ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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まもなく本年度の(ドイツ)年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres = 略してSdJ)が発表されますね。この賞は昔から非常に権威のある賞として有名で、ドイツゲームに興味を持つ人は大抵この賞のトレードマークでもある「赤いポーンマーク」のついた作品から入門(購入)していくことになります。

ですから当然受賞作は無条件で注目されますし、セールスにも影響を及ぼします。またゲームデザイナーにとっては、その後の仕事の件数&評価にも影響を及ぼしますので、喉から手が出るほど欲しい賞の1つといえるでしょうね。

毎年選考委員会がたくさんの中から最終候補作を何作か選び、最終的にその中から1つ大賞を選ぶスタイルで続けられていますが、おおまかな選考の方向性としては、「面白さがわかりやすいこと」にあるといっても過言ではないでしょう。以前はフリーク向けといっても良い作品が選ばれていた時期もありますが、ここ最近はすっかり「初心者向け」といっても過言ではないほど「シンプルなルール」で「面白い」作品が選ばれる傾向にあります。

フリーク向けのゲーム賞は「ドイツゲーム賞(こちらはサイコロマークで有名)」に全て譲ってしまった感があり、以前のようにダブル受賞する作品はほとんどなくなりました。近年でも圧倒的な人気の『ケイラス』や『アグリコラ』に対しても、特別賞を与えるに留まったことから、その傾向は顕著に現れているといっても過言ではありません。

ということで、今回は今年の年間ゲーム大賞最終候補作をそれぞれ個別にレビューすると同時に、受賞作を勝手に予想してみたいと思います(ここ数年自分のゲーム感覚には合わない作品が続けて受賞しているので(多分『ナイアガラ』あたりからずっとですw)、自信は全くありません(爆)。まぁ余興という事で^^;)。

※ちなみに最近某媒体を通じて、ゲームストアバネストの中野さんのCVRを聞く機会がありまして、そこで中野さんも同じような試みをなされておられたことから、私自身多少のインスパイアを受けていることは否定いたしません(笑)。その上でできるだけ自分の見解で予想したいとは思うのですが、同じ作品に対して同じような感想を得ている部分もあるので、そこら辺はどうか御理解いただけると幸いです。

ドミニオン

ドミニオンまずは大本命の『ドミニオン』からですね。まぁ人気、売れ行きの両面からいってこの作品が大本命であることは間違いないでしょうね。2~4人で10歳以上。ルールもシンプルで面白さは保障付きとあれば、年間ゲーム大賞にこれ以上相応しい作品は、今年は他にないのではないでしょうか?いきなり予想終了かもしれませんね^^;できるだけウィークポイントを挙げたいのですが、なかなか見つかりません(笑)。強いて挙げるとすれば、この作品は「あくまでもカードゲームである」ことでしょうか。今までの歴史からいえば「カードゲーム」が年間ゲーム大賞に輝くことはないんですよね。『6ニムト』も『操り人形』もみんな受賞を逃しています。「年間ゲーム大賞はカードゲームに厳しい!」というジンクスが生きていれば、まず受賞は見送られるはずです。また、よくよく考えてみれば、この作品が必ずしも「ファミリー向け」であるとはいえないことに気が付くはずです。「デッキコンボ」を考えたり実行したりする楽しみはどちらかといえばマニアプレイヤーの専売特許であって、(フリークではない)大人と子供が一緒に楽しめる作品ではないという点は年間ゲーム大賞の選考上で大きくマイナスに作用するはずです。大胆かもしれませんが、私はこの作品の受賞はないと見ています(競馬でも大本命は切るタイプです^^;)。

ファウナ

ファウナ続いてはF・フリーゼの『ファウナ』です。相変わらず「F」から始まるタイトルの作品ですが、「2Fシュピール社」からの発売ではありません。フリーゼにしては珍しいケースですね。2~4人で10歳以上。実はこの作品は未プレイなのですが、ルールだけはざっと見てみました。う~ん、なんていうか「動物当てっこゲーム」以上でも以下でもない作品ですね。「当てっこゲーム」としては過去に『バルバロッサ』という作品が年間ゲーム大賞を受賞しているので、可能性が全くないとは言い切れないでしょうけど、どうなんでしょうか。個人的には少し厳しい気がします。非常に面子を選ぶ作品であることは間違いなく、物凄く楽しいセッションであるケースと、そうでないケースで差がありすぎるのではないでしょうか?審査員が遊んだ時がもし前者のケースであれば、もしかしたら絶賛された上での受賞もあるかもしれませんが、熟練の審査員はしっかりその辺は評価してくると思うので、個人的には受賞の可能性は低いと思いました(まぁプレイしていない時点で評価のしようもないんですけどね^^;)。ちなみにクイズゲームとして水準以上の面白さはあると思うので、個人的にはかなり遊んで見たい作品ではあります。

