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     ここは新潟でボードゲームを楽しむ人達のための集会所です。

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先週の日曜日は久々に長岡で開催されていた「ウォーゲーム会」に参加させていただきました。実は同じ日にOASE新潟さんの10月月例会が開催されていたのですが、月例会開催のアナウンスがあまりにも直前すぎたこともあって、今回は以前より予定していたこちらを優先させてもらいました。(他のOASE常連の方も数名こちらに参加されていたので)テーブル1卓くらいは確保はできたのかな?と不参加の身でありながら終日心配はしていました。NBGC(や他のゲームサークルさん)みたいに1ヶ月前とはいいませんが、せめて2週間前くらいには開催の案内をしないとサークルとしてはちょっと厳しいですね(内輪のゲーム会ならそれでもOKなんでしょうけど……)。ということで主宰の梶さんには頑張っていただきたいところなのですが、かな?りお忙しそうな感じですのでまぁ開催してくださるだけありがたいといったところでしょうか?最近新潟のゲームサークルは(ウチ以外は)結構例会開催が不定期になってきているので、多少不安な感じもします(その分NBGCが盛り上げていければ良いのですが^^;)。

サクセサーズ(第3版)

1.サクセサーズ(第3版)実は今回は私のリクエストにお答えしていく形で『サクセサーズ』の新版(第3版)をプレイさせていただきました。元々はAH(アヴァロンヒル)社から発売されていたマルチゲームの名作が数年ぶりにGMT社からリメイクされたこともあって、この夏に思わず購入してしまったわけですが、忙しさのあまりルールも良く読み込まずに持ち込むという愚行を暖かく許してくれたこの日の面子は旧版『サクセサーズ』をこよなく愛する方々ばかりで、まさに手取り足取り指導プレーしていただけるという幸運にも恵まれたセッションでした。旧版を知らない私と比べて、既にベテランの域に達しているといって良い他のメンバーは、旧版から変更されたルールがかなり大きな点に驚いていらっしゃるようでした。今回はキャラクター選択で炎の運び屋=セレウコス(笑)とリュシュマコスを引いた私は、とりあえず何もわからない状態なので、(そのリスクの高さを知らぬまま)気が向くまま思いのままにアレキサンダーの遺体を運ぶことに(爆)。1ターンはほとんど兵力補充に努め、2ターン目からいよいよ西に向かい始めます。メソポタミアで牽制していた他軍を「欺瞞と奇襲」で回避することに成功した私はカッパドキアで「背信」をチラつかせる相手をどうするかで最大の選択を迫られることに。実は2ターン目の私のカードの引きは最高のものがあり、この時点で私は手に「傲慢(相手のイベントカードを防ぐことができる)」を握っていました。ですから遺体を奪う「背信」を恐れる必要はあまりなく(「クレタ人の嘘つきとダブルで握られている可能性はもちろんありますが)、強行手段で突破を試みても良かったのですが、経験者の方に「う?んそれは止めた方が良いです」と強く勧められてしまって決意が鈍ったのが結局は敗因となってしまいました。この後なんとかカッパドキアをすり抜けて勝利の地マケドニアの近くまで進み、しかも「シルバーシールド」まで手に入れたのですが、サイコロの目に恵まれずにマケドニアまで何と僅かに1歩足りず、泣く泣く次ターンに持ち越すこととなってしまいました(結局カッパドキアでマゴマゴしていたのが悪手だったんですね)。次ターンに持ち越した時点でマケドニアを守護していたプレイヤーは「簒奪者」ではなくなってしまったため、もはや遺体をマケドニアに運んでも私の勝利条件は達成されないことなり、しかしかといって後戻りするには失ったもの(捨ててきたもの)が大きすぎるため、仕方なく意を決してマケドニアに突入することに。正直勝機を大きく失っているので気合の入らないダイスロールでは当然勝てるわけもなく、結局そのまま私から遺体を奪ったプレイヤーが遺体を焼却してサドンデス勝利という結末を迎えてしまいました。ということでほとんど2.1ターンで終了してしまったこともあり、勝利したプレイヤーと私以外からは不満の声が挙がる結果に。旧版と比べて非常にユニットが移動しやすくなったため、以前はかなりリスキーだった「遺体運びプレイ」がかなり選択されやすいプレイへと変貌し、かつてようにじっくり腰を据えて序盤を構築する余裕はなくなった結果、「運んだプレイヤー」と「邪魔したプレイヤー」の一騎打ちの様相が強くなりすぎるという批判が出ました。確かに初心者の私がスルスルと進めてしまったのはカードの引き運が良かったという理由だけではなかった気がしますし、結果として毎回同じ展開になってしまうであるならば、この新版のルール変更はむしろ退化だったという評価を受けても仕方がない思います。がしかし、旧版を知らない私にとっては普通にゲームを楽しむことができましたし、「遺体運び」はそれなりにリスキーであることには変わりない気もしました(今回は初心者の私が怖いもの知らず過ぎただけで、実際は「遺体運び」はリスキーな印象も受けます)。ベテランの方の意見に対して偉そうなことは言えませんが、旧版の良さを知りすぎているがゆえに新版に対して辛口になりすぎな印象も受けました。例えるならば昔のスポーツカーの方が良かったよね♪といって新型スポーツカーの性能を認めたがらないカーマニアのような感じです(まぁ気持ちは十分理解できますが^^;)。


