fc2ブログ
     ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

2011/06123456789101112131415161718192021222324252627282930312011/08

 ちょっと更新が遅れましたが、6月最後の日曜日はNBGC第53回目の月例会でした。

 久々に新規のお客様を迎えることができ、あいにくの雨ですが楽しいゲーム会となりました。

 準備したゲームの写真は取り忘れ、まぁそこそこのラインナップでした(持込みしてくださった方、感謝です♪)。

<この日の参加者の皆様>
安達さん、笠谷さん、金澤さん、塩谷さん、野田さん、渡辺さん

えるあらめいん(実写版):笠谷さん持込み

1.えるあらめいん

 毎度おなじみデッキ構築型カ-ドゲ-ム。テ-マがテ-マなので好きな人にはたまらない作品なんでしょうね。今やデッキ構築型もどんどん進化していってて、色んなシステムが組み込まれることによって多種多様な変化が起きているようです。この作品もまた『ドミニオン』とは一風変わったプレイ感らしいですよ(戦略性も高そうです♪)。ちなみにパンツ丸見えのかわいいおねぇ~ちゃんは出てきませんが、戦争がテ-マなのでやはりお子さんには向かないかもですね^^;

1位:60点=塩谷 2位:47点=金澤 3位:20点=安達 4位:3点=笠谷 (敬称略)

ロンドン

2.ロンドン

 一方こちらは『ロンドン』。初参加のお客様の好みの傾向を伺いつつオススメしてみた作品。ちょっと難易度高かったかな?とも思いましたが、全然そんなことはなくて「面白いです」とコメントいただけたように、いきなり接戦の大熱戦でした。一応今までの経験から「借金するのは建物建築費用で足りないときのみ」というオリジナルのバリアントル-ルを選択。やはりこのル-ルの方が序盤から色々悩めて面白いですね。相変わらず土地重視で攻める野田さんと、建築エリアを上手くコントロ-ルしながら逆転を狙う渡辺さん。今回私は初の借金しないプレ-を実践していたため、そんな二人に終始押され気味でしたが、要所で得点を稼ぎつつ厳しいセレクションをなんとかクリアできたようでした。終わってみれば全員1点差の僅差での決着。序盤のあれが最後に効いたとか、地下鉄を引いていただいたおかげですとか、反省会も大盛り上がりでしたね♪

1位:61点=タカハシ 2位:60点=野田 3位:59点=渡辺 (敬称略)

ROCCA:笠谷さん持込み

3.ロッカ

 こちらは笠谷さんがゲ-ムマ-ケットで仕入れてきた作品。非常にスタイリッシュでデザイン性に富んだ作品ですが、その昔同じようなコンセプトのものを見たことがあるので、別段驚きもせず(笑)。それでもシステム面での興味は非常にそそられたので是非プレイしたかったのですが、残念ながら別卓でした><感想を伺った限りでは、美しさ以外にさほど目につくポイントはなかったとのこと。やはりデザイン推しの作品なんですかね?

勝利=金澤 敗北=安達、笠谷、塩谷 (敬称略)

ビブリオス

4.ビブリオス

 午前中にもう1作品ということで、メンバ-を入れ替えて軽めの作品をプレイすることに。こちらは3人で『ビブリオス』を選択。かなり簡単なル-ルなので大丈夫かと思ってましたが、約1名根本的に勝利条件を勘違いなさっていた方がおられたので、1戦目は無しということですぐさま2戦目をプレイ。相変わらずキレのあるこの作品。特に3人プレイでのランダムに12枚取り除かれるル-ルがかなり効いてて、各人の読みに相当影響を与えてきますね。運良くファ-ストラウンドで4のカ-ドを2枚手に入れていた私が、最後競り合いを制して勝利。残金の差でギリギリ逃げ切りました^^;

1位:6点(タイブレイク)=タカハシ 2位:6点=塩谷 3位:2点=金澤 (敬称略)

7つの島:笠谷さん持込み

5.7つの島

 こちらはまたまた笠谷さんのゲ-ムマ-ケットの戦利品から。完売だったにもかかわらず、再版予定なしという衝撃のアナウンスが飛び出た『7つの島』ですね(とりあえず現段階では再版が決まったそうで、手に入れられなかった方は一安心ですね♪)。「デッキ構築」&「ワ-カプレイスメント」ということで、人気のシステムをフルに採用するという、いわゆる「乗っかり型」の国産ゲ-ムですが、毎回変更可能なボ-ドとか、システム面もなかなかうまくまとめ上げているようでして、プレイなされた方の評判も上々でしたね。コンポ-ネント面でもかなり充実しており、国産ゲ-ムとしてはかなり頑張った方だと思います。これから先は、是非オリジナルアイデアで勝負できるレベルまで成長して欲しいメ-カ-さんだと感じました。

1位:33点=笠谷 2位:29点=渡辺 3位:28点=安達 4位:27点=野田 (敬称略)

1号線で行こう!

6.1号線で行こう!