フィンカ

フィンカ続いては『フィンカ』ですね。2~4人で10歳以上。海外の有名ボードゲームサイト「ボードゲームギーク」ではこの最終候補策の中では2番目に評価が低い作品ですね(2009年6月時点)。単純に考えれば、この作品が受賞する可能性は少ないといえるのかもしれません。しかしですね、私個人的にはこの作品は結構評価してるんですよね(笑)。好き嫌いはこのさい別として(どちらかといえば嫌いなタイプの作品なんで^^;)、全体的に非常に良くまとまっていると思いますし、初心者からフリークまでの受け皿が広いことや、シンプルなルールで面白さを伝えている点なんかは、一番年間ゲーム大賞の傾向にあっているようにも思えます。コンポーネントも素晴らしいですし、「普段ボードゲームなんかやらないお父さんが、何故かゲームを買ってきて家族で遊ぶ」というケースを想像した時に、一番しっくりするのがこの作品なんですよね。審査員の中では、他の有力作品の(一般的な)評価が高すぎて、インパクトの点で上回れずにズルズル評価を落とすような気がしないでもないですが(爆)、ここは1つ大穴狙いでこの作品を受賞作として予想したいと思います。まぁ十中八九外れるとは思いますけどね^^;

フィット

フィット続いては『フィット』ですね。1?4人で8歳以上。R・クニツィア博士は昨年『ケルト』で念願の年間ゲーム大賞を受賞したので、この作品で2年連続を狙うわけですが、正直なところ『テトリス』の焼き増し感が強いこの作品が最終候補作に残っているだけでも驚きです。「ボードゲームギーク」でも最終候補作の中で最も評価が低い作品であり、他のノミネート(最終候補に残れなかった)作品に比べてこの作品がどの点で優ったのかを想像するのはなかなか難しいです。確かにルールのシンプルさ、面白さのダイレクトさに関してはダントツでこの作品が上でしょうから、先ほどのお父さんの例でいえば、この作品もそのような作品の1つであるといえなくもないですが、年間ゲーム大賞を受賞するほどの奥深さはこの作品にはないですね。もしこの作品が受賞したら私の中で完全に年間ゲーム賞の位置付けは「無視レベル」にまで落ちるでしょう。私のこの作品に対するここまでの低評価(まぁ別に嫌いな作品ではないのですがw)の理由は、私自身『テトリス』や『ぷよぷよ』等のいわゆる「落ちゲー」をやりまくっていたからかもしれませんが、そもそも1~4人ゲームとして「ソロプレイ」を前提にしている時点でダメですね。

パンデミック

パンデミック最後はこれですね。『パンデミック』。2~4人で10歳以上。今回最終候補作に残った中でも個人的に一番驚いたのがこの作品です(2番目は『フィット』w)。世界的に某細菌が猛威を振るっている中で、この作品が最終候補作に残ったのは色んな意味で凄すぎます(笑)。一体審査員は何を考えてるんだぁ!と聞いてみたいですねw。一般的に「協力型ゲーム」と呼ばれるこの作品が受賞すれば、年間ゲーム大賞の新たな歴史の1ページが刻まれることになるでしょうね。「バイオハザード」という特殊な状況を世界レベルで見事に表現したのは、時事ネタ的にも非常にマッチしていますし、そのシステムのエレガントさやゲームバランスの見事さはデザイナーが狙って出来るレベルを超えた奇跡的な作品だともいえますので、目の肥えた審査員達がこの作品を残したこと自体には全く異論はないのですが、しかしどうなんですかね?ファミリー向けとはいいがたいそのクリアレベルの高さ。どちらかといえばウォーゲームに近い雰囲気。扱っているテーマの深刻さ、などなどからいって、ここ数年の年間ゲーム大賞の路線とはかなり異なるこの作品が、一気に大賞の栄冠に輝けるかは少なからず疑問が残ります。もしこの作品が受賞すれば個人的にかなり「年間ゲーム大賞」を見直すことになると思うので、期待しないわけではないですが、やはり可能性は低いとみるのが妥当でしょうね。


ということで、最終的に私の予想は

◎ 本命 フィンカ
○ 対抗 ドミニオン
▲ 穴  ファウナ
△ 大穴 パンデミック
□ 除外 フィット

となりました。これでもし『フィット』が受賞すれば、私の選球眼のなさを証明することになるので一番面白いのですが(笑)、はたして予想は当たるのでしょうか?また皆さんの予想はどの作品でしたでしょうか?発表は今月末なので楽しみにしたいですね♪byタカハシ
コメント
この記事へのコメント
ドミニオンが年間ゲーム賞2009に輝く!
まぁ大方の予想通りというか、流石にここまで人気があるとなれば「カードゲーム」であろうがなんであろうが受賞してしまうんですね^^;

新しいシステムの発見、無限の可能性、面白さ、手軽さ(!?)様々な点で文句なしの受賞でしょう。

ちなみに予想は外れてしまいましたが、基本的な考えはズレていないことが判明したので少しホッとしています(笑)。

『フィンカ』はどれくらいの順位だったんだろう?気になる・・・^^;
2009/06/29(月) 21:23 | URL | タカハシ #-[ 編集]
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