さて、一月遅れの月例会報告です。
なぜ一月遅れたかというと、もともとリポートする気が無かったということと、前回より月例会スタイルをクローズにしたからです。今後NBGCの月例会はクローズ(正確にはセミクローズ)例会になる可能性が高く、様子を見て例会開催数を極端に減らしていくと思います。
では、写真も撮り忘れていたので(というより撮る準備とか考えてませんでした^^;)、つたないリポートですが、よろしくお願いします。
<この日の参加者の皆様>
スギハラ、野田さん
コンコルディア

まずはゲルツの新作からですね。ロンデルシステムではないということで、期待半分不安半分でのセッション。ルールは文量が非常に少なく、その時点で全員かなり好印象です(笑)。
システムは手札のマネジメントを含む「1アクション」のシンプルなもの。ようは「ロンデル」を別の形で表現したようなもので、この辺は作者の個性とも言えるでしょう。『ナヴィゲーター』にも通じた得点決算方法とか、過去の作品との類似性も見受けられます。
内容はヨーロッパを舞台にしたリソースマネジメント。手札が最終的に得点となるので、手札を増やすことが勝利への近道であることは間違いがないのですが、得点効率を上げるには様々なアクションを駆使しなければならず、その辺でゲーム全体の見通しがかなり悪いです。
得点トラック等も存在しないので、1つ1つの手が良い判断だったのか悪い判断だったのかがいまいち分かりません。もちろんゲームの最中には「良い判断」だと信じてプレイするわけですが、最後に蓋を開けてみるまで、他のプレイヤーとの差を認識するのがかなり難しいので、とにかくプレイは「自分なりに全力を尽くす」以外にありません。
私自身こういった作風の作品は好みではないので、その辺にかなりの不満点を覚えましたが、逆に言えば相手との差が見えない分、逆転不可能になった場合などの「脱落感」みたいなものは感じずに最後までプレイできるという面はあるのかも。いずれにせよ、戦略を練るのが自己完結で終わる可能性が高く、作品に対してパッシブなプレイヤーはこの作品を高く評価しないであろうことは容易に想像がつきます。
逆に作品に対する戦術等の研究が好きな、いわゆるアグレッシブなプレイヤーにしてみたら、様々なプレイ方法・戦術が場面場面で考えられるので、リプレイ欲求を掻き立てられる良い作品といえるでしょう。
私自身は上記の不満点以外は、プレイの最中は熱中して遊べましたし、終了後も「次回はこんな感じかな?」と色々頭を刺激される部分が多かったので、好意的にこの作品を見ています。勝負はファーストセッションにしてはかなり白熱。私が1歩抜け出てましたが、前述のとおりなぜ勝っていたのかが全く分からず、満足度は高くなかったです(爆)。
ネイションズ

続いてはすっかりこの作品が気に入ったスギハラ氏からのリクエストでこちらの作品をプレイ。難易度を最高レベルに上げ、ボードは裏面(それぞれの個性が出るB面)を使用。カードはとりあえず前回と同じでプレイしてみました(なんだかバランスが良さそうだったので^^;)。
あらかじめ断っておきますが、このレギュレーションはスギハラ氏自身が提唱したものであり、プレイヤーボードはあくまでもランダムに選んだのですが、なぜか初期に軍事力があるのが私だけという状況に「それは駄目だ!」の横やりが入り、「そんなこと言ってもお前が選んだレギュレーションだろ」の一声でスタート。
難易度がMAXということで、毎ラウンドの収入は極小。なるべく早くに人口を増やす方向で進めたいのですが、なかなか苦労させられます。軍事力で優位に立つ利点を生かし、植民地支配でリソースを増やすと、建物でもなかなかのものをゲットできたので、国家の安定感は一歩先に抜け出す私。
前回知識を疎かにして、肝心のこのゲームの大きな得点源である「時代毎の知識によるVP獲得」を失念していたスギハラ氏は、今回は極端なほどそこを伸ばしていきます。
ただ、戦争やイベントで軍事力不足からVPを削られている両者は、その深刻な状況に気づくのが遅く、常に後手後手のプレイぶり。お互いに相手に仕事を押し付けているようでは先が思いやられます。
結局最後は植民地やワンダーでの加点、人口の適切な建物への配置で基本点を稼いだ私が、前回ほどではありませんが両者を振り切って勝利。難易度MAXでも普通に遊べたので、ゲームバランスも良く仕上がっている事が確認できたのが大きな収穫でした。
リアルト橋

