ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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東京ではゲームマーケット2009が開催されていたこの日、直前に色々諸事情が発生してしまい、残念ながらゲームマーケットには参加できませんでしたが、代わりに地元サークルのOASE新潟さんの月例会が開催されていたのでそちらにお邪魔させていただきました。

フィンカ

1.フィンカまずは、メビウス便の新作から、『フィンカ』を4人でプレイすることに。今年の年間ドイツゲーム大賞最終候補にも残った作品ということもあって少なからず期待していたこの作品。ようやくプレイすることができました。風車状に並んだタイルの上には色々な果実のイラストがかかれており、それぞれのタイルの上にコマを動かすことができたら「そのタイルにいる(自分以外も含めて)全てのコマの数だけ」その果実をストックから受け取ることができます。コマは必ず時計回りに動かさなければならず、また動くマスの数は「動かす前にそのコマがいたマスにいる全てのコマの数」必ず動かさなければならないので、かなり悩ましいシステムであるといえるでしょう。またこうして集めた果実を島の各地にある村に届けることでタイル(勝利点)を獲得していくわけですが、一定のタイルを取られた村は最後にボーナスをプレイヤーに与えてくれます。このボーナスはプレイヤーが獲得したタイルに書かれている特定の果実の数が最も多いプレイヤーに与えられるので、ここでもプレイヤー間の駆け引きが行われるのが良くできています。それ以外にも光るシステムがあちこちにみられ、またコンポーネントも非常に素晴らしく、新人デザイナーコンビにしていきなり最終ノミネートも納得の良くまとまった作品だと感じました。一方で、問題点を指摘するとすれば、やはりパズルライク&アブストラクトな面を併せ持っているので、どうしても考え出すとキリがなくなる傾向にあり、長考プレイヤーが出てしまうことが多々あるように思いました(逆に脊髄でこのゲームをプレイするのも変な話ですし^^;)。その点の折り合いをうまくつけることができるのであれば、私は初心者からベテランまで幅広く遊べるこの作品が年間ゲーム大賞を受賞してもおかしくはない気がします。ちょうど数年前に『郵便馬車』をプレイしたときと同じような感じです(同作品はその年の年間ゲーム大賞を受賞しました)。結局この日は各種ボーナスを運良く獲得できた私が大差で勝利することができたのですが、『郵便馬車』と違ってかなりプレイヤーに依存する部分が多かったのは私好みでもあるので、結果以上にプレイしていて楽しかったです。

ダイスエキスプレス

2.ダイスエキスプレス続いては時間調整を兼ねて、同じくメビウス便から『ダイスエキスプレス』をプレイすることに。プレイヤーは手番に6色の色が書かれたダイスを7つ振ります。そして少なくても1つ以上残した上で2回まで振り直すことができます。最後に決定した目によって、「場」あるいは「他のプレイヤー」からタイルを奪い取ります。各色2?6マスのタイルがあり、その組み合わせは自由です(例えば最終的なダイスの目が赤4黄色2青1であった場合は、赤4のタイルと黄色2のタイルが取れるということです)。場にまだ目的のタイルが残っている場合はそのまま取れますが、既に場に存在しない場合は他人から奪い取らなければなりません(奪い取れない場合は「バースト」としてペナルティを受けます><)。しかし他人から奪い取れるタイルは、「そのプレイヤーが一番後ろに置いてあるタイルのみ」なので、何でもかんでも奪えるわけではないのがポイントといえるでしょう。ここまで説明すれば、勘の良いプレイヤーなら、なかなか奪われにくい長いタイルで後ろをカバーしながら前進していくのがこのゲームのポイントであることに気が付くはずですが、一方でそうした長いタイルを奪われたときのショックは大きいので、先頭を走るプレイヤーは大抵ドキドキさせられながら他人の手番を見守ることになります(笑)。また本来ならばTOPマークが必須プレイのはずのこのゲームのシステムですが、前述のようなガード作戦にはすぐ皆が気付くので、なかなかTOPマークを遵守することができず、珍しくダイス運に恵まれた私があっさり勝利してしまったあたりは非常に「同人ゲーム」に近い印象を受けました。ゲームバランス的にも必ずしもエレガントとはいえないかもしれません。それでも基本アイデアはシンプルで分りやすいですし、長いタイルが奪われたりする瞬間は盛り上がること必至ですので、「他人からタイルを奪い取る!」という攻撃色が非常に強い点さえ受け入れられれば、多人数でそこそこ面白いダイスゲームではあると思います。

ヴァルドラ

3.ヴァルドラ続いては再度卓分けをして、新たなメンバー4人でシャハト氏の話題の新作『ヴァルドラ』をプレイすることに。ニュルンブルグで発表され、既に海外では評判が良いということもあって期待していた作品でした。プレイヤーは冒険者となって、道端に何故か落ちている(笑)宝石を拾いながら、街でアイテム(アイテムを増やすと1度に宝石をより多く持てるようになります)を獲得したり、契約(特定の色の宝石やお金を特定の場所まで届けるというもの)を結んだりしながら、最終的により多くの「職人タイル」を獲得する(契約を達成すればもらえます)ことを目指します。いわゆる多人数ソロプレイゲームの典型のような作品なのですが、シャハトらしくそこかしこに他人の行動を図りながら計画を立てさせられる要素がちりばめられているのはプレイヤーを飽きさせない部分として評価できるといえるでしょう。一方で、「モノを集める」→「欲しがっている人に届ける」→「お礼をもらう」という王道の図式は、ボードゲームとしてはどこか古臭い感じがして全然新鮮味を感じられないですし、「手番の行動は1つだけ」、「やっていることは基本ソロプレイに近い」となると、これは著しく私の趣味には合わない感じでした。結局高額の契約を効率良く達成していった私が圧勝してしまったことも、今一つ腑に落ちない感じでしたし、序盤から中盤は全体的に(爽快感のない)ダラダラっとした感じのままゲームが続く反面、最後はあっという間に収束に向かうあたりもかなり好みが分かれそうな作品だと思いました。同じような「商品運ぶ系」の作品としては『ボンベイ』の方がまだシンプルで面白いと思いますし、ゲームのテンポも全然上だと思います。コンポーネント(特に「本」を表現したもの)は見事だと思いますが、正直この作品がそれほど人気を博したというのはにわかには信じられませんでした。期待しすぎた反動が出てしまったのかもしれませんね><

