ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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既に先週の話ですが、お盆期間にちょっとしたゲーム会を開きました。タイトルは「アレアの宝箱を開ける会」。先日ゲーマー人気ナンバー1のボドゲメーカー「アレア」が、始めて出した拡張キッドのセット「アレアの宝箱」を遊び倒そうという企画で(笑)、本来ならば発表されてからのタイムラグを考えると、NBGCが休んでいる間に既にどこかのサークルがやっているかと思っていたのですが、どうも皆さん積極的にこの面白い企画を取り扱っていないようでしたので、こりゃちょうど良いネタが残っていたもんだ♪といつもの3人(S氏とN氏)が集まりましたとさw

アレアの宝箱

アレアの宝箱←これが「アレアの宝箱」という名の拡張キットが詰まった新商品です。普通の拡張セットと大きく異なり、何とアレアシリーズの代表作6作品の拡張セットが全て入っている(しかもほとんど作品で複数の拡張が存在します)という優れものです。6作品の内訳は、『サンファン』、『ドラゴンイヤー』、『ノートルダム』、『プエルトリコ』、『魔法にかかったみたい』、『ルイ14世』で、いずれも数々のゲーム賞に輝いているのと同時に、多くのファンがいることでも有名な傑作ばかりで、そんな凄い作品の「拡張」なんてする意味があるのか?って思う人が多いと思われるほど、まさに「アレアシリーズ」を代表するラインナップとなっています。そんなわけで正直私自身も最初は拡張の有用性に関しては疑問視しておりました(もともと拡張にはあまり積極的なほうではないので^^;)。すなわち「拡張」というからには、「元々の作品よりもさらに面白くなっていなければならない」ですし、「新しい要素もきちんと機能している必要性」があるわけで、これほどまでに面白いゲームがさらに面白くなんてなるわけない!と考えていたわけです。ということで珍しく今回は個人的な感想として、「新たな面白さ度」、「新たな要素の機能性」の両面において、5星基準でそれぞれの拡張を評価してみたいと思います。まだ拡張を試されておられない方の何らかの参考になれたら嬉しいですね。

サンファン

1.サンファンまずはお馴染み『サンファン』ですね。大方の予想通り追加された要素の1つは「新カード(新しい建物)」です。これは間違いなくオススメ出来ます。結構パワフルなカードが多く、既に『サンファン』をやりつくしてしまった方にはかなりの新鮮味を与えることでしょう。おのずと今までと戦略面でも変わるでしょうし、正直新しい建物の多くは実際にプレイしてどれも楽しいものばかりでした。次にオススメできるのは「新しい役割タイル(大聖堂)」の存在です。これは「先取りの役割」として「コスト7の建物」を用意したもので、これまた今までにないスパイスをゲームに加えてくれました。通常7枚が手札の限界値なので、手札全部を支払って建てるにはあまりにもリスキーだと最初は思ったのですが、実際にはかなり強力な建物なので全然機能していると感じました。3人でプレイしてもかなり強力だったので、4人ですとさらに強いかもしれませんね。個人的にはかなりゲームの方向性を変えたという点で、かなり好きな拡張でした。最後に「イベントカード」の追加ですが、これは正直いらない拡張かなと感じました^^;イベントの多くが自分以外にも効果が及ぶカードばかりで、いずれのイベントも積極的には発生せず、また実際に発生させると、そのこと自体が直接敗因にも繋がる場面があって、3人では全くといってよいほど機能しておりませんでした。今回プレイ人数の拡張もされているので、もしかしたらこの「イベントカード」の拡張は多人数プレイ用なのかもしれませんね。今回は2回連続で全ての拡張を採用して楽しみましたが、『サンファン』をもう一度新たに楽しめた気がしたので、これは良い拡張だといえるでしょう。

新たな面白さ追加度 ★★★★★
新たな要素の機能性 ★★★★

魔法にかかったみたい

2.魔法にかかったみたい続いては『魔法にかかったみたい』です。昨年の日本ボードゲーム大賞にも輝いたので記憶に新しい作品ですが、今回はプレイ人数の追加の他に、新しく「アミュレット」という要素と、「魔法カード」という要素が加わりました。結論から先にいいますと、この2つの拡張は今回の宝箱の中でも珠玉の拡張だと感じました。特に「アミュレット(強引に権利を主張できるもの)」は作品のコンセプトを大きく変更するもので、「スタートプレイヤーに大きな利点を与える」ことで、『魔法にかかったみたい』を今までとは全く異なったゲームに変貌させました。この思い切った変更に関しては恐らく賛否が分かれると思いますが、個人的にはかなり好きです。今まではスタートプレイヤーがかなり不利だったので、できるだけディフェンシブ(スタートプレイヤーにはならないように)にプレイすることばかり考えさせられた作品だったのですが、この拡張によりかなり積極的に「攻撃を意識して」プレイできるようになり、ゲームの戦略の幅がかなり広がったと思います。毎回プレイヤーに何らかの特典を与える「魔法カード」と合わせることで、まったく別の作品として楽しめることになりました。元々の『魔法にかかったみたい』とは真逆の作品に進化してしまったこの拡張をどう評価するかは難しいのですが、私の中では(特に低人数では)もう拡張無しでのプレイは考えられないほどです。