締めは久々のこの作品ですね。以前少し間違ったルールでプレイしていたことが判明したので(それはそれで立派にゲームとしては成立していたのですが)、今回は新ためて正式なルールでプレイすることに。
私以外の両名は久々のプレイに、最初は勘を取り戻すのに苦労していたようですが、すぐに「やっぱ良い作品だねこれ。凄く良いよ」というコメント。ステファン・フェルドはアレア専属みたいな印象がありますが、『倉庫の街』やこの『リアルト橋』のような、他メーカーの秀作が結構多いデザイナーで、今や世界的に見てもトップデザイナーといっても過言ではないのかもしれませんね。
今回は「ソンブレロ(手番順を決めるもの)」を丸無視するプレイを選択する私とスギハラ氏。スギハラ氏の方が上に駒が載ってる分、かなり彼が有利な状況でこの我慢比べをしていたのですが、結局最後までこの状況は変わりませんでした(爆)。
またそれに続いて今回は「毎ラウンドの手札を増やす」というこのゲームの最強の建物と呼ばれるものにあえて手を出さないプレイも目指していた私は、かなり独創的なプレイを選択させられることに。1手1手の選択が本当にシビアで、まさしく「この作品は苦しくも素晴らしい!」という思いが最後まで続くようなきついマネジメントを展開させられました。
おかげで、楽しめました。久々にドイツゲームっておもしれぇ~♪って感じるくらい、自分自身の意思と作品がリンクした手応えを感じました。こういうセッションがあるから、この趣味はやめられないんですよね。勝負ですか?もちろん勝ちましたよ^^
ということで、クローズ月例会はこんな感じでした。
クローズにする意味は、単純に「自分がやりたいゲームだけ遊べる」というものです。
最近プライベートが忙しく、特にゲームをプレイする時間に制限がかかり、今更ながらボードゲームを楽しめる時間がいかに貴重かを痛感してます。今まではお客様をもてなす意味での月例会でしたが、今や県内にもそういうサークル様が増えてきたことで、その役目はどうやらNBGCで負う必要性はそれほど無さそうです。
ですので、次回も恐らく開催日とかは告知しますが、こちらからお声掛けする方以外は、事前に参加の予約が必要になるかもしれません。もうそれは月例会とは言わないのでは?といわれたらそのとおりなのですが(笑)、気軽に参加を申し込んでいただければ幸いです(ただしこちらが選んだゲームを半ば強制的にプレイすることになるとは思いますがw)。
ではでは、次回の月例会でお会いしましょう。byタカハシ
なぜ一月遅れたかというと、もともとリポートする気が無かったということと、前回より月例会スタイルをクローズにしたからです。今後NBGCの月例会はクローズ(正確にはセミクローズ)例会になる可能性が高く、様子を見て例会開催数を極端に減らしていくと思います。
では、写真も撮り忘れていたので(というより撮る準備とか考えてませんでした^^;)、つたないリポートですが、よろしくお願いします。
<この日の参加者の皆様>
スギハラ、野田さん
コンコルディア

まずはゲルツの新作からですね。ロンデルシステムではないということで、期待半分不安半分でのセッション。ルールは文量が非常に少なく、その時点で全員かなり好印象です(笑)。
システムは手札のマネジメントを含む「1アクション」のシンプルなもの。ようは「ロンデル」を別の形で表現したようなもので、この辺は作者の個性とも言えるでしょう。『ナヴィゲーター』にも通じた得点決算方法とか、過去の作品との類似性も見受けられます。
内容はヨーロッパを舞台にしたリソースマネジメント。手札が最終的に得点となるので、手札を増やすことが勝利への近道であることは間違いがないのですが、得点効率を上げるには様々なアクションを駆使しなければならず、その辺でゲーム全体の見通しがかなり悪いです。
得点トラック等も存在しないので、1つ1つの手が良い判断だったのか悪い判断だったのかがいまいち分かりません。もちろんゲームの最中には「良い判断」だと信じてプレイするわけですが、最後に蓋を開けてみるまで、他のプレイヤーとの差を認識するのがかなり難しいので、とにかくプレイは「自分なりに全力を尽くす」以外にありません。
私自身こういった作風の作品は好みではないので、その辺にかなりの不満点を覚えましたが、逆に言えば相手との差が見えない分、逆転不可能になった場合などの「脱落感」みたいなものは感じずに最後までプレイできるという面はあるのかも。いずれにせよ、戦略を練るのが自己完結で終わる可能性が高く、作品に対してパッシブなプレイヤーはこの作品を高く評価しないであろうことは容易に想像がつきます。
逆に作品に対する戦術等の研究が好きな、いわゆるアグレッシブなプレイヤーにしてみたら、様々なプレイ方法・戦術が場面場面で考えられるので、リプレイ欲求を掻き立てられる良い作品といえるでしょう。
私自身は上記の不満点以外は、プレイの最中は熱中して遊べましたし、終了後も「次回はこんな感じかな?」と色々頭を刺激される部分が多かったので、好意的にこの作品を見ています。勝負はファーストセッションにしてはかなり白熱。私が1歩抜け出てましたが、前述のとおりなぜ勝っていたのかが全く分からず、満足度は高くなかったです(爆)。
ネイションズ

続いてはすっかりこの作品が気に入ったスギハラ氏からのリクエストでこちらの作品をプレイ。難易度を最高レベルに上げ、ボードは裏面(それぞれの個性が出るB面)を使用。カードはとりあえず前回と同じでプレイしてみました(なんだかバランスが良さそうだったので^^;)。
あらかじめ断っておきますが、このレギュレーションはスギハラ氏自身が提唱したものであり、プレイヤーボードはあくまでもランダムに選んだのですが、なぜか初期に軍事力があるのが私だけという状況に「それは駄目だ!」の横やりが入り、「そんなこと言ってもお前が選んだレギュレーションだろ」の一声でスタート。
難易度がMAXということで、毎ラウンドの収入は極小。なるべく早くに人口を増やす方向で進めたいのですが、なかなか苦労させられます。軍事力で優位に立つ利点を生かし、植民地支配でリソースを増やすと、建物でもなかなかのものをゲットできたので、国家の安定感は一歩先に抜け出す私。
前回知識を疎かにして、肝心のこのゲームの大きな得点源である「時代毎の知識によるVP獲得」を失念していたスギハラ氏は、今回は極端なほどそこを伸ばしていきます。
ただ、戦争やイベントで軍事力不足からVPを削られている両者は、その深刻な状況に気づくのが遅く、常に後手後手のプレイぶり。お互いに相手に仕事を押し付けているようでは先が思いやられます。
結局最後は植民地やワンダーでの加点、人口の適切な建物への配置で基本点を稼いだ私が、前回ほどではありませんが両者を振り切って勝利。難易度MAXでも普通に遊べたので、ゲームバランスも良く仕上がっている事が確認できたのが大きな収穫でした。
リアルト橋