黄金都市

4.黄金都市続いても再度卓分けをして、これまた連続でシャハト氏の新作『黄金都市』をプレイすることに。どうでも良いですけどシャハトさん、年間ゲーム大賞を受賞した『ズーロレット』で味を占めたのか、このサイズの箱の大きさでないとゲームを作らない決意でもしたのでしょうか(笑)?前述の『ヴァルドラ』しかり大型ゲームを立て続けに発表するとは、よほど製作意欲&自信があるのでしょうね。各プレイヤーは伝説の「黄金都市」が存在する島をついに発見したという設定で、島の外側から順番に「陣取り」をしいていくというのが基本設定の作品です。最初は桟橋からスタートし、道がつながるように内陸にコマを配置していくというパターンは非常にオーソドックスな仕様で、とりわけ難しい部分が全くないのは比較的初心者でも楽しめる作品として良いと思います。一方で、毎ラウンド提示される決算カードというものが曲者で、この決算カードによってそのラウンドの終了時に一定のボーナスが各プレイヤーにもたらされるのですが、最初の数ラウンド以外は、「既にラウンドの開始時点でボーナスを受け取るプレイヤーが決定されてしまっている」という非常に情け容赦ない場面があるというのは、かなりガッカリというか、プレイしていて萎えました^^;通常であれば、そのボーナスをめぐってプレイヤー間の駆け引き等があったりするものなのですが、この作品に関してはそうした部分がかなり「運任せ」となってる点は大きくマイナスになってると私は思います。また1回しかプレイしていませんが、個人的に(運任せの面を除いて)かなり勝率の高そうな戦術も見えてしまいましたので(あえて紹介はしません)、リプレイ欲求もあまり高くなく、シャハト氏の作品が大好きだ!という方にはオススメですが、そうでない方にはシャハト氏独特のアクの強さが目立っているようにも感じられたので、「面白いですから是非♪」と全面的にはオススメできないのが正直なところです。やってることは非常にシンプルでわかりやすいので、オーソドックスなドイツゲームを求めていらっしゃる方なら問題ないとは思いますが……。ちなみにセッションの結果は2位タイ。勝ったプレイヤーとの差は、やはり決算カードのめくり運の差でした^^;

エイジオブエンパイア?

5.エイジオブエンパイア?最後は何と『エイジオブエンパイア?』をプレイすることに。締めにこの作品をプレイできるなんて嬉しすぎます(持ち込んで良かった?♪)。久々にプレイしたくなったので前日に棚から引っ張り出したこの作品は、『ケイラス』のようなコマの配置、『プエルトリコ』のような建物の特殊効果、『エルグランデ』のような陣取り、そして『ウォーゲーム』のような植民地開拓&探検という、ボードゲームの面白い要素をあちこちから一気にかき集めたような、まさに宝箱のようなもので、コンポーネントも非常に素晴らしく、ここ5年で間違いなく5本の指に入る作品だといえるでしょう。いろんな要素がありながらも見通しがかなり良いので、初めてプレイしても特に激しく混乱するようなことはなく、もちろん一定のコツや常套プレイも存在しますが、かなり広く受け皿を広げられるのがこの作品の魅力でもあると思います。この日プレイされた方達も、その多くがこの作品は初めてという方達ばかりでしたが、決して大きくプレイを間違えたりすることはなく、最後まで楽しんでいただけたのはやはりこの作品が相当高いスペックを持っているからだと思います。この日は持ち主&経験者ということもあって4番手スタートを甘んじて受けることに。運良く「商人」が拾えたので、1順目2順目と続けて建物を購入することができたのが非常にラッキーでした。その後は初めて「開拓」を中心にしたプレイをしてみたのですが、やはり「移民」の重要性になかなか気付けない他のプレイヤーを尻目に、序盤からかなり点数的にリードできたので、勝負自体はかなりワンサイドとなってしまいました。もうすこし他のプレイヤーが序盤から積極的に「移民」をしていればだいぶ混戦になったと思われる展開でしたね。それよりも会場の残り時間が終始気になっていて、時間内にこの長時間ゲーム(どちらかといえば間違いなく長時間ゲームでしょう)が終わるのか心配でしたが、なんとインストを含めて2時間ちょっとで終われたのは驚きでした。あっという間でしたね♪


ということで、この日はやってみたかった新作を沢山プレイできましたし、最後にお気に入りのゲームがプレイできたりと満足度120%の月例会でした。同卓でお付き合いいただいた皆様とOASE新潟さんに感謝×5です♪また次回も楽しいゲーム期待しています。byタカハシ
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