入手する方はかなり増えましたよね。そういう熱意のおこぼれにあづかってしまえる贅沢さ。フリ-クゲ-マ-にとっては何とも魅力的なゲ-ム会です。

 会場の場所が少しわかりづらく、駅からも少し遠いということで(一応歩いた方の話では15~20分くらいだそうです)なかなか大勢の方が殺到するのは難しいかもしれませんが、駐車場も完備してますし是非今後も定期的に開催していただければ、新潟県のボドゲファンの選択肢が増えるので喜ばしいことだと思います。じゃんさんの話では土曜日開催をメインに考えておられるとか。日曜開催のサ-クルが多いので、それもまた魅力ですね♪byタカハシ
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