締めは久々のこの作品ですね。以前少し間違ったルールでプレイしていたことが判明したので(それはそれで立派にゲームとしては成立していたのですが)、今回は新ためて正式なルールでプレイすることに。
私以外の両名は久々のプレイに、最初は勘を取り戻すのに苦労していたようですが、すぐに「やっぱ良い作品だねこれ。凄く良いよ」というコメント。ステファン・フェルドはアレア専属みたいな印象がありますが、『倉庫の街』やこの『リアルト橋』のような、他メーカーの秀作が結構多いデザイナーで、今や世界的に見てもトップデザイナーといっても過言ではないのかもしれませんね。
今回は「ソンブレロ(手番順を決めるもの)」を丸無視するプレイを選択する私とスギハラ氏。スギハラ氏の方が上に駒が載ってる分、かなり彼が有利な状況でこの我慢比べをしていたのですが、結局最後までこの状況は変わりませんでした(爆)。
またそれに続いて今回は「毎ラウンドの手札を増やす」というこのゲームの最強の建物と呼ばれるものにあえて手を出さないプレイも目指していた私は、かなり独創的なプレイを選択させられることに。1手1手の選択が本当にシビアで、まさしく「この作品は苦しくも素晴らしい!」という思いが最後まで続くようなきついマネジメントを展開させられました。
おかげで、楽しめました。久々にドイツゲームっておもしれぇ~♪って感じるくらい、自分自身の意思と作品がリンクした手応えを感じました。こういうセッションがあるから、この趣味はやめられないんですよね。勝負ですか?もちろん勝ちましたよ^^
ということで、クローズ月例会はこんな感じでした。
クローズにする意味は、単純に「自分がやりたいゲームだけ遊べる」というものです。
最近プライベートが忙しく、特にゲームをプレイする時間に制限がかかり、今更ながらボードゲームを楽しめる時間がいかに貴重かを痛感してます。今まではお客様をもてなす意味での月例会でしたが、今や県内にもそういうサークル様が増えてきたことで、その役目はどうやらNBGCで負う必要性はそれほど無さそうです。
ですので、次回も恐らく開催日とかは告知しますが、こちらからお声掛けする方以外は、事前に参加の予約が必要になるかもしれません。もうそれは月例会とは言わないのでは?といわれたらそのとおりなのですが(笑)、気軽に参加を申し込んでいただければ幸いです(ただしこちらが選んだゲームを半ば強制的にプレイすることになるとは思いますがw)。
ではでは、次回の月例会でお会いしましょう。byタカハシ
すっかり更新が遅れましたが、前回の月例会の模様です。
<この日の参加者の皆様>
タカさん、野田さん、はやるさん
最近あちこちで月例会が開催されるようになってきて、ほぼ毎週末はどこかでゲーム会が開催されるようになり、かえってバッティングしないようにお互いに気を使うような状況下では、だんだんとNBGCで月例会を開く必要もなくなってきたかなと。
様子を見てそのうち月例会は長期お休みに入るかもですね。
世界を巡る旅行者(仮題)

最初は某ショップ様よりテストプレイをお願いされていた作品を、メンバーにお願いして遊んでいただきました。
ハンドマネージメントを主軸としたカードゲーム。世界一周旅行をテーマにしながらパズルチックな要素を盛り込んだ作品。捨て札のルールなど一部なかなか面白いシステムもあって、きちんとゲームとして機能していましたが、なかなかそのプレイ感になじめず、やはりパズルチックな部分でどうしてもテンポが悪いのは残念な点でした。
一方うまく手札のコンボが決まった時は周りのプレイヤーも含めて盛り上がります。何度かプレイしないと独特のプレイ感には馴染めないかもしれませんけど、人数回繰り返すのはちょっとプレイ時間が長すぎる感じも。そのルールを厳守するのであれば、3人が限界のような気がしました。
3戦合計
1位:20点=タカハシ 2位:14点=はやる 3位:6点=野田 (敬称略)
ゴーストハンター13:はやるさん持ち込み

TRPG系ボードゲームの傑作『ベトレイヤル丘の上の館』のシステムを流用した、最近流行のいわゆる「シナリオ達成系」の作品。ということでオリジナル感はさほど感じられないけど、プレイ自体は結構楽しめました。
今回は「たまたま」良い感じで探索が進み、ラスボスも結構楽勝でした。程よい感じでゲームバランスがとられていて、ルールもシンプルですし、それなりに楽しめる作品です。個人的にはイラストがどうも趣味に合わないので、こういう「雰囲気も結構大事」な作品にしては、ちょっと残念な感じでした。
プレイヤー側(タカハシ&野田&はやる)勝利
ウォーターディープの支配者

続いては久々に『ウォーターディープの支配者』をプレイすることに。ワーカプレイスメントの安定した面白さを提供してくれる作品としたら、今現在この作品が最上かなと思われる作品。
序盤から点数的には置いていかれるも、徐々に追い上げて逆転。しかし、そうなると最終盤で他のプレイヤーたちからお邪魔クエストを押しつけられて万事休す。
それでも隠しボーナスの得点が大きかったので、何とか逃げ切りに成功。やはりこの作品は面白いデス♪
1位:148点=タカハシ 2位:135点=野田 3位:119点=はやる (敬称略)
ケイオスインザオールドワールド

午後はリクエストもあって、久々に『ケイオスインザオールドワールド』をプレイ。4人揃ったのであればぜひともプレイしたいコチラの作品。今回は一般的に「最弱」と呼ばれている邪神ナーグルを担当することに。
実際にセッションが開始すると、なるほどその弱さが直に理解できます(爆)。周りの神様に生かされている感満載の状況が続くのですが、そのおこぼれ頂戴的なポジションを最大限に利用し、徐々に自分の有利な世界情勢を作り上げていきます。
今回は序盤で比較的有利と言われるコーン&スラーネッシュが躓き、その隙をついてティーンチがのさばる展開でしたが、点数効率の良さはティーンチ<ナーグルでしたので、得点勝負に持ち込めたら勝負になると思ってました。
序盤の遅れを取り戻そうと必死になるコーン&スラーネッシュのいわゆるダイヤル組の追い上げもむなしく、中盤にさしかかると世界はすっかり「汚染状態」に(笑)。各地で立て続けに殲滅が発生し、一気に得点で突き抜けるナーグル。他の邪神たちは早々と決着を迎えた結末にお口あんぐりの状態でした^^;
1位:60点=タカハシ(ナーグル) 2位以下:タカ(コーン)、野田(ティーンチ)、はやる(スラーネッシュ) (敬称略)
リアルト橋

