ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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 先日NBGC月例会50回開催を記念して、常連の皆様にアンケートをお願いしたのですが、その結果といいますか、とりあえず現時点での我々のフェイバレットゲームが決まりましたので発表したいと思います(御協力本当にありがとうございました)♪

 アンケートでは、皆様に「自分自身のオールタイムベスト10作品」と、「すべらないゲーム=(各々が考えるところの)誰が遊んでも面白いと思う作品(全部で30個くらい!?)」をお答えいただきましたね。皆様思った以上にしっかりとお答え下さいまして、おかげさまで実に興味深い内容であるとともに、私自身の宝物になりそうなほど貴重な資料となりました。

 ということで、今回はそれぞれの作品で「オールタイムベスト」に挙がっていれば2点、「すべらない」に挙がっていれば1点(重複している場合は2点)として集計し、最も高得点を叩き出した作品を「すべらないゲーム大賞」として認定してみました(一応「すべらないゲーム大賞」と銘打つからには、「最低でも誰か1人はすべらないゲームに挙げていない場合は、どんなにベストに挙がっていても0点」という縛りを設けてます)。

 その結果、意外な作品がナンバー1に輝くことに・・・

電力会社 F・フリーゼ作(2Fシュピール社 2004年)

電力会社(1)

 まさかこの作品が選ばれるとは思いませんでしたね~。F・フリーゼの代表作にして歴史的大傑作『電力会社』です。当然のように「すべらない」というからには、「分かりやすいルール」で、「難易度低め」が選ばれるだろうと予想してましたから、私の中での大本命は『乗車券』、対抗はやはり『カタンの開拓者』あたりだろうなぁ~と考えてましたので、よもやこの作品のような「バリバリのフリーク向け」が選ばれるとは本当に意外でした^^;

 総勢7名中、実に4人がベスト作品に挙げたこの作品。確かに約1名が「すべらない」に挙げなかったら、前述の「縛り」によって実質0点だったわけでして、ギリギリのセレクションだったことは事実なのですが、それでも『乗車券(8点)』、『カタンの開拓者(7点)』を退けての堂々たる1位なのですから、本当に立派といえるでしょう!

電力会社(2)この『電力会社』は2004年発表の作品ですが、実は「新版」という位置づけでして、「旧版」は2001年に同じくフリーゼのデザインで作られています。「旧版」の『電力会社』も発表当時から非常に評価の高い作品でしたが(今でも「旧版推し」のマニアもいるほどw)、様々な点で改良され実に完成度の高い作品として世に出たのはちょうど『カタンの開拓者』発売から10年が経とうとしている年でもありました。何故私がここで『カタンの開拓者』の名前を出したかといいますと、この作品は『カタンの開拓者』以降、様々なデザイナーが成し遂げられなかった、『カタンの開拓者』を超える完成度を誇る作品だと思うからです。御存知のとおり『カタンの開拓者』は今現在も多くのファンに愛される素晴らしい作品ですが、その魅力の最たる部分は、「ボードゲーム」における実に様々な要素が詰めこまれていて、そのそれぞれが素晴らしく高度な次元でまとまっている点にあるといって良いでしょう。「交渉」、「ダイスロール」、「リソースマネージメント」、「陣取り」、「特殊カード」などなど、普通であれば1作品に1つくらいの「面白い要素」が、これでもか!といわんばかりにふんだんに盛り込まれていて、しかもそれらの全てが見事に作品全体を彩っている。こんな完成度の高い作品は『カタンの開拓者』以降は皆無に等しい状況でした。そこに現れたのが『電力会社』です。『カタンの開拓者』よろしく「交渉」の要素は含まれませんでしたが、それに代わって新たに「競り」というやはりプレイヤーインターアクションの高い要素をシステムに組み込み、「マネージメント」と「陣取り」の要素を適度な「運」をミックスして纏め上げた手腕は、まさに見事としか言いようがありません。案の定多くのフリークに絶賛されたそのシステムは、今なお輝きを失わずにボードゲーム史の一大金字塔として光り続けています。

