先日友人のZ氏のお宅に課題図書(という名の様々なマンガw)を借りにいく予定を電話で相談したところ、久々にボードゲームでもしようかという話になったのですが、なんとここでZ氏からゲームの指定があるではありませんか。「先日仲間と『カタンの開拓者』をプレイしようと思ったんだけどイマイチルールが分からなかったからその日はできなかったんだよね。だから教えてもらってもいいかな?」ということです。もちろん『カタンの開拓者』は私の中のマイフェイバリットゲームなので、二つ返事でOKしたのですが問題は面子。3?4人用のゲームなのでどうしてもあと一人は必要です。「う?ん困ったなぁ?」と悩んでいたのですが、ここで救いの手が。NBGC常連のNさんに事情を説明してみると、平日ということにもかかわらず快く参加を承諾してくださいました。ということで、久々の『カタンの開拓者』を楽しむことができました♪
ということで始まった『カタンの開拓者』ですが、今更このゲームに関してあれこれ説明をするのもなんですが、ドイツゲーム史に燦然と輝く金字塔といっても過言ではないこのゲームは、ドイツにおけるボードゲームの質の高さを世界中に知らしめるきっかけとなった作品でもあり、まさにこのゲームが十数年前に日本に入ってきたときは衝撃を受けたものでした。「サイコロを振る」という運の要素、「交渉をする」という駆け引きの要素、「勝利点を目指して島を開拓する」という戦略的な部分。とにかくゲームのありとあらゆる要素が詰まっていて、それでいて絶妙のバランスを保っているという、今でいえばまさに「ネ申ゲー」でした。既に100回以上は遊んだこのゲームですが、10年以上が過ぎても今だに面白さが色褪せないという普遍性は見事という他ありません。一部ではこのゲームを遊ばないでいることは「人生の半分損している」とさえいわれているほどです(ちょっと大げさですね^^;)。かくいう私は今では年に数えるほどしかこの作品をプレイすることができない状況ですが(他にやるゲームが多いので><)、一応「最低でも年に1回はこの作品を遊ぶ」ように心がけています。というのも、この作品は常に「原点回帰」させてくれるので、自分の中でのボードゲームという趣味の楽しさを再確認するのと、ゲームの面白さの要素に対する自分の価値観のズレを修正することができるからです。この日も、(幸運にも!)この作品が初体験だというZ氏に『カタンの開拓者』のルールをインストすることで、「インストのやり方の再確認」にもなりました。「相手にきちんとゲームのシステムを伝えることができたか?」、と同時に「楽しんでもらうことができたか?」というのはゲームサークルを主催する上では重要な意味を持つ「定期点検」です。
さて、実際のセッションですが今回は「3人カタン」ということで、比較的自由度が高く初心者にとってはやりやすかったように思います(「4人カタン」はどうしても難しい場面が多いですからね^^;)。1戦目は序盤からいきなり初期の開拓地を「都市化」してしまった(何故「してしまった」なのかはこの後説明します)Z氏が、以後その周りに「盗賊」を置かれまくってジ・エンド。「発展カード」を効果的に引いた私が「独占」を2回プレイするなどエゲツない戦略で大差での勝利。このゲームに関しては実に多くの戦略が存在するので(日本語の中では娯楽堂さんの書かれた指南書(こちら)がダントツで秀逸です♪)、それを一つ一つ説明したわけではありませんが、1戦目が終了した時点で軽く今回の反省点や戦略を説明したら、「これは面白いゲームだね?。もう1戦お願いしても良い?」というZ氏からの再戦要求がありましたので、すぐに第2戦目に突入することになりました。2戦目は序盤に私以外の2人の占有する「8」の目が爆発してしまい、かなり苦しい展開に。後に判明することですが中盤に差し掛かる時点で既にNさんは9点のリーチ状態だったようでした。しかしながら、そこはやはり経験と豊富な話術(爆)によって少しずつですが劣勢を盛り返していき、Nさんから絶妙のタイミングで「最長交易路」を奪い取ったところでようやく勝機が見えてきました。最後は序盤に全くでなかった「6」の目(今回は私がかなり得をすることになる目)が爆発して逆転勝利!とりあえず苦戦はしましたが何とか連勝記録を伸ばすことができました(あぶないあぶない^^;)。
ということでここで時間になったのでお開きに。この日は『カタンの開拓者』をただ2回プレイしただけといういつもよりはだいぶボリュームの少ないゲーム会でしたが、個人的にはかなり有意義な時間を過ごすことができました。2回とも思うようにいかずに惨敗に近かったZ氏も凄くこの日のゲーム会を満足してくれましたし、またこの作品をかなり気に入ってくれたことが何よりも嬉しかったです♪。また機会があれば是非『カタンの開拓者』を遊びましょう!byタカハシ


ということでここで時間になったのでお開きに。この日は『カタンの開拓者』をただ2回プレイしただけといういつもよりはだいぶボリュームの少ないゲーム会でしたが、個人的にはかなり有意義な時間を過ごすことができました。2回とも思うようにいかずに惨敗に近かったZ氏も凄くこの日のゲーム会を満足してくれましたし、またこの作品をかなり気に入ってくれたことが何よりも嬉しかったです♪。また機会があれば是非『カタンの開拓者』を遊びましょう!byタカハシ