ここではやるさんが帰宅なされたので、締めは新作(といっても昨年の作品ですけど)の『リアルト橋』をプレイすることに。
今回は山札から全く「仮面カード」を引けず(何と0枚!)、その分他のプレイヤーに「仮面カード」が回ったのか、手札選択の面でかなり自由にプレイされてしまい、なかなか勝負に付いていくのが大変でした。
結局「5点ボーナス」を両方ゲットした野田さんが、要所要所でも「仮面カード」の恩恵を見せつけて勝利!ところどころで勝負を賭けた局面も生まれたので、悔しい結果でした。
個人ランキングでも述べましたけど、昨年のフェルド作品の中ではこの作品が抜けて面白いですね(他も十分面白いですけど)。また機会を見つけて遊びたいと思います。
1位:86点=野田 2位:72点=タカハシ 3位:58点=タカ (敬称略)
ということで、この日の月例会はこんな感じでした。
次回は年末。OASE新潟さんと合同で忘年会も兼ねたゲーム会になるのかな?
いずれにせよ皆様の御参加お待ち申し上げます。byタカハシ
<この日の参加者の皆様>
タカさん、野田さん、はやるさん
最近あちこちで月例会が開催されるようになってきて、ほぼ毎週末はどこかでゲーム会が開催されるようになり、かえってバッティングしないようにお互いに気を使うような状況下では、だんだんとNBGCで月例会を開く必要もなくなってきたかなと。
様子を見てそのうち月例会は長期お休みに入るかもですね。
世界を巡る旅行者(仮題)

最初は某ショップ様よりテストプレイをお願いされていた作品を、メンバーにお願いして遊んでいただきました。
ハンドマネージメントを主軸としたカードゲーム。世界一周旅行をテーマにしながらパズルチックな要素を盛り込んだ作品。捨て札のルールなど一部なかなか面白いシステムもあって、きちんとゲームとして機能していましたが、なかなかそのプレイ感になじめず、やはりパズルチックな部分でどうしてもテンポが悪いのは残念な点でした。
一方うまく手札のコンボが決まった時は周りのプレイヤーも含めて盛り上がります。何度かプレイしないと独特のプレイ感には馴染めないかもしれませんけど、人数回繰り返すのはちょっとプレイ時間が長すぎる感じも。そのルールを厳守するのであれば、3人が限界のような気がしました。
3戦合計
1位:20点=タカハシ 2位:14点=はやる 3位:6点=野田 (敬称略)
ゴーストハンター13:はやるさん持ち込み

TRPG系ボードゲームの傑作『ベトレイヤル丘の上の館』のシステムを流用した、最近流行のいわゆる「シナリオ達成系」の作品。ということでオリジナル感はさほど感じられないけど、プレイ自体は結構楽しめました。
今回は「たまたま」良い感じで探索が進み、ラスボスも結構楽勝でした。程よい感じでゲームバランスがとられていて、ルールもシンプルですし、それなりに楽しめる作品です。個人的にはイラストがどうも趣味に合わないので、こういう「雰囲気も結構大事」な作品にしては、ちょっと残念な感じでした。
プレイヤー側(タカハシ&野田&はやる)勝利
ウォーターディープの支配者

続いては久々に『ウォーターディープの支配者』をプレイすることに。ワーカプレイスメントの安定した面白さを提供してくれる作品としたら、今現在この作品が最上かなと思われる作品。
序盤から点数的には置いていかれるも、徐々に追い上げて逆転。しかし、そうなると最終盤で他のプレイヤーたちからお邪魔クエストを押しつけられて万事休す。
それでも隠しボーナスの得点が大きかったので、何とか逃げ切りに成功。やはりこの作品は面白いデス♪
1位:148点=タカハシ 2位:135点=野田 3位:119点=はやる (敬称略)
ケイオスインザオールドワールド

午後はリクエストもあって、久々に『ケイオスインザオールドワールド』をプレイ。4人揃ったのであればぜひともプレイしたいコチラの作品。今回は一般的に「最弱」と呼ばれている邪神ナーグルを担当することに。
実際にセッションが開始すると、なるほどその弱さが直に理解できます(爆)。周りの神様に生かされている感満載の状況が続くのですが、そのおこぼれ頂戴的なポジションを最大限に利用し、徐々に自分の有利な世界情勢を作り上げていきます。
今回は序盤で比較的有利と言われるコーン&スラーネッシュが躓き、その隙をついてティーンチがのさばる展開でしたが、点数効率の良さはティーンチ<ナーグルでしたので、得点勝負に持ち込めたら勝負になると思ってました。
序盤の遅れを取り戻そうと必死になるコーン&スラーネッシュのいわゆるダイヤル組の追い上げもむなしく、中盤にさしかかると世界はすっかり「汚染状態」に(笑)。各地で立て続けに殲滅が発生し、一気に得点で突き抜けるナーグル。他の邪神たちは早々と決着を迎えた結末にお口あんぐりの状態でした^^;
1位:60点=タカハシ(ナーグル) 2位以下:タカ(コーン)、野田(ティーンチ)、はやる(スラーネッシュ) (敬称略)
リアルト橋

