久々に休日休みが合致したことで、S氏の自宅でゲーム会。
急な開催だったので集まったのはNさんを含めてのいつもの3人。冬季オリンピックの雑談でなかなかゲームがスタートしないなんてこともありましたが、昼過ぎから夜まで楽しみました。
ネイションズ

まずは、手元に届いてから暫くの間積ゲー化していた話題の新作『ネイションズ』からプレイ。たぶん(というか確実に)S氏の大好物の作品だろうと予想しての持ち込みでしたが、まぁその辺の予想は外しませんなw
シビライゼーション系の最新作ともいえるこの作品は、名作『スルーザエイジ』とほぼ同じようなテーマ構成をしながらも、独自の路線を明確に示し、特にプレイしやすさという点に着目してブラッシュアップを図った点は非常に高く評価されるべき作品に仕上がっていると感じました。海外での高評価も納得です。
『スルーザエイジ』に慣れ親しんだ人には、恐らく展開の地味さや物足りなさも感じるかもしれませんが、色々な意味で「良く出来てます」。例えば『スルーザエイジ』では「戦争」による個人攻撃が非常に強烈で、その辺のバランスを上手く計れるプレイヤー同士でないと、かなり一方的というか酷い結果を招いてしまうこともあります。ゲームの練度が上がるに従いその辺の不満点は解消されては行くのですが、やはり「同じ面子で何度も何度も繰り返し遊ぶ」という状況が作りにくい場合には、敷居の高さが重くのしかかります。
それに比べてこの『ネイションズ』は、そこまでキツくはありません(もちろんキツイはキツイですが、許容できる範囲内という意味で)。明確な個人攻撃のシチュエーションもありますが、回避方法も含めて対応策は存在するので、破壊的な局面はあまり現れません。ただし裏を返せば、これは一発逆転を許さない、非常に堅実な勝利へのマネージメントをプレイヤーに要求していることでもあるので、その辺は好みの分かれる部分でしょう。
今回は序盤に良い助言者に出逢えた私が、国家の安定性重視の戦略で場をリード。偉業達成に燃えるNさんも人口を増やさずリソースを得るという理想的な国家作りで追随。唯一バランス型で攻めるS氏は、なんだか右往左往で苦労している感じ。中盤以降ますます強固になった安定性でもはや優位は揺るがない私。本来ならここで協議終了でも良かったかもしれませんが、今回は初プレイなので一応最後までプレイしてみることに。
結局最後は「軍事」でも「知識」でも最高位に君臨した我が国家は、他の両名に10点差以上の圧勝。勝利点獲得のタイミングが少ないこの作品では、1点1点が非常に重いので、10点差はちょっと開き過ぎでしたね(安定性のイベントにおける恩恵がとても大きかったです)。
個人的には『スルーザエイジ』の方が好みですが、この『ネイションズ』も相当良いです。特にS氏はこちらの方がかなり好みにあったようで、是非とも近いうちにリベンジさせてくれとのことでした。やはりこの作品においても、プレイヤーの練度が上がるにつれて味が出てくるという部分は過分にあった中身でしたので、非常に今後に期待が持てたのも良かったです。
ロシアンレイルロード

続いては、もうすっかり本年度の定番化しているこちらの作品。前回非常に上手く作戦を決めて快勝したS氏。しばらくプレイ期間が開いたということで、その間に修業を積んだ私のリベンジマッチ。
色々とアレコレ戦術が存在するこちらの作品ですが、今回はあえて戦術を極端には絞らず、他のプレイヤーに合わせて(様子を見て)確実な強手を打ちように心掛けてみました。その結果、今まで以上に上手くマネージメントを進めることができ、特に中盤で他の両プレイヤーがコインを使い果たしたあたりで勝利を確信しました。
最終的には前回のS氏の高得点には及びませんでしたが、それでも彼を最下位に抑えての大勝利。ここ最近で一番の会心のセッションでリベンジ成功は嬉しいですね。
ラミーキューブ

最後はもう1つ別の作品を遊びたかったのですが、『ネイションズ』で予想外に時間を取られたので、いつもの定番『ラミーキューブ』で締めることに。
我々の基本ルールは、1.制限時間は1分、2.ジョーカーをプレイして負けた場合はそのジョーカーは責任払い(マイナス点に追加)、3.最終戦は得点倍で遊んでいます。大体プレイ人数回数遊ぶことが多いですかね。
今回は初戦がS氏、次戦が私、最終戦がN氏という3人がそれぞれあがる展開でしたが、最後にガッツリ大勝利を収めたN氏がトータルで勝利を収めました。最終戦は特に全員が結構手札を持ちながらも1手差という白熱の展開で、とても盛り上がりました。N氏いわく、最後の最後でドンピシャの引きをしたそうです^^;
