ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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 先週の日曜日はOASE新潟さんの2月月例会でした。

 先月に引き続き、常連さんの欠席が目立ち参加者は全部で5人。5人だと必然的にゲームが限られてくるので辛いところですね^^;まぁどれも楽しいので個人的には問題は無いのですが、遊べない作品(4人まで)とかあるとやはり寂しいです><

藪の中

1.藪の中

 まずは、昨年来巷で噂の!?『藪の中』ですね。「藪の中」といえば言わずと知れた芥川龍之介の作品。映画「羅生門」の原作でもあります。私は芥川龍之介の作品の中では「杜子春」が大好きで、小学校低学年の読書週間で読んで以来、ほとんど毎日読み続けていたら丸々暗記してしまったほどハマった思い出があります(もちろん今ではあらすじは覚えてますけど、冒頭の数行すら思い出せません^^;)。

 さて、原作にならってこの作品は殺人事件の犯人当てがテーマになってます。シュールなデザインに対してシンプルでありながら考え所の多いシステム。またカードの枚数構成が原作と実にリンクしている点など、唸らされる部分が非常に多く、なるほどこれは巷で噂になるわけだなと納得させられました。

 一方でこの作品は、単純に一人負けを決める作品ですから、ゲームの面白さというか味わいみたいなものが必ずしも感じ取れるかはちょっと微妙な印象も。他人をはめるブラフの要素があるにはありますが、それを全員が共有して感じ取ることは難しいでしょう。最後の勝敗の付け方なんかももう少し練りこめたんじゃないかなと。

 あと、作品の内容以外にも一部マーキングみたいな部分もありましたし、良く考えなくても普通にトランプとチップさえあれば遊べてしまう内容物というのは、いくらなんでもシンプルすぎwアイデアやテーマとかの着眼点は素晴らしいものだと思いましたが、こと「ゲーム」としてはいまいちな気がしました(可能性は感じるんですけどねぇ?)。

 実際のセッションは、確率4分の3で当たるところを2回外してピンチだったのですが、手番順の関係でなんとか負けは免れました(笑)。もう少しドキドキ感を味わいたかったですね。

暗黒の金曜日

2.暗黒の金曜日

 続いてはフリーゼの新作『暗黒の金曜日』ですね。「ブラックマンデー」ならぬ「ブラックフライデー」ということで、「F」が大好きなフリーゼの洒落の利いたタイトルの作品ですが、中身はかなりしっかりと作りこまれた「株式ゲーム」でした。

 手番でやれることも至ってシンプルで、かなり「オールドタイプ」なシステムは今時珍しいくらい硬派でしたが、結論から言えばこれがちょっと硬派過ぎるんじゃないかな?と思ったのが正直なところです。「エレガント」なシステムといえば聞こえは良いのかもしれませんが、この作品に限っては「エレガント過ぎてつまらない」といった感じで、とにかく「株式ゲーム」なのに「株価を操作できるポイント」がほとんど限られているのに対して、ダラダラと長時間かけて構築していった自分の環境が、「袋から引かれる株トークン」というなんとも運任せな要素によってガラガラと崩れ去るのはちょっと乱暴すぎる印象を受けました。

 「暗黒の金曜日」というタイトルからすれば、そういう「株の怖さ」みたいなものを表現したかったのでしょうけど、それにしてはシステムをエレガントにガッツリと作りこみすぎましたね。厳しい見方になりますが、ちょっとここ最近の作品の流れからすると、フリーゼに関してはデザイナーとしての才能の限界が見えてきた感じがしました。

 実際のセッションは、株価が高騰した瞬間に一発売り抜けで大量の資金を得た方がそのまま押し切って勝利!3時間近くセッションして、その一瞬で勝負が付いてしまったのはちょっと萎えました><もう少し短時間で(55分という箱の表記くらいw←これもジョークでしょう)仕上げてくれればかなり良ゲーだったろうに・・・

世界の七不思議

3.世界の七不思議

 続いては、まぁ5人なら無難に・・・ということですっかり定番の『世界の七不思議』をプレイ。

 私自身散々オススメしておいてなんですが、どうも個人的にはこの作品は必ずしも大好きな作品ではありません。毎回の手番は常に「最善手の1択」みたいな感じで進むので、どうもプレイヤーの個性が出ずらいところが一番気に入らない部分ですね。

 まぁそれでもプレイ自体は楽しいので今のところは飽きずに遊んでますけど、あえていうならばこちらは「程よいスペックの作品」ということで、この辺はスギハラとは一致した意見として納得してます(笑)。

 今回は(というより毎回)勝利のボーダーラインと思われる60点前後を目指してプレイするのですが、70点という大きな目標があるので、ここのところはとにかく少しでも貪欲に勝利点をむさぼるようにしるのですが、なかなかどうしてそう上手くはいかないのがゲームの常。今回も最初の位置関係は自分の七不思議に必要な資材を両隣が所有していないという最悪の状況でのスタートでした。

 ということで、第1世代は無難に資材集めからスタートしなければならず、久々にこの作品で長考(というよりも少しカードの連結表を確認させていただく時間をもらいました^^;)してしまいました。しかし、この長考が後にかなり利いてきます。