ここではやるさんが帰宅なされたので、締めは新作(といっても昨年の作品ですけど)の『リアルト橋』をプレイすることに。
今回は山札から全く「仮面カード」を引けず(何と0枚!)、その分他のプレイヤーに「仮面カード」が回ったのか、手札選択の面でかなり自由にプレイされてしまい、なかなか勝負に付いていくのが大変でした。
結局「5点ボーナス」を両方ゲットした野田さんが、要所要所でも「仮面カード」の恩恵を見せつけて勝利!ところどころで勝負を賭けた局面も生まれたので、悔しい結果でした。
個人ランキングでも述べましたけど、昨年のフェルド作品の中ではこの作品が抜けて面白いですね(他も十分面白いですけど)。また機会を見つけて遊びたいと思います。
1位:86点=野田 2位:72点=タカハシ 3位:58点=タカ (敬称略)
ということで、この日の月例会はこんな感じでした。
次回は年末。OASE新潟さんと合同で忘年会も兼ねたゲーム会になるのかな?
いずれにせよ皆様の御参加お待ち申し上げます。byタカハシ
8月最終日曜日は久々の月例会でした。本来サークルサミットが実質的には63回目の月例という位置付けだったので、いつもの会場を使うのは実に4ヶ月ぶり。いつもどおり常連さん中心で楽しみました。
テーマは3回目の「ファンタジーゲーム」です。良くなんでそのテーマなのですか?と聞かれますけど、実際「ファンタジー」がテーマの作品は結構存在するのですが、プレイタイムが長かったりして意外に遊ばれないパターンが多いのと、その中身の面白さの割には、これまた世に埋もれている作品が多い気がするからです。
最近同じ県下でも多くのサークルさんが活動してくださるようになって、新作などのプレイ機会はそちらで十分確保できつつあるように思えますから、ある意味でウチは少し狭い所を狙う感じでも良いのかなと(笑)。しばらくはNBGCではこのテーマを続けたいと思ってます。
<この日の参加者の皆様>
じゃんさん、野田さん、はやるさん、新人さん(スミマセン正式にお名前伺うの忘れてました^^;HNでも結構ですので今度教えてください)
星の王子様:はやるさん持ち込み

ボザの作品ということで、大まかなルールは知っていたのですが、未プレイスルーしていた作品。人数が揃うまでの時間潰しということで、はやるさんに詳しく教えてもらいながら、2人対戦用の特別ルールでガチンコ勝負!
いわゆるタイル配置ゲームですが、タイルを獲得する次のプレイヤーを指名という少し変わった特徴(味)のある作品であるにもかかわらず、ただ単に交互にタイルを取り合う(押し付けあうw)という対戦ルールなので、その辺はもうグダグダに・・・^^;
最初にイメージしていた感じとは大きく異なるプレイ感でしたが(恐らくは対戦向きではない作品だと思いますw)、それでも十分楽しめたのはコミカルなイラストと、ある意味牧歌的ともいえる柔らかいイメージが、対戦形式作品によくあるガチンコ感やギシギシ感がなく、非常に楽に遊べました。
普段ですとマングローブで裏返されたら苦しいはずなのですが、対戦形式だとそれが頻繁に発生し、セッションの途中では、一瞬上手くはやるさんを追い込んだと思ったのですが、なんと逆に裏返したタイルを得点化するタイルというものが存在していて、それを上手く獲得されてしまい僅差で敗北。今度は正式な多人数ルールで遊んでみたいですね。
勝利:はやる 敗北:タカハシ (敬称略)
キングダム

ここで野田さんがお見えになったので、3人でクニツィア博士の『キングダム』をプレイすることに。少し古い作品なのですが(元々は『市場のお店』という別タイトルのリメイク)、最近何故か日本語版が発売されたので(もともと言語依存は全くないので、単純に復刻の意味合いが強いのでしょうね^^;)、手にされた方も意外におられるのかなと思っていましたが、何気にお二人とも初プレイとのこと。
個人的に3人でのプレイがベストで、博士特有のジレンマが効いた秀作だと思っているのですが、ハイリスクハイリターンの少しプレイ感に癖のある作品なので、ある程度の度胸というか思い切りの良いプレイリングが出来ない方には苦手かもしれません。
実際のセッションは一進一退の攻防の末に、一度はリードされていた私が、最後にハイリスクな賭けに勝って逆転で勝利。これは未プレイだったけどなかなか面白い作品ですねという好意的なコメントもいただいたので、紹介できて何よりです。
1位:162点=タカハシ 2位:148点=はやる 3位:140点=野田 (敬称略)
キングアーサー:はやるさん持ち込み

続いてもクニツィア博士の『キングアーサー』をプレイすることに。少し前のハンドマネジメント&セットコレクション系のカードゲームなのですが、はやるさんが唯一お持ちの博士の作品だそうです。
こちらの作品に関しては、ごく普通の良くある「集め」系の作品なのですが、やはりその辺は博士らしく、カードに書かれた数字にそのセンスを感じる佳作です。ルールもシンプルでわかりやすく、収束性も高い一方、あまりにもシンプルすぎる感じは、もしかしたら少し物足りなさも感じる作品かもしれませんね。
またダブルシンボルの引き等でだいぶ有利不利が出る感じや、戦力カードの色の識別が少し紛らわしいなどの難点はあるにはあるのですが、まぁそこまで完成度の高いものを望まずに、気軽にクニツィアジレンマを楽しむのにはうってつけの作品といえるでしょう。結構考え所もあったりして手が止まることもしばしばあります。
実際のセッションは終始上手くハンドマネージメントしたはやるさんが、抜群の効率の良さで勝利。私は最後の最後でうまく出し抜いたつもりだったのですが、野田さんがはやるさんの最後の得点化を妨害できずに、結果的にはやるさんの勝利をアシストしてしまったような感じになってしまいました。
1位:53点=はやる 2位:51点=タカハシ 3位:40点=野田 (敬称略)
ボトルインプ:はやるさん持ち込み