ということで、この日はわずかに3ゲームしか遊べませんでしたが、特に最初の2つの作品はその作品の重みもあったせいか、中身の濃い充実した内容でした。また機会があれば自宅会をやりたいですね。byタカハシ
急な開催だったので集まったのはNさんを含めてのいつもの3人。冬季オリンピックの雑談でなかなかゲームがスタートしないなんてこともありましたが、昼過ぎから夜まで楽しみました。
ネイションズ

まずは、手元に届いてから暫くの間積ゲー化していた話題の新作『ネイションズ』からプレイ。たぶん(というか確実に)S氏の大好物の作品だろうと予想しての持ち込みでしたが、まぁその辺の予想は外しませんなw
シビライゼーション系の最新作ともいえるこの作品は、名作『スルーザエイジ』とほぼ同じようなテーマ構成をしながらも、独自の路線を明確に示し、特にプレイしやすさという点に着目してブラッシュアップを図った点は非常に高く評価されるべき作品に仕上がっていると感じました。海外での高評価も納得です。
『スルーザエイジ』に慣れ親しんだ人には、恐らく展開の地味さや物足りなさも感じるかもしれませんが、色々な意味で「良く出来てます」。例えば『スルーザエイジ』では「戦争」による個人攻撃が非常に強烈で、その辺のバランスを上手く計れるプレイヤー同士でないと、かなり一方的というか酷い結果を招いてしまうこともあります。ゲームの練度が上がるに従いその辺の不満点は解消されては行くのですが、やはり「同じ面子で何度も何度も繰り返し遊ぶ」という状況が作りにくい場合には、敷居の高さが重くのしかかります。
それに比べてこの『ネイションズ』は、そこまでキツくはありません(もちろんキツイはキツイですが、許容できる範囲内という意味で)。明確な個人攻撃のシチュエーションもありますが、回避方法も含めて対応策は存在するので、破壊的な局面はあまり現れません。ただし裏を返せば、これは一発逆転を許さない、非常に堅実な勝利へのマネージメントをプレイヤーに要求していることでもあるので、その辺は好みの分かれる部分でしょう。
今回は序盤に良い助言者に出逢えた私が、国家の安定性重視の戦略で場をリード。偉業達成に燃えるNさんも人口を増やさずリソースを得るという理想的な国家作りで追随。唯一バランス型で攻めるS氏は、なんだか右往左往で苦労している感じ。中盤以降ますます強固になった安定性でもはや優位は揺るがない私。本来ならここで協議終了でも良かったかもしれませんが、今回は初プレイなので一応最後までプレイしてみることに。
結局最後は「軍事」でも「知識」でも最高位に君臨した我が国家は、他の両名に10点差以上の圧勝。勝利点獲得のタイミングが少ないこの作品では、1点1点が非常に重いので、10点差はちょっと開き過ぎでしたね(安定性のイベントにおける恩恵がとても大きかったです)。
個人的には『スルーザエイジ』の方が好みですが、この『ネイションズ』も相当良いです。特にS氏はこちらの方がかなり好みにあったようで、是非とも近いうちにリベンジさせてくれとのことでした。やはりこの作品においても、プレイヤーの練度が上がるにつれて味が出てくるという部分は過分にあった中身でしたので、非常に今後に期待が持てたのも良かったです。
ロシアンレイルロード

続いては、もうすっかり本年度の定番化しているこちらの作品。前回非常に上手く作戦を決めて快勝したS氏。しばらくプレイ期間が開いたということで、その間に修業を積んだ私のリベンジマッチ。
色々とアレコレ戦術が存在するこちらの作品ですが、今回はあえて戦術を極端には絞らず、他のプレイヤーに合わせて(様子を見て)確実な強手を打ちように心掛けてみました。その結果、今まで以上に上手くマネージメントを進めることができ、特に中盤で他の両プレイヤーがコインを使い果たしたあたりで勝利を確信しました。
最終的には前回のS氏の高得点には及びませんでしたが、それでも彼を最下位に抑えての大勝利。ここ最近で一番の会心のセッションでリベンジ成功は嬉しいですね。
ラミーキューブ

最後はもう1つ別の作品を遊びたかったのですが、『ネイションズ』で予想外に時間を取られたので、いつもの定番『ラミーキューブ』で締めることに。
我々の基本ルールは、1.制限時間は1分、2.ジョーカーをプレイして負けた場合はそのジョーカーは責任払い(マイナス点に追加)、3.最終戦は得点倍で遊んでいます。大体プレイ人数回数遊ぶことが多いですかね。