 せっかく資材の準備が整ったと思った第2世代の開始手札が、全て茶色と灰色(資材のカード)だったときは愕然としましたが(次のプレイヤーも「何だこりゃ!」って叫んでましたねw)、私の中の悲劇はそこまで。そこから先はとにかく素晴らしいカードが次から次へと流れてきて、気が付いたときには68点という過去最高得点で勝利してました。

 どうも初期配置や途中のカードの流れからすれば十分70点は超えられそうな感じですね。将来的には勝利のボーダーラインは65点くらいまで上がるのかもしれません。まだまだ可能性を感じるこの作品。少しずつ品薄状況も解消されつつあるようですから、未プレイの方は機会があれば是非入手&プレイなさってみてください♪

革命万歳!

4.革命万歳!

 クニツィア伝道師のけがわさんが御自身のブログでかなり絶賛なさっていたので、ちょっと期待していたコチラの作品。何とクニツィア博士がアジア向けにわざわざデザインしてくださったというカードゲームで、一種の「トリックテイキング」なのですが、カードを同時公開する「ロシア革命ルール」と、順番にプレイする「フランス革命ルール」という2重構造になっているのがとても印象的な作品でした。

 さっそく簡単なルールと聞いて「ロシア革命ルール」からプレイ。山札を1枚めくって、各プレイヤーは同時に手札からカードを1枚セット。同時公開で数の合計の多い軍(赤か青)が勝利。勝利した軍のカードをプレイしたプレイヤーの中で、もっとも数字が少ないプレイヤーがトリックをゲット(同点の時は次点のプレイヤー、そこも同点なら山札の順に獲得)!これを繰り返していずれかの軍が4勝したら、残っていた手札の中の勝利軍と同じ色のカードは1枚1点。同じ色の獲得したトリックは1つ1点。

 まぁ何となくやろうとしていることは理解できるのですが、かなりのプレイヤーの頭の上に?マークが浮かんでいるのが見えます(爆)。はたしてトリックを取れば良いのかどうか?がまずパッと直感的に理解できないのと、同時公開という要素が不確定すぎて、ゲームはいやおう無しに進んでいくのですけど、どうも面白さがいまいち理解できない、というなんとも微妙な空気が流れ始めます。

 結局私が1人高得点を得た時点で、僅か1ゲームで「フランスルールへ移行しましょう」ということになってしまいました。こちらは通常のトリックテイクと同じように順番通りにカードをプレイしていくので、ある程度はハンドマネージメントの判断の要素が増えてなかなかに好評だったのですが、やはり最後は私が1人高得点を得て終了(爆)。

 個人的にはカードの枚数構成とか、システムの複雑さなんかは流石はクニツィアだまぁ?と思ったのですが、一方ではやはり何度も繰り返し遊ばないと面白さが理解しずらい部分(何度も遊んでも理解できるかはわかりませんが^^;)や、最初の手札次第みたいな部分が大きいところなどは、必ずしも高評価を得る作品ではない感じがしましたね。クニツィア伝道師のけがわさんだから絶賛なされているような部分がちょっと感じ取れてしまったのは残念でした。

ギャンブラー

※写真撮り忘れ

 ここで息抜きに私が持ちこんだサイコロ振り振りゲームの『ギャンブラー』をプレイ。コチラはいわゆる「間のゲーム」で、どれほど頑張ってもサイコロの神に愛されないプレイヤーは浮かばれませんし、逆に愛されてるプレイヤーは高得点をゲットするだけではなく失点もしないという理不尽さを味わえる傑作ダイスゲームです。

 今回はNさんに不幸の神が舞い降りてしまい、とにかく失点は全て彼が一手に引き受けてしまうという笑える展開に、その一方で「実は初プレイなんです」というI君が、神がかり的な目を連発して、最後の最後で何と200点を引っくり返すという大逆転劇などもあって、実際のセッションはかなり盛り上がりましたね!やはり例会とかではこういう作品は欠かせません。

行商と信頼

5.行商と信頼

 続いては、Aさんが持ち込まれた『行商と信頼』ですね。なんだか「ラノベ」が原作の作品ということで、「同人ゲーム臭」がかなりする作品でしたが、一応ショップでも販売してますということで、カテゴリ的には「国産ボードゲーム」ということになるのでしょうか。元ネタを知ってる知らないで温度差がないと良いのですが・・・

 さてさて実際ルールを聞いておりますと、なかなかどうして良く練りこまれた作品なんじゃないかなという気がしてきました。ここ最近の国産ゲームのレベルは高いと聞いてはいますが、まさかこれほどとは驚きです。ちょっとテーマとシステムをアレンジすれば、ドイツゲームの人気作品と言われてももしかしたら疑わなかったかもしれません。

 一方で、とにかく視認性の悪いMAPは、別のベクトルで頭脳労働させられてしまうので、かなり大きなマイナス評価といえるでしょう。ピック&デリバリーは「どこで何を拾ってどこへ届ける」がある程度明確でないと楽しくありません。あとは、基本的には他人を邪魔する要素が少ないので、作戦勝ちとか負けとかいう概念がほとんど働かず、「毎回やれるだけのことをやる」という単純作業が延々と続く感じもどうもいまいちな印象でした。