まだ昼食休憩までは時間があったので、久々に『ボトルインプ』をプレイすることに。このカードゲームの傑作は、最近になってアミーゴサイズの小箱で再販されたのは良いのですが、作品のシンボル的なコンポーネントだった「魔法のボトルコマ」がただのカードに変更になっているのが非常に残念すぎますね。たぶん旧版を知っている人は大部分の人がそういう印象を受けるのではないでしょうか。利便性やコスト面でやむを得ない部分もあるのでしょうけど、そういう「作品にとって大事なコンポーネント」を安易に変更してしまうのは私は反対です。
まぁでも実際にセッションを始めてしまえば、そんなコンポーネント面の不満も吹き飛ばすほどの相変わらずの面白さで、毎回いろんな展開が発生して非常に楽しめました。やはり名作はいつの時代も名作なんだなとあらためて痛感させられました。
1位:109点=タカハシ 2位:97点=はやる 3位:37点=野田 (敬称略)
キャメロットを覆う影

午後はじゃんさんと新人さんがお見えになられたので、これまた久々に『キャメロットを覆う影』をプレイすることに。最近では「協力型ゲーム」といえばすっかり『パンデミック』みたいな感じになってしまいましたが、元祖「協力型ゲーム」といえばこちらが先で、まさに金字塔的なその位置付けは今も不変のままといえます。
特にボードゲームを趣味にしている方の一番の楽しみともいえる「斬新なシステムに出逢った際の驚き」に関しては、今もこの作品に出逢った時の衝撃を忘れられないほど鮮明に覚えてます。円卓の騎士が様々なクエストをクリアしながら、キャメロット城を悪の手から守る。ただしその中にはもしかしたら「裏切り者」が存在しているかもしれない。
今回は5人プレイということで比較的裏切り者率は高かったのですが、結果から言えば裏切り者は存在せず、また初プレイだったプレイヤーたちもそれなりにそつなくプレイをこなして見事勝利!一番面白い「裏切り者が存在するパターン」を味わえなかったのは非常に残念ですけど、単純にクリアするだけでもこの作品は面白いので、導入という意味ではある意味正解だったのかもしれませんね。是非何度も遊んでもらいたい作品ですから、機会があればまた再び円卓の前に集まりましょう♪
勝利:プレイヤー全員
オリンポス:新人さん持ち込み

続いてはイスタリ社の作品としては珍しく未プレイのままだった『オリンポス』をプレイさせていただくことに。デザイナーは『スモールワールド』のキーヤーツ。メカニズムは私の大好物の「拡大再生産&マルチ陣取り」ということで、かなり期待をしながらのインストだったのですが、いかんせん簡易なシステムの割に説明要素が多く、実に30分以上もかかってしまいました。手番のアクションからタイルの説明まで、最後の方は思わず瞼が閉じそうになることも・・・。
また実際にプレイが始まっても、意外にダウンタイムが長かったりして、これはプレイヤーを選ぶ作品かなと強く思いました。最初から最後まで同じような展開が続きますし、大きな盛り上がりとかも特にないので私的には『スモールワールド』の方が好みですけど、マルチ要素は逆にこちらの方が薄目ですので(それでも十分嫌なプレイとかされますけどね^^;)、逆にこちらが好みという方もいるでしょう。
実際は最初から最後までノーマーク気味だった私が、領土的にはいまいちながらも、自分が欲しいタイルだけはガッツリ確保して、最後は思わぬ大差での圧勝でした。う~んでも、なんですかねこのいまいちな感じは。たぶん同じ面子で相当やりこむような感じじゃないと、この作品の真のポテンシャルは出ないのかもしれませんね。まさに「硬すぎるスルメのような作品」というのが私の感想でした。
1位:タカハシ 2位以下:その他(スミマセン集計してませんでした^^;) (敬称略)
ミドルキングダム:はやるさん持ち込み

続いてはレーマンの『ミドルキングダム』ですね。たまたまですけど、今回は「キング~」という作品が多いですな(笑)。ここ数年のカードゲームの中でも相当上位の面白さを誇るこちらの作品。少し古い昔のファミコン風のイラストがちょっと残念なんですけど(爆)、システム的には名作『ハゲタカの餌食』を、ゲーマーズ向けに更に洗練したような見事な仕上がりを見せてまして、単純なバッティング&セットコレクション系の作品ではなく、繰り返しプレイするごとにその戦略性の高さや奥の深さに気づかされる傑作です。
今回は少し農民にルーズなプレイヤーがいたので、農民でガッツリ稼ごうと思っていたのですが、なかなか農民が出てくるタイミングと手札とが噛み合わず、逆に序盤で将軍を荒稼ぎしていたじゃんさんがそのまま逃げ切りで勝利されてました。何気に初プレイでお見事です♪
1位:じゃん 2位以下:その他(これまた集計してませんでした^^;) (敬称略)
モンスターが棲む家:じゃんさん持ち込み