新たな面白さ追加度 ★★★★★
新たな要素の機能性 ★★★★★

ノートルダム

3.ノートルダム今度は『ノートルダム』です(しかしホント面白い作品が続きますよね^^;)。もともと今回拡張の対象となった作品は、いずれも「拡張無しでも十分面白い作品ばかり」ですので、この企画をやる前から面白いことは確信していたのですが、今回あらためて「アレア」の凄さを実感させられましたね。他のメーカーより2段階は上をいっているといって良いかもしれません。さて、肝心の拡張ですが、『ノートルダム』に関しては「新しい人物カード」の追加のみで、特に目新しいものはありませんでした。普通に面白いです(笑)。ただ「拡張」としてはどうなんでしょうか?今までのワンパターンから少し抜け出すことができる点では有用ですが(新しい得点入手の方法が増えていてより面白くなったという意見も)、大きな目新しさは特にありません。あって損することは無いですけど、無くても十分面白いので、『ノートルダム』のためだけに『アレアの宝箱』を購入する必要はあまりなさそうな感じでした。ちなみにセッションは初手に「友人」&「友人」でキューブを一個も置けないという戦慄のスタートを切った私がやはり惨敗><このゲームは1ラウンド目が全てな気がいつもします^^;

新たな面白さ追加度 ★
新たな要素の機能性 ★★★

ドラゴンイヤー

4.ドラゴンイヤー続いては御存知マゾゲーの代表作(笑)『ドラゴンイヤー』です。私はこの作品は疲れるのであまり好きではないのですが、マゾゲー大好きのS氏は心から愛して止まない作品のようです(爆)。今回の拡張は「万里の長城」と「7月のイベント」。「万里の長城」は新しい特典要素を付け加えてゲームに多様性を加えることを目的としたもの、「7月のイベント」はただでさえ苦しい1年なのに7月にさらに追加でイベントを発生させるという女王様が本気でムチを振るいだしたような「鬼要素」です(笑)。「万里の長城」に関しては単純に新タイルとして登場したものなので、プレイヤーの選択肢が増える=負担が多少なりとも軽減させられるものであるのに対し、「7月のイベント」に関しては選ばれたものによっては弱者はさらに追い込むことになるので、慣れたプレイヤー以外には絶対にオススメできない拡張でしたね^^;今回その餌食になったのはこともあろうに張り切っていたS氏で、最後は見るも無残な状態でした(宮殿1つ&人物1名)。珍しくマネージメントが上手くいって逆転勝利した私としては苦しさの薄れる「万里の長城」は気に入りましたが、「7月のイベント」に関しては大反対です(爆)。

新たな面白さ追加度 ★★★
新たな要素の機能性 ★★★★

ルイ14世

5.ルイ14世さてさて続いては『ルイ14世』ですね。今ではすっかりメジャーなデザイナーとなったR・ドーンの出世作でもあり(彼はこの作品で「ドイツゲーム賞」という大きな賞を初めて獲得しました)、是非1度はプレイすべき名作なのですが、当時からプレイ時間の長さがネックと言われていて、実際にはあまりプレイレポートをお目にかかることの少ない作品の1つだったのですが、この作品に関して数年ぶりにプレイするS氏の「このゲームってこんなに面白かったんだ!」という率直な感想が示すとおり、長時間ゲームが巷に溢れている現在においてはもう一度再評価されるべき作品の1つであることは間違いないでしょう。私自身もかなり好きな作品です。さて、今回の新要素は「寵愛マーカー」と「プレイヤーボード」です。「寵愛マーカー」に関しては「新しいルイ14世コマ」とも言うべきもので、影響マーカーの回収率を上げることを目的としてしている点(またプレイヤーボードとの絡みも)で目新しさを感じましたし、個別の「プレイヤーボード」を用意して各プレイヤーに特殊能力を与えたりする要素の意味合いも理解はできましたが、ゲームとして面白くなっているかどうかに感してはかなり疑問符の付く拡張でした。個人的に元の作品が好きだからということもあるかと思いますが、正直これは拡張としては失敗だったと思いました。ややこしくなっているだけで、それに見合った面白さが加わっていないという感じです。決して悪い拡張ではないと思いますけど、素直に元の作品を楽しむことをオススメしたいですね。