 実際のセッションは手番順の関係で「冬季損耗」を1人被りしてせっかく得た資材を失い続けた私が、ようやくの思いで少しずつ追い上げていったら、「どうもタカハシさん調子良さそうだから、タカハシさんの能力封じます」と言われまさかぶっちぎりの最下位いじめを喰らったのがかなり痛かったです(いくら何でもそりゃないよね的な意見がチラホラ^^;)。

 最後はスタートプレイヤーが手番数の多さもあって無難に勝利したこともあって、その辺のバランスにも疑問を感じてしまいましたが、MAPの構成とかは色々と考えて作られているのが感じ取れるほど、良く出来ていると思います。何だろ、良く出来ているからといって必ずしも面白いわけではない。この日プレイした中ではフリーゼの『暗黒の金曜日』に近い感じですね(中身ではなくてイメージと言う意味で)。「エロくないっスね」と愚痴ったら怒られました(笑)。

ブラフ

6.ブラフ
 
 締めは『ブラフ』。この日はサイコロをたくさん振りました^^;

 いつもの「スターマン」ではありませんでした。以上(爆)。

 ま、たまにはこういう日もありますよね><


 ということで、ちょっと参加者が少なかったですが、色々と興味深い作品を遊べて良かったです。フリーゼの『暗黒の金曜日』はちょっとリプレイするのはアレですけど、『革命万歳!』なんかはもう少し時間をかけてじっくり遊んでみたい気もしました。いずれにせよ面子に恵まれないと厳しいかもしれませんけどね。『藪の中』、『行商と信頼』という最近の国産ゲームのレベルの高さを実感できたのがこの日の最大の収穫でした。

 ※あとNBGCのアンケートが回収できたのも嬉しかったです。皆さんちゃんと書いてくださってありがとうございます。貴重な資料となりますので、大事にさせていただきます。byタカハシ
コメント
この記事へのコメント
革命万歳は結構やり込み型で面白さが分かりずらいゲームだと思います。得点のバランスを理解するのが大切で、勝利の色は手札に残せば1点ですが、使ってしまうと0点。トリックが取れれば1点なので、トリックが取れない限り勝つだろうと思う色を出すのは得策ではないのですが、もちろん勝たせたい色が勝たなければ話にならないし、手札によってはどちらを勝たせたいかは流れによるところも大きいです。そのあたりがわかると、手札の有利不利というのは余り感じなくなると思いますよ。

自分でも最初の2回くらいは、あまり面白くないと思っていましたが、3、4回目位から急に面白さが分かってきたゲームです。自分のレポートにもその辺りの変化が書いてあると思います。

まあ絶賛している訳ではないのですが(現在の自分の評価はギーク&pgdbで7くらい)手軽に手に入れられるし、なかなかないシステムなのでもっと遊ばれても良いと思います。
2011/02/21(月) 00:08 | URL | けがわ #-[ 編集]
手札の有利不利
> 革命万歳は結構やり込み型で面白さが分かりずらいゲームだと思います。得点のバランスを理解するのが大切で、勝利の色は手札に残せば1点ですが、使ってしまうと0点。トリックが取れれば1点なので、トリックが取れない限り勝つだろうと思う色を出すのは得策ではないのですが、もちろん勝たせたい色が勝たなければ話にならないし、手札によってはどちらを勝たせたいかは流れによるところも大きいです。そのあたりがわかると、手札の有利不利というのは余り感じなくなると思いますよ。

私は1ゲームの途中でコツみたいなものは大体掴めたので、手札の有利不利はあまり感じませんでした。でもよくよく考えてみると、なるほどそう感じた方の意見も納得はさせられる部分はあります。手札次第で望める点数に幅があるのはトリックテイクの宿命なのですけどね^^;

> 自分でも最初の2回くらいは、あまり面白くないと思っていましたが、3、4回目位から急に面白さが分かってきたゲームです。自分のレポートにもその辺りの変化が書いてあると思います。

手札の残し方にジレンマを感じられるようになってくると、とたんに面白くなってくるんじゃないですかね。

> まあ絶賛している訳ではないのですが(現在の自分の評価はギーク&pgdbで7くらい)手軽に手に入れられるし、なかなかないシステムなのでもっと遊ばれても良いと思います。

私もシステムには感心しました。特に仲間内では「ロシアルールは良く分からない」と言われてしまいましたが、前述のとおり手札の残し方の妙が理解できてくれば、逆に作品としてはテンポが良い「ロシアルール」の方が魅力的になってくるんじゃゃないかな?とも思います。いずれにせよ、ちょっと不確定要素が大きい作品なので真剣にトリックテイクするような作品ではないとは思いました。気軽にジレンマを楽しむような作品としてもっと多くの方に認知していただければ良いかなと。
2011/02/21(月) 00:30 | URL | タカハシ #-[ 編集]
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