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     ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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第59回NBGC月例会の開催します。

日時:8月26日(日)

場所:新津地域交流センター

時間:午前10時~午後8時半

第9回すべらないゲーム会

※すべらないゲームの詳細はコチラ
 もう間もなく開幕をむかえる2012オリンピック。

 今年の開催地は霧の都ロンドンということで、選手の一番の課題はまずい飯とジメジメした気候にどう対応するかだそうですが(笑)、はたしてメダルは何個取れるでしょうかね?

 さて、今回は『ロンドン(イギリス)』をテーマ(やMAP)に盛り込んだボードゲームの紹介です。ベタなネタですけど、結構傑作がそろっているので未プレイ作品があれば是非お手に取ってみてください。

『ロンドン』

 まずは、まんまのタイトルな『ロンドン』ですね。M・ワレス氏の近年の会心作。基本的にはカードゲームですけど、大火災にあったロンドンの街を復興するというテーマと見事にマッチさせ、また街全体をうまく使ったボードとの絡みも絶妙♪言語依存があるのが難点ですが、わかりやすいアイコンとルールで難易度もさほど高くない作品です。

『ブラス』

 続いてもワレス氏の作品から。産業革命時代のイギリスを舞台にした彼のデザインした作品の中でも1・2を争うほどの完成度の高さをを誇り、彼の実力を世に広く知らしめた歴史的作品。多くのマニアを唸らせ、また虜にした独特のシステムが魅力で、「カード」を非常にうまくゲームに取り込んだ作品といえます。

『ランカスター』

 続いては、オーソドックスなドイツゲームの王道をゆく作品『ランカスター』。イギリスの支配権をめぐり領主が法律と地方権力者の助力を得ながら覇権を争うもので、比較的短時間で実に多くのボードゲーム的オモシロ要素を堪能でき、また充実したセッションが味わえる佳作。新進気鋭のデザイナーの実力が堪能できます。

『フェレータ』

 続いてはアルドゥング社の小箱カードゲームシリーズから。プレイするたびにカサソラの最高傑作は実はこれなのでは?と思い知らされる傑作。いわゆるバラ戦争をモチーフに裏切り(フェレータ)を前面に押し出したプレイヤーの思惑が乱れ飛ぶ秀作。小箱ながらフェアプレイのカードゲーム大賞に輝いたのも納得の逸品です。

『スコットランドヤード』

 続いては王道の『スコットランドヤード』です。今なお遊びつがれるボードゲーム界のロングセラー作品の1つ。それだけに失わない輝きは今も健在で、ファンを多く抱える作品でもあります。ロンドンの街を舞台に、怪盗と警官の追いかけっこ。推理だけではなく心理戦も試される名作中の名作ですね。

『カナルマニア』

 続いてはちょっとマニアなところから。イギリス全土を水路でつなぐべく『運河時代』の激動をテーマにしたちょっと重厚な作品。商品輸送に絡みマルチ性も高く、またそのプレイアビリティの低さも相まって(特にカード^^;)なかなか一般的には頻繁にプレイされない作品の筆頭格ですが、実際中身はかなり完成度の高い作品です。

『ロンドン掠奪事件』

 こちらはクニツィア博士のカードゲーム。何度かリメイクがされいろいろな出版社からリリースされてますが、それだけ人気なのだということでしょう。シンプルなルールで氏独特のジレンマが体験できる良作です。ロンドンで起きた未解決事件を調査。最後に本当に1件は迷宮入りしてしまうというルールが秀逸すぎますね♪

『キャメロットを覆う影』

 こちらはちょっと苦しいか(笑)。まぁイギリス人なら誰でも知っているアーサー王の物語ということで勘弁してください^^;円卓の騎士が協力して悪と戦うという、いわゆる「協力型ゲーム」の一大金字塔。のちに『パンデミック』や『バトルスターギャラクティカ』などの傑作も続きますが、この作品を遊ばずしてそれらは語れないでしょう。

『ローゼンケーニッヒ』

 二人用ゲームからもいくつか。こちらは『フェレータ』と同じくバラ戦争をテーマに、シンプルなルールでさほど敷居の高くない陣取り&パズルゲームと楽しめる作品です。駒の動かし方にカードを用いることでかなり運の要素を盛り込んでますが、その結果ガチ要素もほどよく緩和されているので(本当か^^;)戦略性も高く遊び応えも十分ですね。