締めは軽くアクションゲームということで、数年前の「子供」年間ゲーム大賞候補の『モンスターが棲む家』をプレイすることに。2人のプレイヤーがペアになって、それぞれが2本のスティックを動かしながら迷路状になったボードの上でモンスターコマを動かし、制限時間内に中央の穴に落とすというこちらの作品。
そのギミックや着眼点は素晴らしいものがある一方、視認性の悪さや、操作性の悪さ(特に箱をボードに利用しているので、そのシステム上グラグラと動きやすい)はいかんともしがたく、この手の作品にしては大人が爆発的に楽しめるような作品ではありませんでした(意外にみんな真面目&慎重になるので、やってることの面白さ、バカバカしさの割には少し地味な展開が続く感じ)。
まぁでもゲーマーズにとってはこういった作品は「出落ちゲーム」とか言われがちですけど(笑)、それなりには楽しめるので、お子さんがいらっしゃるような方であれば手に入れて損は無いかなとも思います。個人的には『魔法のラビリンス』に出逢った時と同じくらいそのギミックに関しては感心しましたけど、諸々の完成度とかは(個人的な思い出とかも込みで)『魔法のラビリンス』には及ばない感じでしたね。
実際のセッションでは両隣のじゃんさん&野田さんとそれぞれペアになって何度かプレイし、それなりに上手く回していたつもりだったのですが、一度じゃんさんとのペアの時に、お互い焦って僅か1枚しか獲得できない会があったりして、結局は対面のはやるさんにわずかに及ばず負けてしまいました><
1位:はやる 2位以下:その他(これも未集計^^;) (敬称略)
ということで、久々の月例会はこんな感じでした。次回は10月後半の予定です。byタカハシ
テーマは3回目の「ファンタジーゲーム」です。良くなんでそのテーマなのですか?と聞かれますけど、実際「ファンタジー」がテーマの作品は結構存在するのですが、プレイタイムが長かったりして意外に遊ばれないパターンが多いのと、その中身の面白さの割には、これまた世に埋もれている作品が多い気がするからです。
最近同じ県下でも多くのサークルさんが活動してくださるようになって、新作などのプレイ機会はそちらで十分確保できつつあるように思えますから、ある意味でウチは少し狭い所を狙う感じでも良いのかなと(笑)。しばらくはNBGCではこのテーマを続けたいと思ってます。
<この日の参加者の皆様>
じゃんさん、野田さん、はやるさん、新人さん(スミマセン正式にお名前伺うの忘れてました^^;HNでも結構ですので今度教えてください)
星の王子様:はやるさん持ち込み

ボザの作品ということで、大まかなルールは知っていたのですが、未プレイスルーしていた作品。人数が揃うまでの時間潰しということで、はやるさんに詳しく教えてもらいながら、2人対戦用の特別ルールでガチンコ勝負!
いわゆるタイル配置ゲームですが、タイルを獲得する次のプレイヤーを指名という少し変わった特徴(味)のある作品であるにもかかわらず、ただ単に交互にタイルを取り合う(押し付けあうw)という対戦ルールなので、その辺はもうグダグダに・・・^^;
最初にイメージしていた感じとは大きく異なるプレイ感でしたが(恐らくは対戦向きではない作品だと思いますw)、それでも十分楽しめたのはコミカルなイラストと、ある意味牧歌的ともいえる柔らかいイメージが、対戦形式作品によくあるガチンコ感やギシギシ感がなく、非常に楽に遊べました。
普段ですとマングローブで裏返されたら苦しいはずなのですが、対戦形式だとそれが頻繁に発生し、セッションの途中では、一瞬上手くはやるさんを追い込んだと思ったのですが、なんと逆に裏返したタイルを得点化するタイルというものが存在していて、それを上手く獲得されてしまい僅差で敗北。今度は正式な多人数ルールで遊んでみたいですね。
勝利:はやる 敗北:タカハシ (敬称略)
キングダム

ここで野田さんがお見えになったので、3人でクニツィア博士の『キングダム』をプレイすることに。少し古い作品なのですが(元々は『市場のお店』という別タイトルのリメイク)、最近何故か日本語版が発売されたので(もともと言語依存は全くないので、単純に復刻の意味合いが強いのでしょうね^^;)、手にされた方も意外におられるのかなと思っていましたが、何気にお二人とも初プレイとのこと。
個人的に3人でのプレイがベストで、博士特有のジレンマが効いた秀作だと思っているのですが、ハイリスクハイリターンの少しプレイ感に癖のある作品なので、ある程度の度胸というか思い切りの良いプレイリングが出来ない方には苦手かもしれません。
実際のセッションは一進一退の攻防の末に、一度はリードされていた私が、最後にハイリスクな賭けに勝って逆転で勝利。これは未プレイだったけどなかなか面白い作品ですねという好意的なコメントもいただいたので、紹介できて何よりです。
1位:162点=タカハシ 2位:148点=はやる 3位:140点=野田 (敬称略)
キングアーサー:はやるさん持ち込み

続いてもクニツィア博士の『キングアーサー』をプレイすることに。少し前のハンドマネジメント&セットコレクション系のカードゲームなのですが、はやるさんが唯一お持ちの博士の作品だそうです。
こちらの作品に関しては、ごく普通の良くある「集め」系の作品なのですが、やはりその辺は博士らしく、カードに書かれた数字にそのセンスを感じる佳作です。ルールもシンプルでわかりやすく、収束性も高い一方、あまりにもシンプルすぎる感じは、もしかしたら少し物足りなさも感じる作品かもしれませんね。
またダブルシンボルの引き等でだいぶ有利不利が出る感じや、戦力カードの色の識別が少し紛らわしいなどの難点はあるにはあるのですが、まぁそこまで完成度の高いものを望まずに、気軽にクニツィアジレンマを楽しむのにはうってつけの作品といえるでしょう。結構考え所もあったりして手が止まることもしばしばあります。
実際のセッションは終始上手くハンドマネージメントしたはやるさんが、抜群の効率の良さで勝利。私は最後の最後でうまく出し抜いたつもりだったのですが、野田さんがはやるさんの最後の得点化を妨害できずに、結果的にはやるさんの勝利をアシストしてしまったような感じになってしまいました。
1位:53点=はやる 2位:51点=タカハシ 3位:40点=野田 (敬称略)
ボトルインプ:はやるさん持ち込み

まだ昼食休憩までは時間があったので、久々に『ボトルインプ』をプレイすることに。このカードゲームの傑作は、最近になってアミーゴサイズの小箱で再販されたのは良いのですが、作品のシンボル的なコンポーネントだった「魔法のボトルコマ」がただのカードに変更になっているのが非常に残念すぎますね。たぶん旧版を知っている人は大部分の人がそういう印象を受けるのではないでしょうか。利便性やコスト面でやむを得ない部分もあるのでしょうけど、そういう「作品にとって大事なコンポーネント」を安易に変更してしまうのは私は反対です。
まぁでも実際にセッションを始めてしまえば、そんなコンポーネント面の不満も吹き飛ばすほどの相変わらずの面白さで、毎回いろんな展開が発生して非常に楽しめました。やはり名作はいつの時代も名作なんだなとあらためて痛感させられました。
1位:109点=タカハシ 2位:97点=はやる 3位:37点=野田 (敬称略)
キャメロットを覆う影