 昼食後は、再度卓分けをして、こちらは野田さんが大好きな『1号線で行こう!』ですね。パズルゲ-ムとすごろくの良いとこ取りのこちらの作品。いくら自分の路線を早く仕上げても、停留所の数が多すぎるとすごろくで大逆転を喰らってしまうのが悩み所。今回は前半で何気なく私が置いた線路に、意外に苦戦させられた野田さんよりも2順くらいは先にすごろくに突入した私でしたが、サイコロの目がチョボチョボの私(停留所の目がでないでない><)に対して、4回サイコロを振って3回停留所を出した野田さんが一気のまくりで逆転勝利!やはり好きなゲ-ムは運も味方してくれますよね^^;

1位:野田 2位:タカハシ 3位:塩谷 (敬称略)

ブド-ニア王のおふれ:笠谷さん持込み

8.ブドーニア王

こちらは笠谷さん持込みの『ブド-ニア王のおふれ』。この日はゲ-ムマ-ケットで仕入れた作品を一通り遊べたということで笠谷さん的にも非常に有意義なゲ-ム会だったみたいですね。主催者としても別卓を完全にお任せできるのでとてもありがたかったです^^;ちなみにどんなゲ-ムなんですか?と伺ったら「温泉掘りのゲ-ムです」とのこと。ということで中身は全くわかりません(爆)。

1位:35点=渡辺 2位:13点=笠谷 3位:11点=金澤 4位:7点=安達 (敬称略)

アヴェカエサル

10.アヴェカエサル

 続いては、再度卓分けをして定番レ-スゲ-ムの『アヴェカエサル』ですね。未プレイなら一度はプレイしたいこちらの作品。今回はもう1卓の人数が不足したということでインストを野田さんにお願いしましたが、まぁ何度も遊んだ作品でしょうから特に問題もなかったかと思います。あ~そうそう、ずっと前からこの作品専用のオリジナル特殊カ-ドを考案してまして、いつか実戦投入したいなぁと思っているのですが、なかなか作るのが面倒でデ-タだけパソコンに残ってるんですよね~^^;そのうち重い腰を上げて制作してみようかな。

1戦目 1位:野田 2位:塩谷 3位:笠谷 4位:渡辺
2戦目 1位:渡辺 2位:塩谷 3位:笠谷 4位:野田(不敬罪) (敬称略)

51番目の州:安達さん持込み

7.51番目の州

 一方こちらは安達さん持込みの『51番目の州』。ちょっと前あたりから密かに人気の環境構築型カ-ドゲ-ム。いわゆる『サンファン』や『レ-スフォ-ザギャラクシ-』のカテゴリに属する作品ですね。もともとこの手の作品はシステム自体が面白いですし、私自身「デッキ構築型」よりも好みということで、初プレイでしたがなかなか楽しめました。オリジナリティの要素も多いですし、テ-マも雰囲気あって非常に良い感じなのですが、色々と細かすぎるのはプレイアビリティ面で大きなマイナスポイントで、しかもパワ-インフレが起こる前にゲ-ムが終わるようなシステムはちょっとどうかなぁ~?といったところです。つまり一発逆転がほとんど存在しないので、着実にバントで進塁させるような地味なプレイ感覚は派手さに欠け、今一つ大きなリプレイ欲求にはつながらない気がしました。実際のセッションでは序盤で突き抜けた私がそのまま押し切り勝利。淡泊過ぎた結末はどうも味気なかったですね。

1位:34点=タカハシ 2位:22点=安達 3位:18点=金澤 (敬称略)

コロレット:笠谷さん持込み

11.コロレット

 こちらは時間調整に『コロレット』ですね。この作品に限らず、ゲ-ムでは理想形ばかりを頭に描いていると負けてしまうという典型的な作品。現在の状況は自分にとって必ずしも最高の状況ではないことを理解し始めてくると、この作品の勝率は上がってくると思います。特に得点と失点のバランス感覚は何度も繰り返し遊ばないと身につかないものかもしれません。今回のセッションでは欲をかいて山札をめくりに行くプレイヤ-が多く、的確にリスクを分散させたプレイヤ-が自然と上にいってましたね。もちろん運の要素もありますが、それだけではないのがこの作品の素晴らしいところだと思います。

1位:28点=野田 2位:27点=塩谷 3位:25点=笠谷 4位:21点=渡辺 (敬称略)

タンブリングダイス

13.タンブリングダイス

 続いてはちょっと息抜きタイムということで、メンバ-を入れ替えて軽めの作品を遊ぶことに。こちらはサイコロを使った「おはじきゲ-ム」の『タンブリングダイス』ですね。こういう普段家ではなかなか稼動しない作品も、月例会みたいな広い場所ならフルにスペックを発揮してくれます。とにかく現象自体が半端なく面白いので、異常なくらい盛り上がりましたね♪特に他人のアシストをしてしまったり、自分のサイコロをはじかれてしまった時の興奮は、誰でも簡単に味わえるパ-ティ-ゲ-ムの傑作といっても良いかもしれません。今回は色々とアシストをしてもらった(笑)私が、一人100点オ-バ-で圧勝!息抜きどころか、逆に全員疲れてしまった燃えるセッションでしたね(爆)。