『ハンマーオブスカッツ』

 最後も二人用ゲームから。少し(というかかなり)ウォーゲーム寄りの『ハンマーオブスカッツ』ですね。スコットランド軍とイングランド軍の戦いをテーマに、高度なユニットの配置の妙を楽しめる傑作です。もう発売されてから大分時間も経ちますが、未だにふとした時にプレイしたくなる不思議な魅力がある作品です。


 ということで、とりあえずパッと思いついた10傑は以上の作品ですね。これ以外にも面白い作品はたくさんあるようにも思います。ローゼンベルグの『ノッティンガム』とか、二人用ゲームの快作『パワー&ウィークネス』とか。あれ?『メンバーズオンリー』ってイギリスでしたっけ?皆さんもロンドンオリンピック開幕直前にロンドン(イギリス)ゲームはいかがですか?

※写真等は気が向いたらUPします(笑)。
 だいぶ更新が遅れましたが、先月の終わりに久々にNBGCの月例会を開催しました。サークルサミットを間に挟んでいたので、実質的に2月以来という感じでしたが、いつもの常連さんに加えて新しいお客様もお迎えすることができ、終日楽しいゲーム会となりました。

お越しいただいた皆様

<笠谷さん、じゃんさん、スギハラ、だすとさん、野田さん、はやるさん(旧:安達さん)>

 久々の月例会でいろいろと忘れ物がひどく、会場の外に貼る張り紙から得点記録用紙まで結構なダメダメっぷり><今回は自分が参加した卓に関しては順位のみ、他の卓に関してはコメント待ちとさせていただきます(笑)。コメントがなければ参考試合ということにします。

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 ちなみに用意させていただいた作品は、少し気合を入れて「本年度のすべらない作品」ということで、私自身が今年度プレイした中でも特に面白かった作品と、あとはまだ消化しきれていない面白そうな新作を少々といった感じでした。

ワードバスケットキッズ


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 まずは最近絶賛ヘビロテ中の『ワーバスキッズ』ですね。かなり難易度が下がっているので、もともと苦手な人でもかなり遊びの輪に入りやすくなっているのが良い感じ♪一応大人なので「ワイルド系」のカードで上がるのはなしというルールを採用してますが、オリジナルよりも展開が早くて盛り上がります。個人的には2セット買って合わせてプレイするのが良さそう。その内もう1個買おうかな。

結果:勝敗関係なしで盛り上がりました。

D&Dウォーターディープの支配者たち

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 続いてはリクエストが入ったので、先週じゃんさんに遊ばせてもらって非常に面白かったから即買いした『ウォーターディープ』をフルの5人でプレイ。かなりシンプルな「ワーカプレイスメント」で、特に目新しい感じとかもないのですが非常に良いバランスでまとまっているのが好印象。正直もう雨後の竹の子みたいにたくさんの作品が出たシステムですが、今更感をさしおいてでも遊ぶ価値がある秀作です。一部コンポーネントの面で不満も残ることは残るのですが、初プレイでもすんなり入れる敷居の低さは特筆ものでしょう。最後は大接戦ではやるさんが勝利!その前に「潜在的にタカハシさんの方が~」と言われて妨害されたのが痛恨で、私は最後届かず2着(確かに妨害されなければ勝利してました^^;)。かなり苦しい状態からの2着でしたので、個人的には良いプレーだったと自負してます。

1位:はやる 2位:タカハシ 3位:じゃん 4位:スギハラ 5位:野田 (敬称略)

村の人生

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 続いては2卓に分かれて、こちらは新規のお客様のだすとさんを交えて『村の人生』をプレイすることに。これまた最近プレイしてなかなか面白かったことから購入した作品。今年の年間ドイツゲーム大賞エキスパート部門ノミネートということで、結構以前から注目されてはいたのですが、事前にルールを読んだ感じではちょっと?だったので避け続けていたタイトル。やはり実際に遊んでみないと面白さってのはわからないものです。さて、独特のプレイ感があるこちらの作品。なかなか馴染むまでは時間がかかるかもですが、「ワーカプレイスメント」では非常に重要な「ワーカー」自体をマネジメントするという新機軸がとても新鮮でテーマと良くマッチしてます。その独特のプレイ感が多少気持ちが悪いですが(笑)、戦略性も豊富でバランスも取れており、ノミネートも納得の1品です。これまた最後は接戦の大熱戦でした。

1位:タカハシ 2位:スギハラ 3位:笠谷 4位:だすと (敬称略)