新たな面白さ追加度 ★
新たな要素の機能性 ★★

プエルトリコ

6.プエルトリコ締めは『プエルトリコ』です。今回の宝箱には以前出ていた拡張セット#1に加えて#2が加わっているので、まずは以前の拡張セットをお持ちでない方には単純にオススメできます(#1は当ブログでも以前「拡張ゲーム会」で少し紹介しましたが面白かったです)。ということで今回は#2を中心に楽しんでみました。#2には当然のように新しい建物が加わっているのですが、決定的な違いは「貴族」という新しい入植者が加わったことで、これによって「貴族を利用するプレイヤー」vs「貴族を利用しないプレイヤー」という図式が完全に出来上がった拡張となりました。最初にルールを読んでいたときは「かなり面白そうだ!」と感じたのですが、実際にプレイしてみるとちょっと微妙な感じでした。今回私は「貴族を利用するプレイ」で攻めてみたのですが、思いのほか強力すぎて最後は一方的に勝負を決める展開になってしまい、今一つピンと来ない感じでした。恐らく使用する建物を慎重に選択すれば面白い拡張なのだとは思いますが、あえて積極的に採用したいと思わせるような要素ではなく、単純に新しい建物を追加した#1の拡張に比べて「拡張」の度合いはかなり低いといわざるを得ない感じです。やはり名作は名作として遊んだ方が面白いという典型的な例ですね^^;

新たな面白さ追加度 ★★
新たな要素の機能性 ★


ということで、何と1日にアレア作品を6つも消化してしまった(しかも『サンファン』は2回)この日のゲーム会は、それだけでも十分楽しいゲーム会で、参加してくださったS氏もN氏も大満足だったようです。拡張セットとしての機能性に関しては『ルイ14世』と『プエルトリコ』に関しては「今一つだね?」という共通認識で一致し(ゲーム自体は文句なし!)、またそれ以外の拡張はいずれも「素晴らしい!」という意見が多かったです。アレアシリーズに新しい風を送り込んだこの『アレアの宝箱』。アレアファンなら是非一度楽しんでみて欲しいですね?♪

関係ないですけど、このレポートは旅先でUPしてます(笑)。

新潟→富山→岐阜→愛知→三重→愛知→岐阜→長野

というアホみたいな行程を2日でこなした末の松本駅前のホテルで書いてます(爆)。

※どうでも良いですけど、松本駅前の東○インさん。いくら遅くにチェックインしたからといって、あの値段でこの部屋はスゲェ?よ。どう考えても一人部屋じゃね?し(ベッド大きい?♪)、内装も綺麗過ぎ^^;テレビも薄型でデッカイし、フロントの方の対応も100%^^

ちなみに今日は名古屋のバネストで中野さんに久々にお会いして色々と楽しい話ができ楽しかったです(相変わらずブレてない方の意見は元気を貰えます♪)。何気に昨日は東京で欲望を満たしてきたらしく(笑)、かなりお疲れのようでしたが物凄い注文票の数にそうもいっていられないようで、いつも以上にテンション全開でお仕事なさっておりました。今年めでたく10周年を迎えるバネスト。月末には東京で記念イベントが開催されるようですので、バネストファンは楽しみですね?(私も頑張って参加したいなぁ^^;)。また今から再開が楽しみですね。

今週末は山形でゲーム合宿も控えてますし、何気にハードスケジュールです。明日も朝から予定がぎっしりだし、くそ?100m9秒58って何だよ?><(意味不明w)。byタカハシ
コメント
この記事へのコメント
非常に有益な情報と詳しい感想をありがとうございます。アレアの宝箱は持っているのですが、まだ使っていません。とりあえず、魔法にかかったみたい!あたりから拡張を遊びたいと思います。

それにしても1日にアレア6種とはうらやましい限りです。
2009/08/18(火) 16:06 | URL | けがわ #-[ 編集]
アレアの宝箱はまさに宝の山でした♪
けがわさんこんにちわ

お褒め頂いて恐縮です^^;

プレイ人数が3人だったので、必ずしも有用なレポートではなかったと思いますが、『魔法にかかったみたい』は説明書にも書かれていたように、「3人プレー」に最適だと感じました。元々が「バッティングゲーム」だけにプレイ人数が少ないことに対してキャパシティの低い作品でしたが、今回は逆に面白かったです。是非お試しいただければ幸いです♪

※ちなみにですが、インストが必要ない面子であれば1日で6作品もいけるものなのですね。正直前・後編に分けてレポートする予定(ゲーム会を開催する予定)だったので私自身も意外でした(笑)。
2009/08/19(水) 22:06 | URL | タカハシ #-[ 編集]
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