ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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 前回のコラム「楽しみ方は千差万別(ライトゲームの功罪)」は色々と反響が大きかったようで、実に様々な方の御意見を伺えたことは本当に嬉しかったです。コメントを下さった方、自身のブログ等で似たようなテーマについて御意見を発信してくださった方、賛同してくださった方、(私の耳に届かないところでw)批判してくださった方。多少過激なテーマではありましたが決して無駄ではなかったと思ってます。本当にありがとうございました。

 そして、きちんと文意を理解してくださった方には十分私が言いたかったメッセージが届いているということ、また意外や意外、賛同してくださる方が非常に多かったことは驚きでもありました。「私たちは何故ボードゲームを遊ぶのか?」、「ボードゲームの面白さの本質は一体どこにあるのか?」、これらの問題に対する答えは必ずや1つではないとは思いますが、もしいくばくかの共通認識が確実にそこにあることを再確認できたのであれば、この上ない幸せです。

 さて、今回はそんな少なからず賛同してくださった方にはチョッと申し訳ないのですが(笑)、前回のコラムを発信した手前としては、やはり「ヘビーゲームの功罪」についても同じように意見を述べなければ、これはフェアではないなぁと思いましたので、まぁ前回の続きといいいますか、またこれはこれで1つの問題提起として捉えていただければと存じます。

 まずは「ヘビーゲーム」の良いところからいきたいと思います。

 これは多くの方が異論のない部分だと思いますが、とにかく「戦略性が高い」ということが挙げられるでしょう。勝利への筋道、あるいはプレイヤー同士の駆け引きの要素が多いため、自らの強い意思で「ゲームをプレイしている」ことが認識できる点は大きな魅力としてあげられるでしょう。そして作戦が上手くいった結果、見事勝利を掴み取ることができれば、それはゲームにおける最上級の達成感を味わうことが可能となります。

 また「テーマと作品との融合性が高い」のも特徴の1つだといえるでしょう。比較的プレイ時間がかからない作品はシステムは見事でも、テーマを上手く表現するのはなかなかに難しく(決して皆無ではありませんが)、それにくらべて「ヘビーゲーム」はしっかりと(重厚に)作りこまれているせいか、非常に「テーマ」を重視し、それに密接した状態でデザインされているといえるでしょう。ですから世界観に入り込みやすいというメリットはあると思います。

 一方で今度は「ヘビーゲーム」の問題点ですね(え?もう良いところは終わりかですって?w)。「ヘビーゲーム」の問題点はとにかく

「時間がかかること」

 これに尽きると思います。また「時間がかかる」と何故いけないのか?、これは何も長時間ゲームをプレイするとダレてくるからではありませんよ。まぁ中にはそういう人もいるでしょうけど(笑)。「時間がかかること」の本質は

「スキル差がでるということ」

 です。「時間がかかる」ということは、熟練者は多少のミスを自らのプレイリングでカバーできる反面、経験不足なプレイヤーの場合はジワリジワリと劣勢に追いやられてしまうことを意味します。また「ルールが複雑」であればあるほど、この傾向はなお一層強まることでしょう。

 私が考える基本的なゲームの楽しさは、まずはシンプルに「勝つこと」だと思います。もちろん仲間同士でワイワイと楽しんだり、コンポーネントの素晴らしさを堪能するのも魅力の1つですが、第1義的にはまずは「勝利の美酒を味わうこと」にその目的を見出せるといえます。

 しかし、「ヘビーゲーム」ではなかなかこの「勝利の美酒を味わうこと」を目指しづらいケースもあります。特に初心者に関しては、熟練者に対してかなりのハンデを背負うことになり、あまり考えたくはないことですが、最初から「勝ち目のない戦いを挑まさせられている」と感じながらセッションを続けざるをえない人もたまに見かけたりします。