今回は初戦がS氏、次戦が私、最終戦がN氏という3人がそれぞれあがる展開でしたが、最後にガッツリ大勝利を収めたN氏がトータルで勝利を収めました。最終戦は特に全員が結構手札を持ちながらも1手差という白熱の展開で、とても盛り上がりました。N氏いわく、最後の最後でドンピシャの引きをしたそうです^^;
ということで、この日はわずかに3ゲームしか遊べませんでしたが、特に最初の2つの作品はその作品の重みもあったせいか、中身の濃い充実した内容でした。また機会があれば自宅会をやりたいですね。byタカハシ
以前よりNBGCが一貫して提唱し続けているもの。それは「ボードゲームは複数回遊ぶべきである」ということ。この思いはおそらくどこまで行っても変わりはないと思うけど、では実際にボードゲームって、何回目のプレイが一番面白いのだろうか?
今までこの点を深く議論しているような記事を見かけたことが無い。もちろん、ひとそれぞれ面白さのツボが違ったり、この趣味に求めているものが違ったり、自由な時間やお金の問題、ケースバイケースだからこそ、答えが出ない問題をあえて考える必要もないという思考のもとで、スルーされてきた面はあるのだろうと想像する。
繰り返しになるかもしれないが、何回目のプレイが一番面白いかという問題と、ボードゲームは繰り返し遊ぶべきであるという主張には、本来関係性はあまりないだろう。ただ、うっすらとではあるが、何らかの相互関係はあるようにも感じる。ちょっとその辺を探るのも面白そうだと思い、今回コラムで考えてみる。
1.やっぱり1回目が面白い説
私はボードゲームのレビューはグルメレポートと似ていると思っている。美味しいお店を紹介したい。また逆にまずいお店を紹介したい(犠牲者を減らすという意味でw)。自分の好みを表現したいなどの部分がそっくりだ。
実生活でもそうだけど、「ここは美味しい」と噂のお店に限らず、「新装開店」など初めて訪れるお店では、お店の雰囲気やこれから出てくる料理への期待も含めて、得も言われぬ興奮というか、何とも言えないドキドキ感がたまらない。
未知の味への探求心とでもいうのであろうか。一種の冒険感すら感じることもある。
だから、ここでいうところの「1回目が一番面白い」という意見を持つ人間の思考は、おそらく「上質な味に出会った時の感動」、「新鮮な触感に驚かされた意外性」がその理由の上位に来るであろうことは想像に難くない。
いわば「知的探究心」を一番刺激される瞬間を優先順位の一番に持ってくるというわけだ。
これはある程度の趣味に共通する見解ではなかろうか。もちろん「消費型」という面は否めないが、私自身も非常にしっくりくるというか、その感覚は凄く良く「わかる」気がする。
2.2回目こそ面白い説
個人的には、ここを主張する人も結構存在するのではないかな?と思う。1回目よりも2回目の方がより中身に精通していることから、セッション自体に深みが増すという主張だろう。
あるいは1回目は、いわばテストプレイみたいなものだという意見すらあるだろう。
いずれにせよ、ここで行われる作業は「思いだし」と「確認」だ。
2回目以降のセッションにたどり着いた時点で、我々はグルメリポート的にはいわばリピーターの位置にあるといえる。なぜリピーターになったのかについては、理由は2つしかない。
1.1回目のセッションが面白かった、あるいは2回目以降のセッションに期待が持てたから。
2.1回目のセッションは面白くなかったけど、もう一度確認がしたかったから。
前者は意外に後半の部分が重要である。単に面白かったからといって必ずしもリピーターになるかといえばそう単純ではない。仮に1回目でその面白さの全貌が分かってしまった場合(極稀ではあるが)、2回目以降に繋がらないケースもある。1回目を踏まえて、2回目以降にも何らかの期待感を持たせるような部分、ここでも知的好奇心を刺激する部分が要求されるのは必然だろう。
結果、1回目よりもより深くゲームに関われた(る)。これこそが2回目こそ一番面白いと主張する理由ではなかろうか。
また、これは2の場合にも当てはまる。1回目はあまり面白くは無かったけど、2回目は1回目を遊んでいるという経験から、思いの外ゲームの中身が理解できて面白かったというケースは意外に多くあったりする。
つまり、一度(軽くでも)経験をすることで、より深く楽しめるようになる。
これもまた、ゲーム性を有する趣味(スポーツとかでも)全般に、一律に当てはまる真実なのではなかろうか?