1位:107点=タカハシ 2位:65点=安達 3位:62点=塩谷 4位:61点=金澤 (敬称略)

ギフトトラップ・ライト:笠谷さん持込み

14.ギフトトラップ

 こちらはゲ-ムリンクの付録ゲ-ムから、『ギフトトラップ・ライト』ですね。毎号付録を付けるのは大変でしょうけど、何とか一定の水準を維持しつつあるように見える『ゲ-ムリンク』。個人的には創刊号の付録の『マ-チャントギルド』があまりにも素晴らしかったので、その印象が強すぎたせいか以降の作品はどうもパッとしない感じがするのですが、まぁ付録のゲ-ムということをかんがみれば、毎号かなり水準は高いですよね~。昨今日本人デザイナも増えてきてますから、これから先も期待したいです。

1位:8点=渡辺 2位:5点=野田 3位:2点=笠谷 (敬称略)

ブラフ

15.ブラフ

 続いてはリクエストがあったので、私以外の全員で『ブラフ』を遊ぶことに。この作品の他にもいくつか存在するのですが、私の中ではその人のボ-ドゲ-ムに対する資質と傾向を測ることができる貴重な作品の1つです。私はこの作品を実際に遊んでみて、どのくらい面白いと感じているか(あるいはル-ルを理解したうえでどのくらい楽しんでいるか)で、その人のゲ-マ-度を図るようにしてます。それくらいこの作品は人間性というか、プレイヤ-の本質に迫れる大傑作だと思ってます。実際のセッションは最後に4対2で圧倒的有利な状況に立った安達さんが、ほんの一瞬の隙を突かれて一気に逆転負けを喫するというドラマチックな展開でした。私自身も最大4個差から逆転したことがあるので、最後まであきらめてはいけませんし、たとえどんなに優位でも油断は禁物ということでしょうね(笑)。

1位:渡辺 2位:安達 3位:金澤&塩谷&野田 6位:笠谷 (敬称略)

スタンプス:笠谷さん持込み

16.スタンプス

 締めは再度2卓に分かれて、こちらは笠谷さん持込みの『スタンプス』ですね。クニツィア博士の傑作競りゲ-ム、『モダンア-ト』のリメイク版(というかミニマム版)で、テ-マを絵画から切手に変更することで非常にコンパクトにまとめた作品。とにかくイラストがスタイリッシュで美しく、コンポ-ネントの質も見事なんですが、やはり小さくまとめた弊害として、プレイアビリティはお世辞にも良いとはいえず、所持金を隠す衝立もありませんし、全体的にちまちました印象はどうしてもぬぐいきれないでしょうね(特に初期の『モダンア-ト』を遊んだ方ですとそう感じるんじゃないかなぁ~?)。でもまぁプレイ感覚は全く変わらないというか、『モダンア-ト』の面白さをそのまま体現できるという意味では貴重な作品といえるでしょうし、何といってもクニツィア博士の大傑作ゲ-ムを手軽に持ち運べるのは嬉しいですね♪私もゲ-ムマ-ケットでスル-しないで買えばよかったかな?と一瞬だけ思いました(一瞬だけね^^;)。

1位:65,000(単位は円?)=塩谷 2位:53,600=野田 3位:47,900=笠谷 (敬称略)

ロイヤルタ-フ

17.ロイヤルターフ

 一方こちらの締めもクニツィア博士の『ロイヤルタ-フ』。この日のNBGCのプチ隠しテ-マが「レ-スゲ-ム」だったので、締めにピッタリのこちらの作品。とにかくまぁ競馬予想ゲ-ムとしては色々な意味で良く出来てます。一瞬の脚を持つ馬がいたり、安定してスピ-ドに乗る馬がいたり、個性的な馬達はどの馬でも勝利しそうな雰囲気を持っているだけに、最初のベットには熱が入りますし、他のプレイヤ-と共闘して1位を決めるしたたかさも重要なポイント。全部で3レ-ス行いますが、最終レ-スは賞金が倍になったりと逆転要素も多く、隠れた名作として有名です。今回は2レ-ス目でわずかに逆転するも、最終レ-スで見事に的中をされて惜敗><お見事なベットでした♪

1位:3,000£=渡辺 2位:2,250£=タカハシ 3位:1,850£=金澤 4位:1,600£=安達 (敬称略)

 既に述べたとおり、ゲームマーケットで入手したゲームを一通り持ち込んでくださった笠谷さん。「とりあえずやりたかったのを全部やれて良かったです♪」とのことでしたが、お礼を言いたいのはこちらの方です。別卓を完全にお任せできたので非常に運営が楽でした。本当にありがとうございます。新規のお客様も、結構楽しんでくれたみたいでしたので、もしよければまた遊びに来てください。来月はお休みで、次回は8月後半予定ですね。byタカハシ