電力会社(3)もともと私がこの作品に出会ったのは『バネスト』の特価品コーナーに並んでいたのがきっかけでして、「(輸入の段階で)箱に少し目立つ傷が付いてるから、多少値引きしてあげるよ~♪」って言われて購入したのですが、その後実際仲間内で遊んだ瞬間に「バネさん本当にアリガト~><」と心の中で感謝したのは言うまでもありません。第1印象からそれほど衝撃を受けるくらいこの作品には驚かされました(もちろん私の中で当然のベスト10入りしてます)。実に良く出来た作品。一言で感想を言うならばまさにその一語に尽きます。私自身が「ボードゲーム」に求めているものの多くがそこに具現化されてました。それまでは作者のフリーゼに対しては、非常に「ボードゲーム」を「知っている」デザイナーでもあり、タイトルに「F」を付けたがるといった茶目っ気とは裏腹に、実に基本を抑えたシステム構築が出来る稀有な才能を持っているという印象を受けてました。基本的にはオーソドックスなスタイルなのですが、それでいてスタイリッシュな面もあって、(『電力会社』以前も)「実に個性的な作品を発表するデザイナーだなぁ~」とは思ってました。でも『電力会社』はもうはなから次元が違う感じでしたね。結局それ以降もこの作者には毎回期待してはいるのですが、なかなかこの作品の印象が強すぎて(期待が大きくなり過ぎて)裏切られ続けています(一昨年辺りに出た『ファウナ』などは新機軸の「クイズゲーム」として非常に良かったのですが、やはり『電力会社』の前ではどうしても霞んでしまいますね)。一度代表作というか、傑作を生み出してしまうとどんなジャンルでもあとが苦しいのは一緒ですね><

電力会社(4)また、昨年この作品が発売されてから5年以上経って「日本語版」が発売されときも驚かされました。ほとんど「言語依存」がない作品であるにもかかわらず、何故今になって「日本語版」を発売する必要があるのだろうか?、さらに言えばもっと他に優先すべき作品があるんじゃないの?みたいに思ったりもしましたが、なるほどこうして決して「フリーク揃い」というわけでもない田舎のサークルでも、ここまでの人気があるとすれば、この作品を「日本語版」を通じて出来る限り多くの方の目に触れさせたいという狙いが、もしそこにあったのだとすれば、その慧眼には素直に頭を下げなければなりませんね。確かにプレイ時間の長さや、マネージメントの厳しさ、ゲーム自体の難易度からすれば、必ずしも一般的にオススメできる作品ではないのかもしれませんが、実際にこの作品を遊んでみて、その人(やその仲間連中)が「ドイツゲーム」にはまれるかどうかを図るといういう意味においては、もしかしたら今現在のスタンダードは『カタンの開拓者』などではなく、実はこの作品なのかもしれませんね。これから先の10年は、「私は『電力会社』を遊んでこの趣味にどっぷりはまりました!」みたいな方が増えてくるのかもしれません。拡張MAPや発電所も次々と発売され、今や『電力会社』シリーズは不動の人気を誇ってます。つい最近も「日本MAP」も発売されたりと、未だにその人気は衰える気配を見せません。フリークはもちろんのこと、初心者やライトプレイヤーでもその面白さが理解できるほど、この作品の完成度は高く、幅広い層に愛される作品であることが理解できただけでも、今回のアンケートを実行した甲斐があるというものです。「NBGCすべらないゲーム大賞」は文句なしでこの作品に決定です!!


 ということで、まさかまさかの『電力会社』。同じようなアンケートをすれば、きっとこの結果はそれぞれのサークルさんで異なるものと思いますが、この作品を選んでくれた常連さんにはある意味で感謝の念を抱かずにはいられませんね。本当に「よくぞ選んでくれた!」と言いたいです♪これからも機会を見つけて積極的に『電力会社』を遊べると良いですね。byタカハシ

※おまけ(2位以下の作品:総合5点以上で「すべらない認定」w)

(8点):『乗車券』
(7点):『カタンの開拓者』
(6点):『アクワイア』、『乗車券スイス』、『乗車券メルクリン』、『頭脳絶好調!』、『ラー』
(5点):『6ニムト』、『サンダーストーン』、『スモールワールド』、『ブラス』、『ワードバスケット』
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