3.3回目以降が一番面白い説
ここまでくれば、あとはもう2回目の理由の強化版であろうことは想像がつく。3回目以降(ある意味最新のセッション)こそが一番深く作品と関われているという説だ。
「慣れ」こそがその作品の味を引き出す最大の要素であり、精通した先の先が一番面白いというわけだ。
個人的にはこれも良く分かる。このような作品自体がレアで、おそらく歴史的な名作と呼ばれる多くのものがここに属するであろうことは間違いないが、そういう作品が確かに存在するのも事実であり、それこそがこの趣味最大の魅力と考える人もいるだろう。
結局この問題は作品によって異なるという結論にならざるを得ないのかもしれない。
ある意味1回目がMAXで、2回目以降が尻すぼみの作品。
1回目よりも2回目の方が面白かったけど、それ以降は尻すぼみの作品。
やればやるほど面白くなっていく奇跡のような作品。
今までの経験上、色々なパターンがあったし、どの意見もそれなりに説得力があるように感じる。自分の中では最後の説が一番しっくりくるのだが、これも個人差があると思うし、3回目以降といっても、それが実際に何十回もあとまで続くのかと言われると自信が無い(そこまで遊べていないという説もあるw)。
余談だが、グルメレポートにせよ、ゲームレビューにせよ、大事なのは「レポートする」ということであって、例えば1回目のレポートに価値が無いなんてことは断じてないだろう。もちろん何度も繰り返し遊んだ人の意見に「説得力が増す」のは当然の事だとは思うが、ある意味1回目の新鮮な直感なども貴重なデータといえよう。
はたしてボードゲームは「消費型」の趣味なのか、そうでないのかに関しては、結構深い議論があるように感じるが、私個人的にはいつまでも3の意見を持てるように頑張っていきたいと思う。byタカハシ
今までこの点を深く議論しているような記事を見かけたことが無い。もちろん、ひとそれぞれ面白さのツボが違ったり、この趣味に求めているものが違ったり、自由な時間やお金の問題、ケースバイケースだからこそ、答えが出ない問題をあえて考える必要もないという思考のもとで、スルーされてきた面はあるのだろうと想像する。
繰り返しになるかもしれないが、何回目のプレイが一番面白いかという問題と、ボードゲームは繰り返し遊ぶべきであるという主張には、本来関係性はあまりないだろう。ただ、うっすらとではあるが、何らかの相互関係はあるようにも感じる。ちょっとその辺を探るのも面白そうだと思い、今回コラムで考えてみる。
1.やっぱり1回目が面白い説
私はボードゲームのレビューはグルメレポートと似ていると思っている。美味しいお店を紹介したい。また逆にまずいお店を紹介したい(犠牲者を減らすという意味でw)。自分の好みを表現したいなどの部分がそっくりだ。
実生活でもそうだけど、「ここは美味しい」と噂のお店に限らず、「新装開店」など初めて訪れるお店では、お店の雰囲気やこれから出てくる料理への期待も含めて、得も言われぬ興奮というか、何とも言えないドキドキ感がたまらない。
未知の味への探求心とでもいうのであろうか。一種の冒険感すら感じることもある。
だから、ここでいうところの「1回目が一番面白い」という意見を持つ人間の思考は、おそらく「上質な味に出会った時の感動」、「新鮮な触感に驚かされた意外性」がその理由の上位に来るであろうことは想像に難くない。
いわば「知的探究心」を一番刺激される瞬間を優先順位の一番に持ってくるというわけだ。
これはある程度の趣味に共通する見解ではなかろうか。もちろん「消費型」という面は否めないが、私自身も非常にしっくりくるというか、その感覚は凄く良く「わかる」気がする。