エアーショウ:はやるさん持込み

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 一方のこちらははやるさん持込みの『エアーショウ』ですね。自分の飛行機を飛ばすというなかなか夢のあるテーマということで、そんなテーマに魅かれた新作好きのじゃんさんと野田さんの3人でプレイ。肝心の中身に関しては未プレイにつき詳細は不明です。

結果:不明(コメ待ち)

リサイクル

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 まだ昼休憩までは時間があったので、調整で『リサイクル』をプレイ。誰でもすぐに理解できるルールと、強烈なまでのジレンマ、はったりの要素も多くなかなかにテクニカルなカード競りゲームですが、今回は序盤で5点カードを、はったりかましてたったの1枚で手に入れた私がリード。最後に眠っていた別の色の5点カードに対して9枚カードを提示した相手を10枚で破っての完勝劇。「おみそれしました」といわせたのが痛快でした♪

1位:タカハシ 2位:だすと 3位:笠谷 4位:スギハラ (敬称略)

ヴォーパルス:じゃんさん持込み

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 こちらも昼までの時間調整で『ヴォーパルス』をプレイ。以前別のゲーム会でプレイさせていただいて、その時に思ったのは、巷での人気ほどは面白くないかなぁ~ということ。もともと「ドラフト」というシステムはそこまで盛り上がらないシステムだと認識しているのと、結構「メタ」がありそうだったのが残念な感じ。『世界の7不思議』にインスパイアされたという点については、むしろ『7不思議』よりも面白いのでは?と思わせる魅力ある作品だと思うのですが、個人的な相性はそうでもなかったですね。今回のバージョンは拡張入りとかなのかな?

結果:不明(コメ待ち)

ハワイ

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 昼からは再度卓分けをして、こちらは今年の大定番『ハワイ』ですね。すでに「ワイハー」としか呼ばれないこちらの作品(笑)。さすがに戦術がある程度決まってきたこの作品を熟練者3人に挟まれて初プレイするだすとさんにはキツかったと思いますが、セッション後の感想としては楽しめたということですので、次回以降のプレイに今回の経験を生かしてもらえると幸いです。今回はマップの構造から、「槍」プレイが有力な候補。その「槍」プレイからバランス型に入るスギハラと、同じく「槍」と「船」を巧みに使うはやるさんが大きく先行する展開。その両者に巻き込まれまいと、地味に「果実」プレイに終始する私。今回は「船」には一切手を出さない方針に決め打ちしていたのですが、その徹底ぶりが最後に生きてきて果実とダンサーの大量得点で一気に逆転勝ち。とがりを抑えずにいけたのが勝因でした。

1位:タカハシ 2位:スギハラ 3位:はやる 4位:だすと (敬称略)

アグリコラ(プレミアム拡張入り):笠谷さん持込み

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 一方のこちらは『アグリコラ』のプレミアム拡張セット入りですね。コンポーネントが格段に良くなるのと、各種の追加カードがかなり面白そうな感じ。個人的にかなり興味があったのですが、セッションに加われず残念です。ちなみに今回採用したエイリアンのカード(ルール)はちょっと微妙だったとのこと^^;詳細は不明ですが、あまり効果的にゲームに組み込んでこなかったとのことです。まぁ基本的に『アグリコラ』の追加カードとかはそんなものだとは思います(笑)。じゃんさん曰く、むしろ『泥沼からの脱出』の方が良いかもとのこと。ふむふむ参考になりますな。

結果:不明(コメ待ち)

北極点

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 『アグリコラ』がまだ少し時間がかかりそうということで、こちらは調整で『北極点』をプレイすることに。実はルールをよく読んでいないんですけど、バネストの中野さんのおすすめマーク付いていたのでたぶん面白いと思います。是非テストプレイになるかもですけどお付き合いください♪と前置きしてのプレイ。ところがルールを説明している段階で「これは面白そうだ!」という絶賛の声があちこちから上がります。実際非常に単純なカードを使ったレースゲームなんですけど、かなり唸らされるというか、セッションの最中にも色々と気づかされることが多い作品で、みんなニヤニヤ感が止まりません(爆)。目の前の氷を割られて遠回りを余儀なくされたり、山札からのカードの引きに賭けて涙を流したりと、とにかく盛り上がりました。実際のセッションは一人孤独なルートを突き進んだだすとさんが大逆転で勝利!ペンギンの意地にかけて最下位争いまで戦うべし!とルールブックに書かれているので、スギハラとの熾烈な最下位争いも白熱。十重二重に張り巡らした保険の全てに裏切られるしょぼいカードの引きに泣かされた私がトップから一気に最下位のしょぼーんな結果><それでも久々に最下位争いまで楽しめるレースゲームでした。さすがばねさんのオススメはすべらんなぁ~♪