サクセサーズ(旧版)

2.サクセサーズ(初版)ということで、「いつか旧版もプレイしてみたいですね?♪」という私のリクエストが、不完全燃焼のまま終了した1戦目ということもあってかまさかの採用となり、なんと連荘で旧版を楽しませていただけるというラッキーな展開に。新版との変更点を伺いながらのプレイ(普通とは逆ですよね^^;)はかなり面白かったです(笑)。今回はマケドニアのアンティパトロスと東の支配者ペイトン。全く両端に位置するキャラクターを引き当ててしまったので、とりあえずペイトンは積極的に、アンティパトロスは消極的に動いてみようという恐らく普通とは逆の作戦を選択することに(恐らくですがこの判断の時点で既に勝ち目の半分は失っている気がします^^;)。序盤から積極的に極北のエリアを拡大していくことに成功したのですが、逆にアンティパトロスは専守防衛に努めたのにもかかわらずあっけなく叩かれてマケドニアを追われてしまい、あまり将来の展望もみえないまま第3ターンに。ヘラクレス勝利を逃しながらも西側一帯を制圧したプレイヤーと、バビロンを押さえつつエジプト陥落を狙うプレイヤーのほぼ一騎打ちの様相をみせる中、遂にゾウ軍団を手に入れた私と中盤で劣勢なまま終盤を迎えた2名が最後の賭けでバビロンに殴り込みをかけることに。しかしまずは「暗殺」をかいくぐって突入に成功した私があえなく討ち死にし、続けてもう一人の方も見事返り討ちにあって万事休す。しかしながらアレキサンダー勝利をめざすバビロニアの死守に成功したプレイヤーは、エジプトをあと1手の差で落としきれず、遂に決着は最終ターンに持ち越されるかと思われた瞬間、私から「背信」のカードを奪った西側を制圧していたプレイヤーがバビロニアプレイヤーのアレキサンダー4世の強奪に成功して一気に決着。何ともあっけない終結でした。確かにこの「旧版」は「新版」と比べてじっくりと陣営を整えていく序盤?中盤の楽しさは、さすがは「マルチゲームの傑作」と言われるだけあります。「遺体」もあっさりとバビロンで焼却され、以降のジリジリした展開は玄人好みの作品といって間違いない風格があるように感じました。一方で、やはり昔からの批判の1つでもある「戦闘のあまりにもシンプルなシンプルさ」、「サイコロの目やカードの引き運によってかなり行動を制限されてしまう不自由さ」は初心者の私でもしっかりと感じ取れるほどで、長時間をかけてあれやこれや画策する反面最終局面(あるいは勝負を決する場面)があまりにもあっさりしすぎという印象は受けました。ゲーム全体があまりにも不安定な状態にありながらも、要所要所で「重い」というのは一般的にウケが良いとは思えず、この作品がなかなか評価されていないというのもある意味で頷けます。私の中では「地味なのに大味」という評価が一番しっくり来ますね。ですからこの作品を少しでも「軽く」しようとルール変更を行った新版は、ある意味では正しい方向性を持ったリメイクだと思える反面、ゲームのコンセプト的には「単に大味」になってしまっている可能性もあるだけに、いずれの版が優れているかの判断はそう簡単には付けられない感じがしました。個人的には普段ドイツゲームのスピードに慣れていることもあって、どちらかといわれればスピード感がある新版の方が好きということになるでしょう。旧版は旧版でシンプルで凄く面白いのですが、序盤から中盤の苦労の反面、終盤のあっけなさはちょっとギャップがありすぎという感じがします。もし今後新版の良さ=ゲームバランスを見つけることができれば、恐らくは旧版にこだわって遊び続けるメリットはあまりない気もしました。願わくば長岡ウォーゲームさんが旧版にこだわり続けるのではなく積極的に新版の良さを研究してくれると良いですね(ただそう簡単に結論が出るものでもないと思われますので、そうなると今後も旧版が遊び続けられるのかなぁと想像しています)。『サクセサーズ』は「カードドリブン」を採用した「マルチゲーム」として、間違いなく魅力溢れる作品の1つであるだけに、できるだけ「進化した形」で後世に伝えていきたいものですね。

ということで、この日は「新・旧の『サクセサーズ』を遊べる」という奇跡のような一日でした。お付き合いいただいた皆様、散々足を引っ張り続けましたが(爆)、色々と御指導いただけて嬉しかったです。またいずれのセッションも最後まで楽しめたのは皆様の的確なプレイのおかげです。重ねて感謝の意を表します。また最後に以前から当サークルが企画している「トラ道場」の一環として「ホールデムポーカー」の大会を開催するという計画についても相談させていただくことができ、また非常に前向きなお返事をいただけたのは大きな収穫で、本当に実りある一日でした(実際のところ「ホールデムポーカー」の大会に関してはまだまだ先の話にはなりそうですが、実現の可能性が少しずつですが見えてはきたので、焦らずに計画を進めて行きたいと思います)。(諸々含めまして)今後ともどうぞよろしくお願いいたします。byタカハシ