2.2回目こそ面白い説
個人的には、ここを主張する人も結構存在するのではないかな?と思う。1回目よりも2回目の方がより中身に精通していることから、セッション自体に深みが増すという主張だろう。
あるいは1回目は、いわばテストプレイみたいなものだという意見すらあるだろう。
いずれにせよ、ここで行われる作業は「思いだし」と「確認」だ。
2回目以降のセッションにたどり着いた時点で、我々はグルメリポート的にはいわばリピーターの位置にあるといえる。なぜリピーターになったのかについては、理由は2つしかない。
1.1回目のセッションが面白かった、あるいは2回目以降のセッションに期待が持てたから。
2.1回目のセッションは面白くなかったけど、もう一度確認がしたかったから。
前者は意外に後半の部分が重要である。単に面白かったからといって必ずしもリピーターになるかといえばそう単純ではない。仮に1回目でその面白さの全貌が分かってしまった場合(極稀ではあるが)、2回目以降に繋がらないケースもある。1回目を踏まえて、2回目以降にも何らかの期待感を持たせるような部分、ここでも知的好奇心を刺激する部分が要求されるのは必然だろう。
結果、1回目よりもより深くゲームに関われた(る)。これこそが2回目こそ一番面白いと主張する理由ではなかろうか。
また、これは2の場合にも当てはまる。1回目はあまり面白くは無かったけど、2回目は1回目を遊んでいるという経験から、思いの外ゲームの中身が理解できて面白かったというケースは意外に多くあったりする。
つまり、一度(軽くでも)経験をすることで、より深く楽しめるようになる。
これもまた、ゲーム性を有する趣味(スポーツとかでも)全般に、一律に当てはまる真実なのではなかろうか?
3.3回目以降が一番面白い説
ここまでくれば、あとはもう2回目の理由の強化版であろうことは想像がつく。3回目以降(ある意味最新のセッション)こそが一番深く作品と関われているという説だ。
「慣れ」こそがその作品の味を引き出す最大の要素であり、精通した先の先が一番面白いというわけだ。
個人的にはこれも良く分かる。このような作品自体がレアで、おそらく歴史的な名作と呼ばれる多くのものがここに属するであろうことは間違いないが、そういう作品が確かに存在するのも事実であり、それこそがこの趣味最大の魅力と考える人もいるだろう。
結局この問題は作品によって異なるという結論にならざるを得ないのかもしれない。
ある意味1回目がMAXで、2回目以降が尻すぼみの作品。
1回目よりも2回目の方が面白かったけど、それ以降は尻すぼみの作品。
やればやるほど面白くなっていく奇跡のような作品。
今までの経験上、色々なパターンがあったし、どの意見もそれなりに説得力があるように感じる。自分の中では最後の説が一番しっくりくるのだが、これも個人差があると思うし、3回目以降といっても、それが実際に何十回もあとまで続くのかと言われると自信が無い(そこまで遊べていないという説もあるw)。
余談だが、グルメレポートにせよ、ゲームレビューにせよ、大事なのは「レポートする」ということであって、例えば1回目のレポートに価値が無いなんてことは断じてないだろう。もちろん何度も繰り返し遊んだ人の意見に「説得力が増す」のは当然の事だとは思うが、ある意味1回目の新鮮な直感なども貴重なデータといえよう。
はたしてボードゲームは「消費型」の趣味なのか、そうでないのかに関しては、結構深い議論があるように感じるが、私個人的にはいつまでも3の意見を持てるように頑張っていきたいと思う。byタカハシ