ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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前回の個別テーマは「陣取りゲーム」でした。「陣取り」はドイツゲームの王道中の王道を行くメカニズムで、戦略性が高く、プレイヤー間の駆け引きも十分楽しめるということで、古くから多くのファンがいる作品が多いのが特徴ですが、どちらかといえば最近では注目度は減る傾向にあり、特に新作としてはあまりお目にかかるケースが少ないものともいえるでしょう。やはり既に「名作」と呼ばれる作品が出ているという点がハードルをあげているのでしょうけど、いつの日かまた新しいタイプの「陣取り」が生まれることを期待している人は、決して少なくないのではないでしょうか?それまでは「名作」を飽きるまで遊び倒して待つのみですね♪

第1位:王と枢機卿

王と枢機卿第1位は文句無しにこの作品ですね。M・シャハトの代表作にして歴史的な「陣取り」の名作、『王と枢機卿』です。シャハトはこの作品と『コロレット』をデザインするために生まれてきたデザイナーといっても過言ではないかもしれません(笑)。「カードを使用したコマの配置」という滅茶苦茶シンプルなシステムは、後の多くの作品に影響を与えるほど洗練されており、また得点の入り方、コマの配置の制限のかけ方など、細部にわたって実に考えられている点は見事ととしかいいようがありません。シンプルかつディープ。ドイツゲームの真髄がここにあるといえるでしょう。また、「3人プレイゲーム」のベスト作品として挙げられることが多いのも特徴ですね。


第2位:ヴァレンシュタイン

ヴァレンシュタイン第2位は、ドイツゲームの中では比較的珍しい本格マルチウォーゲームの雰囲気を持つ『ヴァレンシュタイン』ですね。最近では『将軍』というタイトルでリメイクもされました。ウォーゲームですから非常に攻撃色が強いのですが、それを大きく緩和しているといえるのが「タワー」という代物で、上からコマを投入して出てきたコマの数で勝敗を決するのですが、内部で上手く引っかかる構造になっていて、コマの出方が絶妙に調整されており、時に笑いを、そして時に涙を誘います(笑)。そしてこの多少乱暴ともいえるシステムが、決して乱暴なものとなっていない部分は素晴らしいゲームバランスで、この手の作品がどうしても苦手な人でも楽しめるのが嬉しいですね。


第3位:ミケリノス

ミケリノス1第3位はイスタリ社の初期の秀作、『ミケリノス』がランクインです。古代エジプトの文化を発掘するという壮大なテーマのもとにハイレベルな「陣取り合戦」を楽しむこの作品。獲得したキャラクターの特殊能力を駆使しながらコマを配置し、ライバルの動向を探りながら美術館へ展示物を運ぶタイミングを競い合うというシステムは非常に良くできていて、「箱」のサイズを大きく上回る内容となってることに非常に驚かされる作品です。この値段&サイズでこれほどまでに面白い作品はとても珍しく、かなり本格的に遊べる点なども含めて「お得感」を十二分に味わえるのも魅力です。テーマや雰囲気も私の好みに非常にマッチしていて、何度も何度も繰り返し遊びたくなりますね!


第4位:クレタ

クレタ第4位は、S・ドーラの隠れた名作『クレタ』です。それまでの「陣取りゲーム」と大きく異なるのは、とにかく多様な「コマの種類」で、「キャラクターカード」と組み合わせて組み上げたシステムは実にエレガントで、かつ悩ましい仕上がりを見せています。1つのエリアには7つまでしかコマが配置できないというルールも秀逸で、総合的に見てもレベルの高い作品といえるでしょう。どのタイミングで決算を発生させるか、また次回の決算場所を決める権利を得るかがポイントで、計画性が非常に重要になってきます。また、その「決算がおきる場所の決め方」が若干運要素がからんでいて、その点だけ多少不満が残りますが、それ以外はほとんど文句無しの傑作ですね。


第5位:ウル

ウル最後は『ウル』ですね。当初は非常にマイナーなメーカーから発表されていたので(昨年『ヴァスコ・ダ・ガマ』で一気に有名になりましたね!)、正直あまり期待を持たないままプレイしたのですが、すぐにその素晴らしいシステムの練りこみように魅了され、私自身「一目惚れ」させられた作品がこの『ウル』です。ギミックが非常に凝っていて、ボードの代わりとして並べられているタイルが何度も引っくり返ったりしながら戦局が次々と変化していく様子は常に気を抜けない緊迫感を生んでいて、最初から最後までダレずに遊べます。また他人への干渉度も高かったりと難易度は決して低くないのですが、エレガントなシステムは必見なので、是非プレイしてみるべき作品といえるでしょう!
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