1位:だすと 2位:はやる 3位:スギハラ 4位:タカハシ (敬称略)

乗車券アジア

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 続いては再度卓分けで、こちらは『乗車券シリーズ』自体未プレイですというだすとさんのために『乗車券アジア』をプレイ。まずは『乗車券』の基本的なルールと、このアジア拡張で登場する追加ルールを説明してのセッション。それぞれかなり順調にルートを確立してく感じでしたが、やはり中央路線により列車駒を置けた私がリード。駒の減りが他のプレイヤーよりも早かったので、さくっと終了トリガーを引いて圧勝。う~んやはりこの拡張は中央が強い感じしますね。初見ではなかなかわかりづらいメタがあるようですとちょっと辛い感じ。ルールとしては今までの拡張の中では一番気に入っているだけに残念。

1位:タカハシ 2位:野田 3位:だすと (敬称略)

ローマの執政官:じゃんさん持込み

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 こちらはじゃんさん持込みのカワサキさんの新作『ローマの執政官』ですね。カワサキさんはたぶん今のところ日本で唯一のオリジナルで面白い(海外レベル)のボードゲームを作れる方かなと。こちらの作品もしっかりと唸らされるシステムが搭載されているとのことですが、肝心の中身に関しては少し難しい感じだったとのこと。それでもきちんとゲームとして成立させているだけでも凄いですね。

結果:不明(コメ待ち)

男爵達

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 『乗車券アジア』がかなりあっさり終わったので、時間調整で『男爵達』のテストプレイをしていただくことに。なかなかに意欲的なシステムのカードゲームでしたが、正直何度か繰り返しプレイしないと面白さがわからないタイプの作品で、ちょっとテストプレイ色が強すぎましたね^^;個人的には相当熟練したプレイヤー同士でも、面白さがわかってくるのは5回目以降のプレイくらいかな?と思えるほどの大器晩成型の作品だと思ったので、一般向けには全くオススメできない作品だと思いました。ポテンシャルは感じるんですけどね><

勝ち:タカハシ 負け:だすと&野田 (敬称略)

ブロッカーズ

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 締めは残った5人で『ブロッカーズ』をプレイ。私自身意外にも5人でのプレイは初めて。そして5人だとまた新しいプレイ感を味わえることがわかって驚きのセッションでした。初プレイながらこういう作品大好き♪というスギハラが結構良い感じ。ルールをしっかり理解してきっちり勝ちきってましたね。『アップタウン』と何が違うの?とスギハラに聞かれて、ルールやコンポートの面でこれこれこういう点が違うと説明すると、彼的には圧倒的に『ブロッカーズ』推しとのことでした。まぁその辺も好みですけどね^^;

1位:スギハラ 2位:笠谷 3位:タカハシ&野田 5位:だすと (敬称略)


 ということで、時間一杯まで楽しんだ月例会でした。

 次回は8月下旬を予定してます。また是非御参加下さい♪byタカハシ
 どうも、サ-クルサミット以来約2ヶ月間更新をさぼっているNBGCです(笑)。

 サボっているといっても、実際には色々なサ-クルさんのゲ-ム会にはお邪魔させていただいてますし、春の人事異動で県央ボ-ドゲ-ム会のはむさんが私の家の御近所に引っ越して来られたというサプライズもあって、毎週平日の夜にゲ-ム会を開催したりと意外にプライベ-トのボドゲ環境は充実しているのですが、どうも更新の意欲がわかないというか、文字通りサボり癖がついてしまいました^^;

 昨今いよいよもって国内のボドゲ界もにぎやかになってきました。新潟のゲ-ムサ-クルさんの中にも、新聞の取材を受けたりするところあったりと、少なからずサ-クルサミット以降参加者の増加も含めて多少の盛り上がりを見せているのは嬉しい限りなのですが、ことNBGCに関してはマイペ-スでのんびり行こうかなと(それほど需要があるわけでもないですから)。

 とりあえず、半年に1回のペ-スで更新していたTOP50も、さほど大きな変動もないので、今後は年1ペ-スにしようと思います。楽しみにしていた方(いるのかそんな人w)。お正月まで待ってください(爆)。先月の月例会の模様はそのうちレポ-トします。