午後はじゃんさんと新人さんがお見えになられたので、これまた久々に『キャメロットを覆う影』をプレイすることに。最近では「協力型ゲーム」といえばすっかり『パンデミック』みたいな感じになってしまいましたが、元祖「協力型ゲーム」といえばこちらが先で、まさに金字塔的なその位置付けは今も不変のままといえます。
特にボードゲームを趣味にしている方の一番の楽しみともいえる「斬新なシステムに出逢った際の驚き」に関しては、今もこの作品に出逢った時の衝撃を忘れられないほど鮮明に覚えてます。円卓の騎士が様々なクエストをクリアしながら、キャメロット城を悪の手から守る。ただしその中にはもしかしたら「裏切り者」が存在しているかもしれない。
今回は5人プレイということで比較的裏切り者率は高かったのですが、結果から言えば裏切り者は存在せず、また初プレイだったプレイヤーたちもそれなりにそつなくプレイをこなして見事勝利!一番面白い「裏切り者が存在するパターン」を味わえなかったのは非常に残念ですけど、単純にクリアするだけでもこの作品は面白いので、導入という意味ではある意味正解だったのかもしれませんね。是非何度も遊んでもらいたい作品ですから、機会があればまた再び円卓の前に集まりましょう♪
勝利:プレイヤー全員
オリンポス:新人さん持ち込み

続いてはイスタリ社の作品としては珍しく未プレイのままだった『オリンポス』をプレイさせていただくことに。デザイナーは『スモールワールド』のキーヤーツ。メカニズムは私の大好物の「拡大再生産&マルチ陣取り」ということで、かなり期待をしながらのインストだったのですが、いかんせん簡易なシステムの割に説明要素が多く、実に30分以上もかかってしまいました。手番のアクションからタイルの説明まで、最後の方は思わず瞼が閉じそうになることも・・・。
また実際にプレイが始まっても、意外にダウンタイムが長かったりして、これはプレイヤーを選ぶ作品かなと強く思いました。最初から最後まで同じような展開が続きますし、大きな盛り上がりとかも特にないので私的には『スモールワールド』の方が好みですけど、マルチ要素は逆にこちらの方が薄目ですので(それでも十分嫌なプレイとかされますけどね^^;)、逆にこちらが好みという方もいるでしょう。
実際は最初から最後までノーマーク気味だった私が、領土的にはいまいちながらも、自分が欲しいタイルだけはガッツリ確保して、最後は思わぬ大差での圧勝でした。う~んでも、なんですかねこのいまいちな感じは。たぶん同じ面子で相当やりこむような感じじゃないと、この作品の真のポテンシャルは出ないのかもしれませんね。まさに「硬すぎるスルメのような作品」というのが私の感想でした。
1位:タカハシ 2位以下:その他(スミマセン集計してませんでした^^;) (敬称略)
ミドルキングダム:はやるさん持ち込み

続いてはレーマンの『ミドルキングダム』ですね。たまたまですけど、今回は「キング~」という作品が多いですな(笑)。ここ数年のカードゲームの中でも相当上位の面白さを誇るこちらの作品。少し古い昔のファミコン風のイラストがちょっと残念なんですけど(爆)、システム的には名作『ハゲタカの餌食』を、ゲーマーズ向けに更に洗練したような見事な仕上がりを見せてまして、単純なバッティング&セットコレクション系の作品ではなく、繰り返しプレイするごとにその戦略性の高さや奥の深さに気づかされる傑作です。
今回は少し農民にルーズなプレイヤーがいたので、農民でガッツリ稼ごうと思っていたのですが、なかなか農民が出てくるタイミングと手札とが噛み合わず、逆に序盤で将軍を荒稼ぎしていたじゃんさんがそのまま逃げ切りで勝利されてました。何気に初プレイでお見事です♪
1位:じゃん 2位以下:その他(これまた集計してませんでした^^;) (敬称略)
モンスターが棲む家:じゃんさん持ち込み

締めは軽くアクションゲームということで、数年前の「子供」年間ゲーム大賞候補の『モンスターが棲む家』をプレイすることに。2人のプレイヤーがペアになって、それぞれが2本のスティックを動かしながら迷路状になったボードの上でモンスターコマを動かし、制限時間内に中央の穴に落とすというこちらの作品。
そのギミックや着眼点は素晴らしいものがある一方、視認性の悪さや、操作性の悪さ(特に箱をボードに利用しているので、そのシステム上グラグラと動きやすい)はいかんともしがたく、この手の作品にしては大人が爆発的に楽しめるような作品ではありませんでした(意外にみんな真面目&慎重になるので、やってることの面白さ、バカバカしさの割には少し地味な展開が続く感じ)。
まぁでもゲーマーズにとってはこういった作品は「出落ちゲーム」とか言われがちですけど(笑)、それなりには楽しめるので、お子さんがいらっしゃるような方であれば手に入れて損は無いかなとも思います。個人的には『魔法のラビリンス』に出逢った時と同じくらいそのギミックに関しては感心しましたけど、諸々の完成度とかは(個人的な思い出とかも込みで)『魔法のラビリンス』には及ばない感じでしたね。
実際のセッションでは両隣のじゃんさん&野田さんとそれぞれペアになって何度かプレイし、それなりに上手く回していたつもりだったのですが、一度じゃんさんとのペアの時に、お互い焦って僅か1枚しか獲得できない会があったりして、結局は対面のはやるさんにわずかに及ばず負けてしまいました><
1位:はやる 2位以下:その他(これも未集計^^;) (敬称略)
ということで、久々の月例会はこんな感じでした。次回は10月後半の予定です。byタカハシ