 デジタルゲームでいえば、「格闘ゲーム」の初心者とベテランとの関係に近いともいえるでしょう。いくらやってもボコボコにされるのが目に見えている、相手との実力差があまりにもある場合には、往々にして「ゲーム自体が成り立たない」状況に陥っているともいえるでしょう。結果として負ける方はもちろんつまらないのですが、勝つほうも同じようにつまらない状況が生まれるわけです。

 これは「ヘビーゲーム」の致命的な欠点だと私は思います。

 ただでさえメンバーを揃えるのが難しい「ボードゲーム」という趣味において、各プレイヤーのスキル差を揃えるのはこれは至難の業です。一定の固定的なメンバーが集まれば、必ず「大抵のセッションで勝つプレイヤー」というのが生まれてしまいます。他のプレイヤーはその強者に対してチャレンジ精神を燃やすか、敵わないとみてあきらめる(あきらめて運の要素の高いゲームを遊ぶ等)かの2択しかありません。

 私自身は(決して自慢ではなく)「大抵のセッションで勝つプレイヤー」なのだと思ってます。そして嬉しいことに周りのプレイヤーはそんな私に対して「敵意(笑)」をもってくれる方が多いという恵まれた環境にいます(中には(私を倒したときの喜びが非常に大きいためw)私とセッションするのが一番楽しい♪といってくれる友人もいるほどです)。

 しかし、ことオープンなゲーム会となればこれは難しい問題と化します。私自ら得意な「ヘビーゲーム」を勧めることはなかなかできませんし、仮に他のプレイヤーに誘われる形で「ヘビーゲーム」を遊んだとしても、もし一方的に勝利してしまったりなどしたら、多少の罪悪感を感じることすらあります。

 既にデジタルゲームは、すいぶんと以前にゲームセンターの衰退に伴い「格闘ゲーム」から「RPG」や「パーティゲーム」に楽しみの主流が変化しています。「ボードゲーム」でもここ数年は「協力型」の作品にスポットが当たったり、「(比較的ライトな)カードゲーム」に人気が集まるようになったりと、「デジタル」とは多少の違いはあるにせよ、同じような流れが来ているのは間違いありません。

「あなたは強者にチャレンジ精神を燃やせますか?」

 「ヘビーゲーム」を固定メンバーで楽しむにはこの難しい試みが必要不可欠となります。かつてはそれだけ「ボードゲーム」という趣味は、ある意味で「敷居が高い」ものでもありました。しかし誰もが気軽に楽しめる作品が増えてきて、段々とこの敷居が下がってきた結果、こうしたチャレンジ精神は過去の遺物と化してきてます。もはや「ボードゲーム」は「誰かと競い合うもの」ではなく、「誰かと一緒に楽しむもの」に変化してきているわけでして、そんな中では「よし!今日こそいっちょ目にモノ見せてくれるわ!」の精神はなかなか育ちづらい環境にあるのかもしれません、是非是非大事にしてもらいたいものなんですけどねぇ?。

※余談となりますが、最後に「ヘビーゲーム」の問題点というか、「ヘビーゲーマー」の問題点を1つだけ。それは

「長考をしがち」

 ということです。

 私自身「長考」に関しては全面的に反対というわけではありません。むしろあまり考えずにプレイする人には「(オイオイもうチョイ考えましょうよ^^;)」って思ったりもするほどです。ですがしかし、「長考」ってのはクセになるもので、別に何でもないような局面でもウンウン悩む人がたま?にいます。しかも一生懸命悩んだ挙句、たいした手でもないような平凡な手を打ったり、ときには考えすぎて自滅したりしているのを見ると、もうちょっとテンポ良く行こうよ!って思わず言葉に出して注意してしまうことも・・・。

 この「長考しがち」っていう傾向は、初心者とかよりもむしろ「ヘビーゲーマー」に多いように思うので、心当たりがある方は気をつけるようにするとセッションがさらに良い感じで盛り上がると思いますよ♪どうしても長考するときには「失礼、少し時間を下さい」と断りを入れるのが礼儀(大事)です。まぁそれもセッション中に数回が限度でしょうけどねぇ^^;byタカハシ
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