ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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本年度の日本ボードゲーム大賞が決まりました。

『キャット&チョコレート』 Qvinta Essentia 川上亮 作

キャット&チョコレートTRPG風のカードゲーム。プレイヤーの自由意志に基づく行動判定がメインということで、かなりメンバーに対する依存度が高い作品と思われますが、コミカルでキュートなカードイラストや小説家でもあるデザイナーのお題が雰囲気満点で、知らず知らずのうちにハチャメチャな解答が飛び交いそうな良質のコミュニケーションゲーム。TRPGからボドゲの世界に入ってくる人は少なくなく、そういう方達にも高く評価されている点は非常にポイントが高いといえるでしょう。今年フランスのメーカーから別タイトル&別テーマでのリメイクが決定してる注目作です。


 はぁ~『キャット&チョコレート』ですかぁ~。また絡みづらい作品が選ばれましたね・・・^^ウチ(NBGC)やOASE新潟さんの常連さんでこれに投票した人は多分いないでしょう。結構意外に思われた方って少なくないのでは?と想像してます。

 前もってお断りしておきますが、私はこの作品が大賞に輝いたことに対しては結構好意的に評価してます。まがりなりにも「日本ボードゲーム大賞」は国産のプライズ。国産のアナログゲームが受賞するのは素晴らしいことだと思います。

 ただし、プライズ自体に対する疑問というか、不明な部分というものがやはりどうしても残ってしまう感じだったので、所感というかいくつかポイントを分けながら自分なりの見解を述べたいと思います。

1.2位以下「日本語版」が並んだことについて

 これは正直意外でした。ゲーマーのプレイスパンってのは非常に早くて、どれほど面白いと言われる作品でもせいぜい発売された年度に数回遊ばれる程度。たまに引っ張り出されることはあっても、再び脚光を浴びるという状況は極めてレアといえるだけに、『電力会社』、『ル・アーブル』、『レースフォーザギャラクシー』などのかなりクセのあるフリークゲームが上位にランクインしてきたのは驚きです。これは日本語版を進めてきたメーカーも嬉しい結果といえるでしょう。たとえタイムラグが生じているとしても、しっかりと良作が評価される土壌があるというのは良い傾向だと感じました。

2.獲得点数の低さについて

 1位の『キャット&チョコレート』ですら360点。総投票人数が約400人なのですから、5点満点の平均をとっても1,200点は入ってもおかしくないのに、その半分の600点にすらはるかに及びません。2位以下との差が結構あるように思われがちですが、実はかなりのロースコア決着だったと思います。ただし、実はこれは理由は明確で、リストに挙げられてる作品数がちょっと多すぎるんですよね。ウチみたいなゲームサークルの常連さんでも、たぶん半分も消化できていないリストの中から選ばせるってのはちょっと問題ありかなと。「日本語化ブーム」の到来に上手く合わせる意味では、もう少しリストを絞る必要があったでしょうね(例えば「日本語版」ならびに「国産ゲーム」オンリーにしてみるとか)。

3.投票人数の少なさに関して

 400人という人数が本当に少ない数字なかどうかは正直分かりませんが、先日おのさんが推計されたボードゲーマー人口と照らし合わせると、やはり圧倒的に少ないという印象を私は受けます。プライズの知名度も低いのかもしれませんが、もし400人で選ぶプライズならば、400人で選ぶなりの他の良い投票方法があったのでは?と感じます。今年に関しては月例会の日程の関係で、投票を告知しようかなと思っていたところ、OASE新潟さんで先に投票が行われてしまったので、常連さんが重複していることもあってあえてウチでは告知しませんでしたが、やはり地道な広告も大事なんでしょうね。ここの広報価値なんて鼻くそみたいなものですけどw来年は忘れずに投票の呼びかけに協力したいと思います。

4.プライズの位置づけの不明感について

 数年前に組織票で大賞が決まるという失態をしでかしている「日本ボードゲーム大賞」。毎年選ばれる作品は「その年国内で一番好評だった作品」というものを国内外にアピールするものとして機能させようと努力を続けて来られたと思うのですが、前述のとおりここ最近の「日本語化ブーム」、「国産(同人)ブーム」の流れからすれば、バリバリ最前線の「ドイツゲーム(プレイヤー)」との格差を埋めることはもう不可能に近い気がします。「その年国内で一番好評だった作品」の主語が、もはやマニアなゲーマーではなくなっている今、いろいろな意味でプライズの価値感がブレてきているのは間違いないので、来年以降は思い切って明確な方向性を示す必要性があるのではないでしょうか。

5.ゆうもあゲーム賞について

 数名の有識者が選定するというこちらの賞。この賞は最近出来たものですが、正直今年の結果からすると、その存在意義は薄れてきてるんじゃないでしょうか?本家の大賞ともうほとんど棲み分けが出来ていないと思われます。「普及に貢献」ってのもちょっとよく分かりづらい評価基準ですし、個人的には本年度は「該当なし」という結論に至った点は非常に高く評価してますが、実際問題として来年以降は不要な賞になってくると思います。

 「日本ボードゲーム大賞」は、NBGCとしてはサークル立ち上げ当初から注目し、一貫して協力させていただいている賞です。そして長らくこの賞の結果を見ているものとしては、どうもプライズの方向性がきちんと定まっていない印象を受けております。それはここ数年の国内のボードゲーム事情の激的な変動が、大きな要因であることは間違いないと思いますけど、逆にそういうときだからこそ、主催者側で明確なプライズの道筋、価値観を示していって欲しいなぁ~と期待してます。とりあえず、来年以降は400人という今年の総投票人数を踏まえて、「投票することに意味があるような賞」というのを是非目指して欲しいですね。具体的にはまずリストの大幅削減が早急な命題でしょうか?今回の投票層は4月号のゲームリンクで発表ということですが、それらも含めて興味深く読ませていただきたいと思います。byタカハシ
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