 ということで、今回はそんなサボり期間中にふと感じたボドゲ関係のコラムです。

 先月数年ぶりに首都圏のアナログゲ-ム関係の古い知り合いの方と食事をする機会があったのですが、私が相変わらずボ-ドゲ-ムにはまっているということで、その方も実際に興味を持ったらしく、なんとオ-プンなゲ-ム会へ参加されたのだそうですが、実際にはあんまり面白くはなかったということで、その辺どうなのよ?的な話になりました。

 その方が言うには、なんかゲ-ム自体がそんなに面白くないということで、何でお前はそんなにはまってるの?と不思議に感じたそうです。

 よくよく話を聞いて、実際にプレイした作品名(当然そこまで覚えていないようでしたので、どんなゲ-ムかを聞いて判明しました^^;)を伺うと、確かに久々にアナログゲ-ムをする人にはあまり向かないというか、ちょっと評価が一定ではない作品をイキナリ遊ばされたような感じでしたので、それは多分そう感じたのはごもっともで本当はもっともっと面白い作品がたくさんあるんです♪と力説したのですが、確かに薄々そんな感じはしていたけど、こういうの(ゲ-ム会みたいなの)は最初でこういう感じだとどうなのかね?と指摘され、私も返す言葉が見つかりませんでした。

 もちろん、その方自身にも問題が全くないわけではありません。私は初心者ですとかいわなかったのですか?と伺うと、それは言ってないと。むしろ昔『カタン』とか良く遊んでたって言ったので、多少ベテラン的な感じで捉えられたかも(笑)とおっしゃっていたので、それが原因でそういう流れに巻き込まれた可能性は高いのですが、ただサ-クルを運営する身としては、これはなかなか身につまされる問題かなと。

 最近では、もう過去の名作と押し寄せる新作との狭間で、ゲ-ムサ-クルが毎回用意する作品もどんどん混沌としているのが実状といえます。その中である程度評価が定まった作品もあればそうでない作品もあって、特に後者に初心者や経験が少ない方が巻き込まれるとセッション自体があまり盛り上がらない現象が生まれがちです。

 特にノンリプレイが横行するオ-プンなゲ-ム会などでは、ほとんど毎回テストプレイみたいな環境が生まれていて、そうなると常連さん以外にはなかなかスッと入り込みにくい感じがして、その辺も少なからずこの趣味の閉塞感を生み出しているのではないでしょうか。

 結局何が言いたいかといいますと、そういった必ず存在する「受け身」のプレイヤ-(特に今からボ-ドゲ-ムを始めたいと考えていらっしゃる方や、この趣味に興味を持ち始めている方)に対しては、それを「もてなす側」で十分なカバ-をしてあげる必要があるのではないでしょうか?ということです。

 ここで今更評価が定まっていない新作がどうとか、名作重視で遊ぶべきだなどと言うつもりは毛頭ありませんが、少なくてもゲ-ムを「用意する側」にはそれなりの責任と義務があるといえるでしょう。彼らはいわばソムリエでもあり、また自身の料理をふるまうシェフでもあります。自分が用意した作品(料理)をゲストに楽しんでもらうにはどうしたらよいのか。常にそれを念頭に置くべきです。

 新鮮なネタを期待する客には「新作ゲ-ム」を、名店の味を期待する客には「定番の名作」を、インスタントなファ-ストフ-ドを期待する客には「パ-ティ系の作品」を、それぞれのニ-ズに合わせてお品書きを作るのも主催者の役目です。

 また可能であるならば、主催者は自ら料理人としてそれらの料理をおいしく提供する努力を惜しまないことです。すなわちプレイヤ-としていかにそのセッションを盛り上げられるか!という意味です。その昔、私は知り合いの方にゲ-ム会でもっとも大事なことは「ホストの精神」だと教わりました。その考えは今でも変わってません。

 まぁNBGCに関しては、正直その辺はちょっと自信ありません(爆)。私が好きな作品はどちらかといえばフリ-ク向けが多く、ライトな作品がそれほど多くラインナップには上がらないからです。でも過去の例会の記事を見ていただければ、そんなに悪いバランスでもないかな?と自負しておりますが、こと初心者向けという方向から見ると、必ずしもやさしいサ-クルではないのかも(もちろん初心者には最大のケアを心がけてますが)。

 結局どんな趣味でもそうですけど、最初の印象ってすごく大事だと思います。最初に「面白い♪」っていかに思わせるか(あるいは思ってもらえるか)。やはりそのためには強烈な「ホスト精神」。自分が楽しむことよりも、いかに相手に楽しんでもらうかに尽力する必要性は、これから先この趣味の裾野が広がるにつれてどんどん高まっていくのでしょうね。byタカハシ